表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

7/16

俺の背中についてこい

「吸収したはずのスキルが使えねえ、なんでだよ?おい!」


 俺は憤ってクレアの襟を掴み食ってかかった。


「ひいぃ、知らないよ! それどんなスキルなの?」


「拾い食いって言うんだよ! 拾って食った物の能力を自分の物にできるんだ。スキルでもアイテムでもな!」


「え、えっと……拾ってないじゃん。アタシの手から直接食べたよね?」


「へあ?」


 そ、そういえば拾って食ってはいない。でも食ったんだぞ?そんなバカな!

 「暗黒隕石(ダークネス・メテオラ)」は隕石を食って使えるようになったのに!

 スキルブックも食えば全部のスキルを吸収できるかと思ったんだが──


 俺はスキルブックのスキルページを確認してみる。



        【拾い食い】

        パッシブスキル

拾った物をなんでも食うことができる体になる。

食べた物を吸収して自らの能力の糧にできる。


自然の物や、空中に浮いてる物や、水中にある物も同様に食べることで吸収できる


ただし、対象物が誰かの身体から離れていない状態で食べた場合、拾い食いとは見なされず吸収はされない。(食べることはできる)



「なんだよこれ、なんか書き足されてる」


 俺の混乱をよそに、落ち着きを取り戻したクレアが得意げに説明する。


「スキルブックはスキルを使いこなしたり、スキルレベルが上がると追記されて全体像が見えてくるようになるんだよ?」


「知ってるわ! そんなこと。クソが、ミスっちまったなあ」


「マスター? アタシのスキルブックは?」


「ねえよ!食ったんだよ!俺の腹の中だ!悪かったな!でもお前が調子に乗ってるからこうなったんだぞ!」


「うわああわあ! どうしてくれんのよ! スキルブックなくなっちゃったらスキル使えないじゃん!」


 まあ元々こいつが楽しそうにやってたところに、俺が勝手に嫉妬してわけわからんことをした俺が悪かったか。さすがにかわいそうなことをしたと思い始めた。


「落ち込んでてもしょうがねえ、とりあえず近くの町へ行って情報収集だ、まだこの世界のこと何にもわかんねえんだから!」


「もう、わかったよ! ちゃんと責任取ってアタシを守ってよね!」


「当たり前だ。仲間なんだからな。他のやつも探すぞ、ついてこい!」


 こうして俺たち2人は、今後どうするかを話し合いながら始まりの町へと向かった。

 





暗黒隕石(ダークネス・メテオラ)


暗黒のオーラを纏った隕石を呼び寄せ当たりを壊滅させる。魔法力が低くても甚大な威力が出る

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