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不幸少女は、二度目の人生で勇者を救いたい  作者: 梅道
第2部 亡き王女との約束 第1章 恋愛
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恋の進展

王の執務室。

王は書類に目を通していたが、廊下からドタドタと走る音が近づいてきた。

次の瞬間、扉が勢いよく開き、ジミーが汗だくで飛び込んできた。


王「ジミー、どうした?そんな顔をして」


ジミーは肩で息をしながら叫んだ。

ジミー「陛下!! 重大な報告が!!」


王は眉を上げる。

王「サクナとアイカ殿の恋の進展があったのか?」


ジミー「はい!! そうです!! 勇者と姫が……ついに……!!」


王「ついに?」


ジミーは胸を張り、なぜか誇らしげに叫んだ。

ジミー「結婚するらしいです!!」


王「は?」


ジミー「国中で噂になっております!! 勇者と姫が愛し合っていると!! もう止められません!!」


王「誰がそんな噂を流した?」


ジミー「私です!!」


王「お前か!!」


王は机を叩き、頭を抱えた。 しかし次の瞬間、顔を上げて叫んだ。

王「……よし!! 結婚式の準備を始めるぞ!!」


ジミーは感動して震えた。

ジミー「陛下!! さすがです!! 決断が早い!!」


王「勇者と姫の結婚式……国を挙げて祝うぞ!!」


ジミー「はい!!」


王「ところで、勇者とサクナはそのことを知っているのか?」


ジミー「知りません!!」


王「知らないのか!!」


ジミー「でも、勢いでなんとかしましょう!!」


その頃、勇者パーティーの部屋。

突然、扉が勢いよく開き、大量のメイドと兵士が雪崩のように押し寄せた。


「勇者と姫が結婚おめでとうございますーーー!!」

「おめでとですーーー!!」

「国の未来は安泰ですなーー!!」


アイカ「……ん?」

アイカは“理解が追いついていない顔”で固まった。


ナギ「……ん?」

ナギは胸を押さえ、心臓が嫌な音を立てたような顔。


サクナ「……え?」

サクナは頬が一瞬で真っ赤になり、頭が真っ白になった。


バイオレット「……誰の話だ?」

バイオレットは冷静に状況を分析しようとしている。


マイマイ「え?え?え?」

語彙力が消滅した。


獣人の子どもたち「ニャァァァァァ!!」

アイカは慌てて窓を開けた。

城下町の人々が巨大な横断幕を掲げていた。


『勇者アイカ × サクナ姫 結婚おめでとう!!』


アイカ「いやいやいやいやいやいやいや!!」

アイカは頭を抱え、人生最大の誤解に巻き込まれた顔。


サクナは顔を真っ赤にして震えた。

サクナ「え……え……え…… アイカ……これは……?」


ナギは胸を押さえて倒れかけた。

ナギ「アイカくん…… 結婚……? 結婚……?」

心が砕ける音が聞こえたような顔。


バイオレット「おい、誰がこんなことを」


マイマイ「アイカさん……おめでとうございます……?」

アイカ「違う!! 違う!! 違う!!」


猫獣人の少女「ニャーーーー!!」


そこへジミーが登場した。

満面の笑みで、まるで英雄のように胸を張っている。

ジミー「みなさん!! 結婚式の準備が整いました!!」


アイカ「お前か!!」


ジミー「はい。そんなに褒めないでください。勇者様。」

ジミーは褒められると思っている顔。


サクナ「ジミー……これは……?」


怒りと恥ずかしさで爆発寸前の顔。


ジミー「姫!! 勇者と結婚するんですよね!! 国中が祝ってます!! もう後戻りできません!!」


ナギ「アイカくん……浮気……?」

涙がこぼれそうな顔。


アイカ「違うって!!」


ジミー「さぁ!! 式場へ向かいましょう!!」


アイカ「行かねぇよ!!」


ジミー「じゃあ強制連行です!!」


アイカ「やめろ!!」


サクナはアイカの手をぎゅっと握った。

サクナ「逃げるよ、アイカ!!」


サクナはこの状況でもアイカと手をつなぐことのややこしさを理解していない。


アイカ「おい、ややこしくするなぁ!!」

二人は部屋から飛び出した。


ジミー「恋のランデブーだ!! 捕まえろーー!!」


兵士たち「ははぁ!!」


ナギ「浮気だ!!」

心がぐちゃぐちゃになっている顔。


マイマイ「落ち着いて、ナギさん!!」


バイオレットは頭をかきながら言った。

バイオレット「よくわからんけど…… いつでもこの国を出ていけるように準備するか」

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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