学園帰還
## 第一節:学園帰還と定期魔導試験の筆記(ツンデレ大翻訳バグ)
神聖国での主神アトラスをも巻き込んだ「下半身コントロール機能付き共同魔改造デバイス(チョーカー型)」の獲得、そしてあの前代未聞のミニスカート大露出事件を経て、俺たちはお次の『定期魔導試験』を片付けるため、一ヶ月の移動を経てガザリア魔導学園の専用宿舎へと帰ってきた。
もちろん、俺の尊厳を薄い本(同人誌)で切り売りしやがったあのバカメイド・よろず先生は、大聖堂から連行され、現在は学園内にある俺の専用宿舎の薄暗い地下室にガッチリと監禁されている。
ガチの漆黒軍服を纏った妹枠のリリィ(戦闘力:30)と、性別のない絶対生物ハイ・スライムの二人による「24時間ホモ描写監視体制」のもと、涙を流しながら普通の男女のピュアな恋愛小説(BL抜き)を書かされるという、作家としての精神的兵糧攻めの真っ最中だ。
よし……。
よろずを無力化し、学園へ戻った今こそ、俺の本業である『定期魔導試験』に全神経を集中させるぞ!
俺――ステラ(中身30歳元自衛官)は、頭に載せたミニ王冠を少し斜めに整え、首の新型チョーカーを弄りながら、特別Sクラスの筆記試験会場のデスクに鎮座していた。
ガザリア魔導学園の前期定期魔導試験・筆記編。
周囲を見渡せば、国家の天才エリート生徒たちが、
青い顔をして「今回の試験問題、過去最高難度らしいぞ……」「解けなければSクラスから叩き落とされる……」と、遺書を書くような悲壮感でガタガタと震えながら解答用紙を睨みつけている。
だが、俺の前に配られた試験問題の束を見た瞬間、俺はベールのない素顔で本気でポカンとしてしまった。
……は? なんだこれ。
どこが世界最高峰の難関魔導学園の試験問題なんだ?
術式の構築パターンも、魔力の流動計算も、ただの『陸上自衛隊の戦術マップ判読テスト』より遥かにシンプルじゃねえか。
自衛隊の作戦立案マニュアル(ミリタリースペック)の思想で最適化すれば、一瞬で全ての数式が導き出せるぞ
そうなのだ。俺は自分自身のスペックを完全に過小評価していた。
混沌神が始祖ママの肉体の一部や魂の断片、そして自分の持つ最高峰の素材を何千年もかけてじっくりと組み合わせ、盛り盛りの規格外仕様に作り上げたこの『ステラ』の身体。
それは、素の状態の脳細胞の回転速度からして、すでに現世の天才魔導師たちを遥かに凌駕する超絶的なスペックを誇っていたのだ。
だが、普段から【戦闘力:100】の混沌神や、【戦闘力:95】の始祖ママ、そして『原初の脳筋魔女』ことエルミナ先生という、世界の最高峰のバケモノたち(親バカ)と一緒に生活していたせいで、俺の「普通」の基準がバグっていただけだった。
カリカリカリカリ……ッ!!
俺はロベルタ傘をデスクの横に立てかけ、自衛隊の戦術最適化ロジックを用いて、超難関とされる古代魔法の数式をマッハの超スピードで解き明かしていった。
他の生徒が1問目に頭を抱えている間に、俺は全50問の解答用紙を完璧な、一ミリの妥協もない模範解答で埋め尽くし、ものの十分で筆記試験を終わらせてしまった。
「――はい、試験官の先生。終わったので提出します(直立不動)」
俺は立ち上がり、教壇の試験官へ解答用紙を差し出そうとした。
……が、その瞬間、首の新型チョーカーが不気味にピンク色に明滅した。
脳内の硬硬派な自衛官のセリフが、喉を通る瞬間に強烈なノイズを帯び、100%「超絶可愛いツンデレヒロイン」へと自動翻訳されて口から飛び出したのだ。
――も、もうっ! こんな子供騙しのクソ問題、私にかかれば朝飯前なんだからねっ……!!
