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もう魔王やめます。  作者: まさきえき
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第1章:無職からの盗賊へ01

今回は説明回ですね、



奥の席に連れていかれて向かい合わせて座る。挑発的な視線を俺に向けてくるが俺は胸の谷間に目が行きそうなのを我慢するのが精いっぱいだ。


「ふん、ちらちら胸見てんじゃないよ!」


ジョッキを飲み干しながら声を荒らげる。


「ったく!これだから童貞は!」


「どどどど、童貞ちゃうわ!」


「その反応が童貞だっつってんの!・・・はぁこんなの拾ってどうするんだか。」


「っていうか、俺の事騙したんだろ?」


「はぁ?騙す?あんたなんかを?何のために?」


「いや・・・何のためにって・・・パーティメンバーにほしいとか?」


 心底呆れたような顔をしながらため息混じりに答える。ため息つくたびに胸も揺れている。うん、飽きないな。


「自分より遥かに弱い素人なんかいらないよ!邪魔なだけ!」


「じゃぁ、なんで・・・?」


「困ってたんなら、お互いさまって思えないの?」


「は?」


「あぁ、もういいわ。騙されたんならそう思っときなさい。とりあえず、パーティ申請送ってるから。隠したい情報があるなら隠しときな。」


「パーティ申請?」


「・・・はぁ、ステータスに申請届いてるから。そこにある申請を許可したらいい。」


「隠したい情報って?」


「特技とか相手にばれたら困るようなのはある程度隠せるようになってるから、それを使ってみて。パーティっても一時的なものもあるし、仲間でも知られたくない情報ってのがあるでしょう?」


「なるほど。」


名前:ロッカク

性別:男

Lv:42

職業:盗賊

HP:1800

MP:3000(※※※※)

スキル:鑑定LvMAX リスニングLvMAX 隠蔽Lv7 長斧Lv3 水魔法Lv6 土魔法Lv7 暗黒魔法Lv5 光魔法Lv7 雷魔法Lv1

痛み耐性(物理)Lv5 痛み耐性(精神)Lv2 不屈Lv5 魔力変換Lv3 自己再生Lv2 怪力Lv5 

称号:ぼっち魔王 角なし魔王 憤怒の魔王 職なし魔王


 あれ?いつの間にか痛み耐性の精神っての覚えてる。ギルドから拒否られ町でも嫌わているのを自覚したからかな。これがなければ心が折れていたのかも・・・。うん、目から水が出そうだ。称号も職なし魔王って、ニートじゃん。もう盗賊になったんだから変わってくれればいいのに。


 で、これを見せないようにできるのか。その前にシェーラがどんなステータスか確認しないとな。そういや今まで鑑定っていう便利スキルを使いこなしてなかった・・・キルトに言われた情報収集を疎かにしてたんだな。出来ることもしてなかったっていうのは責められるべきことだ。反省しないと。


名前:シェーラ(シエスタ・レ・カストル)

性別:女

年齢:28

職業:盗賊 潜伏者

Lv:18

HP:140

MP:100

スキル:諜報Lv2 詐称Lv2 隠密Lv2 索敵Lv2 投石Lv1 体術Lv3 短剣Lv2 火魔法Lv2 風魔法Lv2

称号:お人好し 不幸招来


 んー・・・スキルの詐称・火魔法・風魔法と称号が暗くなってる。これは見えないようにされてるってことか?それにしてもHPとMPって人族はこんなもんなのか?すぐに死んじゃいそうなんだけど。俺が投げられてもダメージを負わなかったのもスペック差ってことか。腐っても魔王なんだね、腐ってないけど。にしても潜伏者ね、訳ありなんだろうか。これも暗くなってるから聞かないほうがいいんだろうな。

称号のお人好しってのと不幸招来か。声をかけてくれたのは本当にお人好しだからかもな。不幸招来はそのまんま周りってかパーティを不幸に巻き込むってことなんだろうな。一緒のパーティからしたら確かに迷惑だ。ともかく俺のスペックもどうにかしないとな。


