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避難民の中にドワーフはいませんか?

 出来上がったマットとブルーシートを運ぶのを天王寺と野田に頼み、ゴブリン達に簡易の家と簡易のベッドを土魔法で作ってもらった。

「ヘトヘトやろうにごめんな、ありがとやで。今度、ご飯奢るわ〜。」

 ボコとバタは疲れた顔をしながらも笑みをこぼした。おじいに言うて少し謝礼出してもらうか。

 村の女性達は、炊き出しや阿倍野の指示で治療の手伝いを行い、中には避難民である人達の姿もあった。あんな子どもまで無理に手伝おうせんでもええのになぁ。けど何かせんと不安なんやろなぁ。

 何とかしてあげたいが声をかけれずにいたが、よくよく子どもを見ると違和感があった。

 身長は小学校低学年くらいのぽっちゃり女子?だったがヒゲが生えていた。しかも胸辺りまで伸びていた。

「あの子はドワーフ族ですよ。」

「あのヒゲの長さは成人ですね。」

 ボコとバタが説明してくれた。小人症という病気ではなく、元からあのくらいの身長で大人らしい。顔つきは幼さが残っているように見える。

 ドワーフの女性はこちらに気づいたようで俺は慌ててボコとバタの向き、介助が必要な所を探しに行った。

 こっちが見るのはええんやけど見られると顔を背けてまう癖は何とかしたいけど中々上手くいかんなぁ。

 そのせいかはわからへんけど顔と名前覚えるの苦手やし。だから誰がどんな顔してるかはあまり意識出来てへんのよな。他人に興味ないやろって言われた事あるけど無かったら介護や福祉の仕事してへん気がすんのよな。ってかこれも障害のひとつなんやろうか?


 ともあれ、村が元に戻るまで数週間はかかり、その間介護や復興の手伝いをしたのだった。

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