べ、別にアンタたちに良い点数を見せたくて早く解いたんじゃないんだからねっ! でも……でも、どうしてもって言うなら、私の完璧な答案用紙、最初から最後までじっくり見て驚けばいいじゃない、バカぁっ……!!///
(※顔を真っ赤にして上目遣いで答案用紙を教壇にバシッと叩きつける)」
「「「な、何という破壊力(萌え)……!!」」」
教室中のエリート生徒たち、そして試験官の教授までもが、俺の放った破壊力:200オーバーのツンデレ答案提出(顔面安全解放バフ付き)を脳天に直撃され、「ステラ様、なんてツンデレて可愛いんだ……」と、試験中であることすら忘れて一斉に胸を押さえて悶絶した。
その隣の席では、パシリ(執事候補)としての地位を確立した変態王子ルシアンが「あああ! 尊い! 今の答案用紙の叩きつけ方の角度、最高ですぅぅぅっ!」と、試験用紙の上でローリング土下座を決めて鼻血を大噴出させていた。
全科目、文字通りのオール満点。
だが、この俺の圧倒的な無双の裏側で、俺のあずかり知らぬところで、あの過保護すぎる『親バカ同盟』による最悪の裏切り(暴走)が、学園の敷地内で本格化していたのだった。
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## 第二節:学園内公式ショップの暴走と、実物大お人形V3の衝撃
筆記試験の休憩時間。俺は頭のミニ王冠を抑え、ツンデレ翻訳による精神的疲労を癒やすため、専用宿舎の裏庭へ続く学園の購買部エリアへと避難していた。
だが、その学園の中央広場に面した一等地に、見慣れた、これ以上ないほど不穏な長蛇の大行列ができているのを俺のミリタリーセンサーが捉えた。
おい、急げ!
今日の『ステラ様ファンクラブ・学園公式ショップ』の限定販売、もうすぐ締め切りだぞ!
「ガザリア帝国の残党貴族たちも、全財産を積んで並んでるらしいわ!」
「……は?」
俺の脳細胞が恐怖で一瞬にして凍りついた。
ガザリア魔導学園の公式購買部のすぐ隣、本来なら学園の神聖な施設であるはずの場所に、いつの間にか巨大なゴールドの看板が掲げられていたのだ。
【学園公認・ステラ様ファンクラブ・国営公式ショップ学園支部(終身名誉サークル代表:よろず先生、最高出資者:混沌神&始祖魔王)】
よろずは地下室に監禁されて普通の小説を書かされてるはずだろ……!
なんで学園の中に公式ショップがオープンしてやがるんだァァァッ!?
俺が不審者丸出しの姿で人込みをかき分け、その店舗の中へと突入した瞬間、そこに並べられている「最新グッズ」の数々を目にして、今度こそ本気で血管が千切れそうになった。
さあさあ、お集まりの生徒の皆様、そして各国の王族の皆様!
本日の目玉商品は、前回の神聖国大聖堂での『ミニスカート大露出事件』のビジョンを、混沌神様が完璧に3D立体化させ、始祖様の魂を配合した、
最新作【実物大・ハイブリッドステラお人形・バージョン3(ミニスカバズーカ仕様)】にございまーすっ!!
店内で売り子をしているサポートメイドたちの手には、あの黒リボンにまみれた漆黒のゴスロリドレス(ミニスカ仕様)を纏った、俺の素顔と全く同じクオリティを誇る等身大ドールが握られていた。
それだけではない。その人形は、混沌神の悪趣味極まりない神のバグ技術によって、フリフリのミニスカートの裾をめくると
――俺が前回の即売会で偽物扱いされたせいで涙ながらに出さざるを得なかった、あの最大のトップシークレット『人間じゃ拝めないサイズの特大バズーカ(ハイブリッド仕様)』まで、シリコン製で完璧に、かつ前作の数倍の規格外サイズへと盛りに盛られて100%再現されていたのだ。
キャァァァァァッ!!
バージョン3、
ミニスカートをめくった瞬間のアレの存在感が前作と桁違いだわ!
触るとほんのり温かくて、ステラ様のツンデレ翻訳ボイクで『ミニスカートだと物理的に一ミリも隠れないぃぃぃっ!///
って羞恥でのたうち回ってくれる自動ボイス機能まで付いてる! 国家予算を叩いてでも買うわ!!
学園のエリート生徒や女官、さらには他国から来ている大貴族たちまでが、目を血走らせてその「実物大ミニスカバズーカお人形」を奪い合い、札束や高級魔鉱石をレジへと狂ったように叩きつけている。
そして、そのレジの奥では。
「はい、毎度ありー☆」と、今日の衣装である『学園の購買部のおじさん風エプロン』に変身した混沌神が、大量の金貨を数えながらドヤ顔で手を振っていた。
その隣では、始祖ママが今回のミニスカのフリルの再現度、最高ね!