名前:ロッカク

性別:男

Lv:5

HP:100

MP:80

スキル;闇魔法Lv2 水魔法Lv2 土魔法Lv2 雷魔法Lv1 長斧Lv1 怪力Lv1


 と、こんなところでいいかな?魔法は表示されてないのを使うと不審に思われるだろうからレベルだけ落としとこう。耐性系のスキルもシェーラにはほとんどなかったから隠すか鑑定とリスニングに隠蔽も面倒だから秘密ってことで。一応武術系も入れておくかな。これで大丈夫かな。レベルも落としてるし、いいだろ。


「パーティ申請は受けておけばいいのか。」


「そうそう。さて、素人くんの実力はと・・・!?」


 驚いた顔でステータスに釘付けになっている。前のめりに見入ってるけど、そうするとテーブルに胸が乗って・・・これは・・・イイ!


「あんた、本当にレベル5なの?まだ若いし、属性も4つ。闇は使えないとしても3つも使えるし・・・怪力スキルも?前衛もいけるってこと?」


 これは掘り出し物かも・・・って、ぶつぶつ言ってるの聞こえてますけど。もしかしてレベル5じゃこのくらいの魔法って使えないのか?いくらなんでも4属性は欲張りすぎたか。くそ、今から変更したんじゃ怪しすぎるな。押し通すしかないか。


「あーもともと魔法の才能があったみたいなんで。」


「あぁ、そうなの。でも意外ね、レベル2の魔法も使えるなんて・・・黒髪じゃなかったらエリート街道まっしぐらね。」


 そんなに?人族の魔法って大したことない??いや、決めつけるのは早いな。情報収集の大事さはさっき教えてもらったばっかりだ。鵜呑みには出来ないな。


「俄然やる気になってきた!じゃ、早速盗賊のことを教えてあげようじゃないの。」







 ブルルルルルッ


俺の隣で馬が興味なさそうにこっちを見てる。まぁ、柵もあるし気にしても仕方ないか。ただ臭いだけだ、そう臭い。


 盗賊職のことを聞いたあと、寝床がないって話になったらギルドから離れた馬小屋を紹介された。なんでも金のない初心者はたいてい馬小屋で寝泊まりするらしい。明日早速シェーラが迎えに来てくれるそうだ。さすが‘お人好し‘だ。


 ギルドでの説明を頭の中で反芻する。


盗賊:斥候や諜報、情報収集に秀でた職業。ダンジョンにおいて罠の解除にも力を発揮する。素早さを生かした攻撃が得意。手先の器用なものは罠を作ったりすることも可能。ただし、職業の特性から犯罪者が多いことも特徴。現状ではなり手の少ない職業、つまり不人気であり避けられる職業といえる。


盗賊ギルド:基本的にクエストの斡旋・受付・素材の買い取りを行う。他のギルドと大差ないが、他の業務として職業相談や転職の相談にも応じている。これは技術不足や他の職業への流出を防ぐ一環として行われている。また非合法の仕事を受けているという噂が尽きない。真偽は定かではない。


クラス:冒険者としてのランクを表す。熟練・高い功績・貢献により上がる。上位のクラスになればなるほど人数は少ない。当ギルドではBクラスが最高位となる。ちなみに最初は皆、Fランクの見習いからだ。シェーラはDランクだそうだ。一緒にパーティを組めばパーティの冒険者の最高ランクでの依頼まで受けることが可能ということだ。高ランクの冒険者と初心者の冒険者が一緒に組むのは寄生と言われあんまり良くないことだということだ。


とまぁ、色んなことが頭をめぐる。でもようやく無職とはおさらばだ。明日からは金が稼げる、そうなれば馬小屋ともおさらば。出来ればいいなぁ。ふぁぁ・・眠くなってきた・・シェーラ、おっぱいデカかったな・・・・・・・・。




というわけで、説明は終わりです。ブックマークを期待していますです、はい。

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