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第三話 入学日

次で、竜防衛してるところを描けると思っていた自分がバカみたいだ…文章作るのマジ大変

 ノアは少し心配していた、自分を送り出すとき、母親が泣いてしまわないかと。

 それでも母親は、ノアに涙を見せなかった。

それ故、ノアは安心して前を向いていた。


 (風が心地良い……)


 桜が舞う通学路の中

腰には縁筆。春の風に制服を揺らしながら、国立竜災(こくりつりゅうさい)防衛学園(ぼうえいがくえん)へ向かう。





 学園が近づくと、生徒が増えてくる。


 僕の通学路は、両側にレンガ造りの雰囲気の良い店が立ち並ぶ路地を通る。


 (時間があったら来てみようかな…)


そんな事を考えながら歩いていると、後ろから


 ─コツコツ─


 という足音が聞こえてきた、急いでいるんだろうか、少し足音が早く感じる。

 狭い路地ではないが、反射的に少し横へ避ける。

後ろを向くと、絵に描いたような縦ロールのお嬢様が、歩いてきた。

 周りと同じ制服のはず無のに、身に着けている様々なアクセサリーのせいだろうか、違う制服に見えた。 同じ一年生のはずだが、なんだか年上に見える。 


 お嬢様が通り過ぎていく。

すれ違いざま、鼻で笑われた気がした…


 (な、何かしたかな…?)


 そんな事を考えてるうち、お嬢様は見えなくなっていた。


 路地を抜けた先、学園が見えてきた。

生徒の数も多くなる。目の前の横断歩道は、生徒で溢れている。


 向かいの歩道に、見知った顔を見つけた。

昔同じクラスだった友達だ、声をかけようと、早足で人の間を抜ける。


 (はは、まだ気づいてないみたいだ!)


驚かそうと思い、体勢を低くし隠れながら、友人であるリアム・クロスに近づく…


「わぁ!!!」


と後ろから肩を掴んだ、リアムはビクッと体を硬直させ、程なくして、ゆっくりと後ろを振り向いた。



「ノア!?な、なんでおまっ…は?」


「へへへ、実は……特別入学だ!」


「特別入学って…お前……」


 リアムは顔を青くする。


「防衛隊だろ?大丈夫なのかよ、お前の母ちゃん、お前が家に居なくなったら一人だろ?

金が手にはいるからって、お前に命張って稼いでこいって人じゃないし……」


「ああ、知ってる…母さんは応援してくれてるよ。」


「ノア……はぁ〜。死ぬなよ!お前が居なくなると後追いしそうな奴もいるんだからな!」


「?…母さんは、後追いしないと思うけど…?」


「お前の母ちゃんじゃねぇよ!……いや…お前の母ちゃんもするかも知んねえだろ…」


「フッ…母さんはそんなに弱くないね!それで、結局誰?」


「言ったら俺が殺されるから、言えねえ」


「そうか、わかった!」


 そんな事を話しているうちに学校に着いた。


………


……



「デッッッカ!!!」


 人が沢山いるのに大きな声を出してしまった…

それにしても門の大きさが見たことないくらい大きい。

 城のような石門には魔法陣が書かれておりその中央には、竜と縁筆モチーフの紋章が輝いている。


「ここが…国立竜災防衛学園……」





 大きな声を出したノアを、立ち止まり見ている少女がいた、先ほどノアを鼻で笑った縦ロールのお嬢様、カトレア・アシュフォードだ、カトレアは、


 「アレはさっきの…」


と呟くと、そのまま踵を返し学園へ入っていった。

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