よろず先生が地下室で監禁されながら、涙ながらに書き残したネームの通りだわ!
バージョン4はもっとバズーカの出力を盛りましょう!
と、嬉々としてグッズの売上をアイテムボックスへ吸い込んでいた。
よろずは監禁されて真っ当なラノベを書かされていたが、監禁される直前に、あのミニスカ露出事件のネーム(お仕置きの材料)を混沌神に遺していたのだ。
それを元に、公式(神と魔王)が学園の敷地内で、俺のプライベートを完全に国営国家事業として爆売れさせていた。
終わった……。
俺の社会的尊厳は、この学園の購買部で、完全に粉々に粉砕されて消し炭になったんだ……
俺は自分の人形がミニスカートをめくられて「隠れないぃぃぃっ!///」と可愛い声で叫んでいるのを見つめ、脳のすべてのブレーキが完全に、文字通り音を立ててブチ切れた。
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## 第三節:限界突破のブチギレ、魔人の如きレールガン乱射
――お前ら、いい加減にしろォォォォォッ!!!
俺の魂の底からの絶叫が、学園の中央広場、そして公式ショップの中に響き渡った。
中身30歳のおっさん自衛官、長谷川聡曹長としての堪忍袋の緒が、ついに完全に限界突破して吹き飛んだ。
これまでどれだけハメられようと、薄い本のネタにされようと、ツンデレに自動翻訳されようと、自衛官としての規律と忍耐で耐えてきた。
だが、自分の下半身の最大シークレットをフィギュア(実物大)にされ、ミニスカートをめくられて自動ボイスで喘がせる人形を、自分が今から試験を受ける学園の購買部で爆売れさせるなど、元陸曹長としての尊厳が絶対に、
永久に許さねえ!!
キィィィィィン……ッッッ!!!
俺の全身から、これまでの二年間のすべてのストレスと、吸血鬼の始祖の上位互換たる莫大な魔力が、ドス黒い暗黒のオーラとなって噴き出した。
ベールのない俺の真っ赤な瞳が、激しい怒りで血のように鋭く輝く。
その姿は、可憐な魔法少女などでは断じてなかった。
それは世界の全てを恐怖で支配する、
地獄の底から現れた【完全なる魔人】そのものだった。
ひ、ひぃぃぃっ!?
ステラお姉ちゃんが、ガチの魔人になっちゃったにゃあああっ!!
軍服姿のリリィが、恐怖のあまり猫耳をペタンと寝かせて床に這いつくばり、スライムも液体ボディをガタガタと震わせた。
これより、作戦名『公式ショップ完全焦土化掃討作戦』を執行する
(直立不動・殺気全開)
俺は腰の弾薬ベルトから、魔改造された『自衛隊の9mm実弾薬莢』を掴み取ると、ロベルタ風の黒いフリフリ傘(仕込み銃・鉄塊仕様)の銃身へとガシャリ、ガシャリと音速のスピードで装填していった。
そして、ステータスの【武器補正:中】と【魔法適正:大】、さらには【魔法少女適正:極大】の全魔力を、怒りのままにその傘型銃の中へと過充填した。
――響け!
硝煙のレクイエム! 『
マジカル・ミリタリー・バースト』……☆
(※怒り狂っているのに強制発動するクソ可愛いツンデレ詠唱)」
俺はロベルタ傘のトリガーを、文字通り全力で引き絞り、会場内に向かって【無差別乱射(フルオート連射)】を開始した。
――ズガガガガガガガガァァァァンッッッッ!!!!
閃光。
そして爆音。
放たれたのは、現代の鉛の実弾に、魔人の極大魔力を乗せて音速の数百倍へと加速された『魔改造レールガン』の超巨大な弾幕。
一発一撃が、ハート型のド派手なピンクと漆黒の爆炎を撒き散らしながら、よろず先生のグッズが並べられた長机を、積み上げられた限定パンフレットを、そして何百体と並べられていた『実物大ミニスカバズーカお人形・バージョン3』のすべてを、原型すら残さず一瞬にして粉々に消し炭にしてブチ抜いていった。
ドガガガガガガァァァァンッッッッ!!!!
ひ、ひえぇぇぇぇ……っ!!
