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第七話 忘れられない

またも一日かけてこんな文章…文才がクソほども無いんですね…可哀想に…

そしてこの話は、前回に続き完結へ向けてキャラクターの性格を確定させようの回です。

ルークくんは元となる人物が元の夢でも出てきたのですが、そいつのせいで自分は性癖を開拓されました。

BLタグが付いたのはそのせい…


 竜は、喉を鳴らし全てを焼き尽くさんと炎を吐いたかと思われた。


「えっ…」


 竜の頭が、音もなく滑り落ちた。血の一滴すら垂れない。

 落ちた頭は、砂が崩れるようにサラサラとほどけ、塵となって消えていった。


 だが、残された身体は止まらない。


 頭を失ったにもかかわらず、自身の頭を落とした者を殺さんと、暴れまわっている。


一閃。

鋭い一閃が、竜の胴を切り裂く。核を壊された竜は、身体の形を保てずバラバラと崩れ落ちた。


 塵へと崩れていく竜の身体を割って、一人の人影がこちらへ歩いてくる。



「あっ…ルーク…」


「間に合ってよかった……久しぶりノア、防衛隊に入ったんだね」


「うん…シェリーの医療費の為に」


 ルークは小さくそっか…と呟くとカトレアの方へ歩いていった。


「カトレア、ダメだろ?隊長の言う事聞かなきゃ」


「うっさいわね!ワトール!あんたさえ邪魔しなきゃ私一人で…」


「まったく、カトレア、先輩をつけて呼ばなきゃダメだろ?それに、負荷がかかった状態の君じゃ、竜とは戦えないよ」


「っ………!!!」


 カトレアは唇を噛みしめると俯いてしまった。



 ノアは、そんなカトレアに、妹の姿を少し重ねて見ていた。シェリーも、カトレアのように無鉄砲だった。

あの時も。



◇◇◇



「早く!お兄ちゃんこっち!」


「待ってシェリー…うわっ!?」


ドサッ…


「もぅ…お兄ちゃんホント鈍臭い!ルークにぃがいないとすぐコケるんだから!仕方ないから今日は、シェリー様が守ってあげる!」


 蝉の声がうるさい夏の日、僕らは立ち入り禁止の看板を無視して、岩場にある洋館に来ていた。


「…シェリー…こんな足場の悪いとこ誰だってコケるよ…それに僕は鈍臭くない」


「え〜ウソだ〜!だってルークにぃがあんなに、足元に気をつけて。なんて言ってるとこ、シェリー初めて見たもん!ルークにぃも鈍臭いって思ってるから!」


「………」


「あと、パパにも言われてたけど、お兄ちゃんはもっと、ツヨキにならないとダメなんだよ。だからシェリーが、お兄ちゃんのヤセイノカンを呼び覚ますの!」


「シェリー…そういうの良いから…危ないよ、勝手にこんなところまで来るの。帰ろ?」


 そんな言葉お構いなしにシェリーは、洋館の中へ入っていってしまう。


「シェリー!!!」


………



◇◇◇



「ノア、ノア!……大丈夫?」


知らないうちに、僕は泣いていた。


 ルークが心底心配そうに見ている。昔から、ルークは優しかったな。


「大丈夫、ごめん少しシェリーのこと考えてて」



 それを聞いてカトレアの様子を見に来たレイン隊長が、額に青筋を立てていた。


「ノア、お前は皆が身を削り戦っている時に、何を呑気なことをしている?」


「…すみません」


「カトレア、お前もだ指示にそむいた結果がこれだ、お前の戦い方は速さを活かしたものだろう?」


「………はい、すみません」


「…レイン隊長、とりあえずは皆無事ですし、まだ竜も倒しきれてない。二人とも反省してるみたいですし、説教はこれくらいに」


「ワトールお前もだ、お前の班は、五人一組だろう。他の隊員はどうした?」


「……あ…はは、え〜と。みんな北側を見てくるっていってたかなぁ?……」


「この件は、お前の上官に報告しておく」


「えっ…」


「個の力も大切だが、竜相手には、個としてではなく群として動け。そうでもしないと最悪死ぬぞ。わかったな」


「「「はい。」」」



 そうだ、今の僕一人では何も守れない。強くならないと…


「あっ…」


 カトレアが窓の外を見て呟いた。


「終わっちゃった…」


 外を見ると、白緑色の光の粒子が、雪のようにふわふわと空から降り注いでいた。


「あ、もう撃ったんだ。気づかなかった。ノア、近くで見るの初めてだよね。天晴光砲は、遠くから見ると、ビーコンみたいに見えるけど、近くで見ると、雪みたいで綺麗だよね」


「うん…綺麗」


 そういえば、昔ルークと一緒に同じような光景を見た気がする。


「ノア、お疲れ様。」


「……何も出来なかったな」


「初めなんて、皆そんなもんだよ。それにノアは竜と対峙して、短時間とはいえ動きを止めた。凄いよ」


「…ルーク、ありがとう」


「何いい話で終わらせようとしてるのよ!?私怪我してるのよ。ベルク、あなたもっと上手くなりなさい!良いわね!?」


「ご、ごめん…」


「謝る前に、上手くなりなさいよ!!!」

この回地味にヒロイン対決

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