表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/20

スウェード王国設立武術・魔法学園(5)

そして次の日。学園の正門で配られていたクラス表を見ながら、




「俺のクラスは1-D組か。一体どんなクラスなんだろう。」





と呟いていた。楽しいクラスだといいんだけどなぁ。教室はここか。




ガラガラガラガラ




ドアを開け、教室に入ると、昔からの付き合いなのか、ペチャクチャと話しているグループがいくつかあった。黒板には席は自由!と大きく書いてあった。




「ほぉ、席は自由なのか。」




まぁ1番隅でいいか。ドサッと荷物を下ろし、椅子に座り、教室の全体を見回しながら、この世界に来てからの出来事を思い返していた。この3ヶ月程度で色々あったなぁ。戦争に駆り出されそうになったし、拉致されてスウェード王国に来たり、学園生活送ったり……などと考えているうちに、隣の席に人が来た。




「隣の席、座ってもいいかい?」




隣では、爽やかな笑みがこちらを見つめていた。その笑みの持ち主は、その爽やかさを助長するかのような、雰囲気を纏っていた。




「どうぞ。気にしないので座ってください。」




「ありがとう。」




そう言ってにこやかに微笑んだ。その笑みで何人の女を落としてきたことか。




「俺はタングル。君はどこ出身なんだい?黒髪とは珍しいね。」




そうか、黒髪…。周りを見ても金髪とかばっかりだからな。





「俺は優、まぁ、強いて言うなれば東の一番端と呼ばれる島国ですかね。」




「そうか、話には聞いたことがあるね。その国では何やらカタナとかいう武器を使うとかなんとか。」




カタナがあるのか?少し気になるな。今度気が向いたら行ってみようかな。




ガラガラガラガラドーン




勢いよくドアが開けられ、ふんぞり返った生意気そうなチビが入ってきた。




それを見るやいなや教室がシンと静まり返り、コソコソと話し始めた。




「どけぃ。セイラーン伯爵家の御子息であるシエン様のお通りだ!」




うわぁ、こういう貴族もいるんだなぁ。俺は隣に座っているタングルに耳打ちをした。




「セイラーン伯爵家ってなんなんですか?」




それを聞いたタングルが驚いたように、こちらを見た。




「えっ、セイラーン伯爵家を知らないのかい?この王国で1、2位を争うほどの大貴族だぞ?しかもあのシエンってやつは今回の入試首席なんだぞ。」



えー、そんな大貴族がなんでこんなところにいるんだよ……。あと貴族が強いっていうジンクスはどこも変わらないんだな……。




ツカツカと今度は先生が入って来た。




「皆席につけー。」




その一言で、皆、そそくさと自分の席につく。先生が皆、席に着いたのを確認すると、




「皆さん、入学おめでとう。早速だが、まず自己紹介といこうか。」




-----------------------

皆が一通り自己紹介を終えると、今度は魔力伝導率を量りにいく、と大きなホールへ移動させられた。ホールに着いてもなお、俺の隣には、タングルがいた。




「魔力伝導率の計測か。楽しみだね。魔力伝導率で強さが決まると言っても過言ではないからね。」




タングル曰く、魔力伝導率の色は七段階あり、下から順に、黒、紫、青、緑、赤、オレンジ、黄色らしい。因みにもう俺は自分のを知っているから何も面白くない。




その時おぉーと歓声が起こった。そちらの方を見ると、シエンの水晶が赤色に光り輝いていた。先生も、




「これはすごい!10年に一度くらいの逸材じゃないか!」




と言った。




「ふっふっふっ、見たか、我の水晶を!この学校で我に勝てるものは居らぬ!」

読んでいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