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颯爽とピンチに現れる老獪な人ほど格好いい

「やれやれ、未来ある若者をあまりいたぶるんじゃないよ。」

 その声は!ガルドのお手伝いの婆ちゃん!?

「ちょっ、婆ちゃん危ないって!ってか何でそんな機敏に動けんねん!」

 ハァハァ言いながらも何とか追いつく。

「久しぶりだな!リーブ婆ぁっ!そろそろ身体のあちこちガタに来てるだろう?楽にしてるやるぞ。」

「まだまだ、これからだよ。私にはまだやるべき事が残ってるようなんでね。」

包丁を構えながら隙を窺っていた。ドルガーもメイスを構える。

 え?2人は何か因縁でもあんの?ってか婆ちゃん名前リーブなんや。普段から名前で呼ばないと忘れてまうな。いや、それは今どうでもええ。

「ふん、老いても先代勇者としてのプライドか?そろそろ満足して逝ったらどうだっ!」

天王寺達から奪った金袋からコインを婆ちゃんめがけぶちまける!だが婆ちゃんは次々と身体に当たりそうなコインを包丁で弾いていた。

いや!勿体ない〜!!拾いたいがそんな隙あらへん。

「ここはいいから、天王寺さん達を頼みますよ。」

婆ちゃん。こんな時でもニコッと微笑むんか。可愛らしいけどそんな余裕あるとかもう婆ちゃん1人でええんでは?


 俺はそんな事を思いつつも天王寺達へ近寄り、阿倍野さんにケアタッチを行い応急処置をした。

「あんま役に立たんスキルかも知れんけど、これで少し痛み柔らぐやろ。」

「……はい、ありがとうございます。これなら……範囲回復(サークルヒール)!」

柔らかく煌めく光が天王寺達を包む。


リーブ婆ちゃんとドルガーは激しい攻防が続いていた。

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