購買部が、公式ショップが火の海だァァァッ!!
ステラ様が、あの死神の魔法少女様が、本気でブチ切れて魔人の如く大鎌(傘)を乱射しているぞォォォッ!!
周囲にいたエリート生徒や、他国の王族たちは、あまりの地形が変わるほどの圧倒的な『美しき暴力』と、硝煙の香りを漂わせながら激しく黒傘を乱射するステラの神々しいまでの魔人の姿に、恐怖を通り越して完全に魂を奪われていた。
あああ……なんという神々しさ……!
なんという圧倒的な破壊の美学……!
怒り狂ってミニスカートを翻しながら、レールガンを乱射するステラ様……
尊い、尊すぎる結界だァァァッ!!
最前列にいた変態王子ルシアンが、爆風で衣服がビリビリに破けながらも、目を血走らせて「ステラ様ァァァッ! もっと僕をその硝煙で燻してくださいぃぃぃ!」と、床に五体投地して狂喜乱舞し、
おお……
これぞ、神と魔王の子供の、真の『魔人としての御姿』……!
我らは一生、あの死神の歌姫に跪くのみだ……!
と、周囲の生徒や貴族たちの間で、恐怖と崇拝が完全にブレンドされた、新たなる【過激な崇拝者(ガチ勢ファンクラブ・ガザリア支部)】が、その火の海の中で爆発的に誕生するのだった。
戦闘時間、わずか十秒。
俺がハァハァと息を荒くしながら黒傘の銃身を閉じ、肩に担いだ時には、あれほど大行列ができていた公式ショップは、長机も、人形も、テントもすべてが綺麗さっぱり分子レベルで完全消滅し、
ただの広大な『ピンクと漆黒の爆炎が燃え盛る、焦土と化した更地』へと変貌を遂げていた。
ふぅ……。
状況、終了。
我が社会的尊厳を脅かす害虫駆除、これにて完全完了だな(フンス)」
俺はベールのない素顔を真っ赤に染め、硝煙の香りを漂わせながら、これ以上ないほどスッキリとした表情で胸を張るのだった。
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## 第四節:親バカ&バカメイドへの絶対制裁(絶交宣言)
だが、俺の怒りは、公式ショップを焦土に変えたくらいでは、到底収まるものではなかった。
一番の元凶は、この人形のデータを裏で横流しし、資金を投じて学園内にショップをオープンさせやがった、あの親バカどもと地下室のバカメイドである。
――お前ら三人、今すぐそこへ【正座】しろ(直立不動・ガチの暗黒微笑)
俺は黒傘の先端を、まだパチパチと燃え盛る地面の炭に突き立てながら、
背後で「いやぁ、最高に物騒なステージ(乱射)だったねぇ!」と大爆笑していた混沌神、始祖ママ、そして地下室からリリィたちによって引きずり出されてきた、白目を剥いているよろず先生の三人を、冷徹に指さした。
ひ、ひぃぃぃっ!
ステラお姉ちゃんの目が、ガチの自衛隊の鬼教官にゃ……っ!
混沌神様も始祖様も、早く正座するにゃっ!!
軍服姿のリリィが、戦闘力30の神速の動きで混沌神と始祖ママの膝の裏をガシッと蹴り飛ばし、二人の世界最強スペック(100と95)の親たちを、強制的に地面の上へ直立不動……ではなく、完璧な姿勢での【正座】の体勢へと組み伏せた。
よろず先生も、インク樽の疲労が残る身体で、ガタガタ震えながらその隣に正座させられた。
世界の頂点に君臨する邪神と魔王、そして大手サークル代表が、一人のミニスカ魔法少女(中身おっさん)の前に、大聖堂……ではなく学園の中央広場の焦土の上で、揃って神妙な顔で正座させられている。
周囲の何万人もの生徒たちが、その異常すぎる光景を遠巻きにゴクリと息を呑んで見守っていた。
俺は三人の前に立ち、腕を組んで、これ以上ないほど冷酷な瞳で見下ろした。
チョーカーのバグは、ここでも容赦なく俺のガチの説教をツンデレに自動翻訳する。
――も、もうっ!
パパも、ママも、よろずも……全員まとめて、最低最悪の変態なんだからねっ!!
誰の許可を貰って、私の下半身のバズーカをシリコン人形で再現して、購買部の隣で売り捌いてるのよ、
バカぁっ!!
