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DROP OUT~四国四天王決戦~  作者: いでっち51号
~四国四天王決戦~
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第10話「怪しい野郎は疑っていいんだ」



 翌日、神泉組局長の千速がいかにもアンドロイドというアンドロイドの男子を引き連れてDROPOUTにやってきた――



「いつものコーヒーで頼む。萌香ちゃんはいないのな?」

「地元に帰省したよい。挨拶で銀山も向かわせたよい。横の玩具はなんだい?」

「コレね、アタシがつくった全知万能の完全イケメン男子。カイトクンだ」

「はい?」



 千速の横にいるのは金髪のシュッとした男子。だが、パッと見ただけでそれが人間でないマネキンの類であることが分かる。



「なんかどこかでみたことがあるような気がするよい」

「そうだろう? この店に海斗君っていう素敵なコが働いていただろう?」

「いや、いなかったよい。でも、ソイツが何だって言うんだい?」

「このコをつくっているうちにこのコにも自我が生まれて。この店で働きたいと言うようになったんだ」

「ボク、コノミセデ働キタイデス」

「いらねぇよい」

「エッ。ショックダヨイ」

「うるせぇよい! ウチは5人いるから大丈夫だい! 大体アンタ、萌香のことが好きで仕方ない同性愛者じゃなかったのかい?」

「あれはお芝居だよ! アタシはノーマルラヴの健全なレディ! 海斗君のことが忘れられなくて遂に彼を再現することに成功したの!」

「ただのサイコパスだい! コーヒーは焚いてやるから、飲んで帰れよい!」

「ボクモ飲ミタイデス」

「小僧、飲みたいなら後で金をだすよい!」

「そんな乱暴なことを言わないでぇ~! お金ならちゃんとでるから~!」



 千速がカイトクンの背中をポンと叩くと口からビーッとお札がでる。



「気持ち悪いよい! 持って帰れぃ!」



 少し離れた席にCEAの小泉が座っていた。山盛りのメニューが彼の前に届く。



「うはぁ~今日も今日とて美味しそう~いただきますぅ」

「どうぞ」



 賢太郎はスマイルをみせて応じる。



 このサイズのメニューは小泉用のオーダーとなっている。



 今日も今日とて飯にむしゃぶりつく小泉はさらっと賢太郎に打ち明ける。



「そういえば、伊達さん。目の前に店がたったでしょう? 今日の夕方から開店するのだけど、この店で僕も働くことになりまして」

「あぁ。『コンテニュー』って店ですね。今度休みの日にでも行ってみますよ」

「本当ですか!! 嬉しいなぁ!! いやぁ店長も僕もお客さんが来るのか本当心配で。心配で」

「こういうのは持ちつ持たれつでしょう? 競争も時としてはあるかもしれないけど、僕たちは僕たちでコンテニューさんから学ぶこともあるかもしれないし」

「伊達さんは本当にいい人ですね。この店も伊達さんがいるから繁盛したのかも」

「小泉さん、僕は人間じゃないんですよ」

「えっ?」

「ううん、何でもない。次のお客様を待たせているからこれで」



 結局閉店したのちにカイトクンは無理やり店に放置された。



「あれ? それは千速さんが連れてきた?」

「ああ、マネキンだい。なんとか停止するボタンをみつけて黙ってくれたよい」

「へぇ~面白いなぁ。今度千速さんのお花屋さんに御礼を持っていかないとね」

「コイツを持っていってくれぃ。こんな荷物はいらないよい」

「え? 便利そうじゃないですか?」

「なんだろうなぁ。コイツがここにあると嫌な予感がするんだい。賢太郎、店長命令ってことで言う事をきいてくれぃ」

「まぁ千速さんのお店にはよく行っていますし。店長命令ならね」

「何でアイツの店によくいくのだい?」

「えっ?」

「アイツのことが好きなのかい?」

「いやぁそれは言えないなぁ。踏みこまないでくださいよぉ。コイツを持っていってあげるから」

「なんか気持ち悪い返答だい。まっ、いっか。頼むぞぃ。賢太郎」

「そういえば衿朱さんって今日は休みでしたっけ?」

「いや、違ったが体調が悪いって言っていたよい。明日は来ると思うよい」

「あんな元気な衿朱さんが体調悪いなんてなぁ。ウェルガリアのやりすぎじゃあないかなぁ」



 そのまま賢太郎は店をでる。コンビニに行く用があったのだが、向かいであるコンテニューをみると『準備中』のカードが掛かっていた。



「あれ? 今晩開店じゃなかったのか?」



 でも、気にすることなく彼はコンビニに向かう。



 コンテニュー店内では思わぬ事態が発生していた。



「ぐっ……こんな怪物が神泉組に……」



 五十嵐と小泉は倒されていた。



「命までは奪わないでやる。だけど、アンタたちが雇っている『牧野』って女のことは洗いざらい話して貰おうか」



 店内には魔法の赤い糸が張り巡らされていた。



 殺さないとは言ったが、歯向かえば重傷以上は免れないだろう。



 五十嵐は重い口を開ける――




賢太郎が小泉に語ったことってダテケンの哲学であり僕の哲学でもあると言う。


チョットしたシーンですけども。


そして五十嵐たちを強襲した魔女は敢えて誰か書いてないですが、誰かわかるよね(笑)


四国は四国で動きがありますが、広島は広島で動きがありましたの巻でした。次号(#^.^#)n9ドーン!!!

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― 新着の感想 ―
 コンテニュー内は荒れてますね。  海斗の人形を模したカイトクンがどう絡むか楽しみです。
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