人間、楽を覚えたら怠けてまうよ?
(勇司達を守るぷよ!!)
次々とスライム達が集まり、ドルガーの攻撃を体を張って俺達を守ってくれた。
「もちぷよ!!助かった!」
後で食べ物をやろう。ドルガーは魔物が人を守るのを見て、少し距離を取った。
「確かに独りじゃ、何も出来へんし力を求めるのは解るわ。楽やもんな、考えへんで済むし。けど暴力で解決した所で結局は他の暴力で潰されるだけやろ。相手を恐怖で従わして何になんねん。アンタは介福士として無力で孤独で思考すら諦めたただの負け犬やんけ!」
ドルガーが顔をしかめ、棒を握る手に力が入る。
「ジョブに向き不向きはあるやろうけど個人的に介福士は頼ったらアカン理由なんてないやろ。みんなそれぞれできる事をして地域に貢献すんのも介福士の仕事ちゃうん?せやから俺は今助けられてここに立ってる。」
スキルを使える物全て駆使し、説得する。
「……それがお前のやり方か。」
何かを吐き出すように呟く。表情は少し硬さが取れたか?
「だが、今更もう後には退けん!!」
棒を回転させ、何やら魔法陣らしきものが浮かび上がる。
どっかで見たような構造ーー海ストーリーの棒がクルクル回って絵柄出るやつやん!
「我は其の御力を彼の者示さん。劫火に包まれ、己の矮小さを噛み締めながら逝け!」
魔法陣全体から炎が噴き出す。
「もちぷよ!俺に液でビッショビショにしてくれ!」
もちぷよに消化液をぶっかけてもらい、突撃する。ドルガーにはおそらく魔法陣と炎で前が見えていないと踏んだ。
俺はそのまま体当たりをして共に倒れた。棒は手から離れ、カランと音を立てて転がっていた。
「チャンスや。」
受け身を取ろうと俯せに倒れたドルガーの両腕を背中に持ってきて脚を使い、抑え込む。
ケビンにロープを持ってきてもらい、手首を縛って無力化に成功した。