特にパパとママ!!
アンタたちがそんなに私のプライベートをオカズにして面白がるなら……
私、もう決めたんだからねっ!!
俺はフンスと胸を張り、混沌神と始祖ママに向かって、冷たく言い放った。
――私、もう二度と、
パパとママの二人とは【口を利かない(話さない)】からねッッ!!!
永久に、永久に絶交なんだからァァァァッ!!!
どんなに謝られても、美味しいご飯(割烹着仕様)作ってくれても、絶対に許してあげないんだからね、バーカっ!!///
(※顔を真っ赤にして涙目で上目遣いでプイッと横を向く)
「「――ッッッッ(ヤンデレ親バカ同盟、精神の完全なる消滅・魂の瓦解)!!!???」」
俺の放った、これ以上ないほど致命的な、破壊力:500オーバーの「おかん二人へのガチのツンデレ絶交宣言」を脳天に直撃された混沌神と始祖ママは。
す、ステラちゃんが……僕と口を利かない……?
永久に絶交……?
ああ、あああああ!
嫌だ!
嫌だよぉぉぉ! ステラちゃんに無視されるくらいなら、世界の概念ごと僕の魂を今すぐ消し消ししてぇぇぇぇ(大号泣)!!
王子様姿の混沌神が、これまでにないほど本気で顔を真っ赤にして涙と鼻水をダラダラと流し、大聖堂……ではなく学園の焦土の上でのたうち回ってワンワンと大号泣し始めた。
あの絶対の神が、娘の絶交宣言一発で完全なる幼児退行を起こしていた。
ステラァァァッ!!
ママが悪かったわ!
ごめんなさい、ごめんなさいステラちゃん!
貴方に無視されたら、ママ、悲しさのあまり今すぐ魔王領ごと自分をミンチにして死んじゃうわぁぁぁ(号泣)!!
始祖ママも、プライドの全てをかなぐり捨てて地面に額を擦り付け、狂ったように涙を流して親権の剥奪(絶交)に絶望し、ガタガタと震えて泣きじゃくっていた。
二人の世界最強の親たち、ステラの一言で精神的に完璧に、跡形もなく完全粉砕(破壊)されていた。
俺はその二人の親バカの大号泣を冷酷にスルーし、最後に、隣でガタガタ震えているよろず先生に向き直った。
――そして、よろず。お前には、今回の人形のネームを横流しした追加のペナルティとして、さっき命じたラブロマンス小説に加えて、さらに【BL要素を一切排除した、一般向けの真っ当な少女漫画(国営同人誌)を、さらに追加で3冊、一から完璧に製作すること】を命じる(直立不動)
ひゃいぃぃぃっ!?
つい、追加で3冊も、ホモ抜きの真っ当な一般文芸を……っ!?
(二度目の精神的死亡)
よろず先生の魂が、再び口からエメラルドグリーンの煙となって天に召された。
リリィ、スライム。よろずを地下室に戻し、ホモを一文字でも書いたらインク樽を持たせてスクワットをさせろ。
真っ当な恋愛でキュンキュンするまで、何百回でも最初から全て書き直させろ
了解にゃっ!
ボクの規律のホイッスルで、よろず先生の脳内からBLの概念を完全に中抜きして、ただの真っ当な作家へと調教するにゃ!
ボクも、よろず先生が邪神×ステラの妄想をした瞬間に、触手で頭をトントンして記憶を中抜きしちゃうよ!
素晴らしい働きだ、二人とも。
……よし、それじゃあ俺は宿舎に戻って、明日からの実技試験のシミュレーションの続きをやるぞ(フンス)
俺は、床でのたうち回って大号泣している混沌神と始祖ママ、そして軍服メイドたちに引きずられていく再起不能のよろず先生の惨状を背に、黒傘をパッと肩に担いで、ベールのない素顔を最高に上機嫌に輝かせながら、専用宿舎へとトボトボと歩いて引き返すのだった。
主従関係の上下を完璧に叩き直し、親たちの暴走を「絶交宣言」という最強の兵器で完全支配(封印)した俺。
世界のトップたちを完全に平伏させ、新たな崇拝者を獲得した中身おっさんの吸血鬼魔法少女(ロベルタ仕様)の、あまりにも賑やかでカオスな魔導学園留学編は、いよいよ次章から、本当の『実技試験本編』の戦場へと進軍を開始するのだった!




