ファイトイッアウッ!
「今度こそ斃させて頂きますよ!」
天王寺が剣振り被り、空を斬る。斬撃の衝撃波がドルガーに向かって行く。
「しゃらくさい。お前らに構っている暇はないのだよ。」
ドルガーはココポを巧みに操り交わしこちらに向かってくる。
嫌な予感がして、俺も村の入り口へと向かった。
「またPTSDと遊んでろ。心神抉り。」
「させません。精神活潑。」
ドルガーが何やら唱えたすぐに阿倍野も何やら唱えた。
お互いの魔法が干渉しあい、空間が歪んだようにねじ曲がったがすぐに元に戻る。
「やりましたわ。天王寺さん。」
「あぁ、任せろ!」
天王寺が今度は横一線にドルガーに向かって放つ。だが、ドルガーはお構いなしに天王寺達に突っ込んだ。
ココポだけ地に横たわっている。
「所詮、児戯に等しい剣技だ。金銭的虐待」
ドルガーは3人の横を通り抜け、振り返り、天王寺達が持っていたであろう金袋を持っていた。
「いや、それただのスリやなかいかい!!」
途中から見ていた俺は思わずツッコむ。しかしドルガーはお構いなしにスキルを発動していた。
「さっさと終わらせるぞ。性的虐待!身体的虐待!精神的虐待!ネグレクト!」
何か天王寺達に囁き、直ぐにボディーブローや蹴りをかまし、大声で
「あれれ〜?非戦闘ジョブの儂に負けるとかダッサ〜。クソ雑魚共、今どんな気持ち?ねぇ、どんな気持ち〜?
あっ、答えられないほど効いちゃったかぁ〜。ザマァ!」
「それメスガキ構文やんけ!ええ年したおっさんが使うなぁ!!」
メッチャ気持ち悪いわ!ってそんな場合じゃねえ!何とか天王寺達を助けんと!!
俺が駆け出すと同時に一陣の風が俺を追い越して行った。




