果たして介福士はダメな職業か?
「ならそっちの世界は介福士というのはどうなんだ?」
「まぁ、立場は弱いな。こっちよりマシやけど。暴力起こす、起こされるヤツもおるし、虐待もする、されるあるわ。せやけど、制度ができて技術も学べるし多少マシかな。給料安かったけど。」
軽く笑いながら答えるがぶっちゃけこっちでも給料は安いがその分、村の発展で稼げてはいた。
「そうか。やはり介福士はダメなジョブか。」
「今のままならアカンやろうなぁ。けど、そんなんおもんないし、なりたくてなった人が可哀想やろ。けど結局どのジョブも人付き合いあるし独りは限界あるし、ジョブに貴賤なし。そういう意味では倫理や心理学を学べるのはアドバンテージかな?」
自信がある訳やないけど、口で説明すんのも難しいな。言語化能力欲しいわ。
「なら、そっちの世界のようにするのか?」
「いや、それは無理やわ〜。俺は制度とか覚えるの苦手やったし覚えてへんし。制度とかやりすぎてもガッチガチに固められてやりたい事も出来へんようになってるしな。せやけど、自分都合じゃなく相手都合に合わしたりとか、根っこの部分は一緒やと思ったよ。」
照れ隠しながら笑って誤魔化す。
「……そうか。」
ドルガーはフッと頬を緩めて笑った。
後日、ドルガーは引き取られていった。別れ際に
「もし、再び逢う事があれば今度は勇司!お前から色々学ばせてもらうぞ!」
ドルガーは高らかに宣言し、馬車に乗せられ連行されていった。




