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憂一said
「怖いよ、助けて!!」
ナツが昔のことを思い出してしまった。
あいつら許さねえ。
取り敢えずナツをここに長居させてはダメだ。
そう思い、ナツを自分の背中に乗せ窓から出て行った。
学園の森っぽいところまで走った。
周りに人がいないほうがナツは落ち着くだろうしな…
ついた場所は泉の近く。
そこにナツを下ろしてその体を守るように横になる。
「いやだ、怖いよ。助けて、ゆーち…」
そう言いながら俺に寄り添うナツ。
「大丈夫だ。ずっとそばにいる」
ナツにとって『化け物』は禁句の一つ。
それを聞くと昔の事が思い出されて精神的に不安定になる。
ちっ。もう大丈夫だと思ってたのに…、
しばらくするとナツは落ち着きを取り戻したのか寝てた。
ナツのことは大切だが、もう周りが暗くなってる。
早く寮に戻ったほうがいい。
しかし、ナツはまだ本調子じゃない。今ここで寮に戻ってもナツがまた怯えるだけだ。
と、なると…
「俺が行くか…」
俺が行って鍵もらって部屋に入れば後は平気だろ。
そうとなれば人型にならなきゃな…
あいつから貰った機能に人化できる魔法があったはず。
目をつぶり魔法を使う。
すると強い光が出てきて憂一を囲んだ。
光が収まるとそこには転成前と同じ格好をした憂一が立っていた。
久々に二本足で歩くな…
そんなことを考えながらナツのところへ向かう。
ナツはまだ寝ていて起きそうにない。
「このまま連れてくか。その方がいいだろ」
ナツを抱きかかえる。
あ、また軽くなってやがる。なんでもいいから食わせねぇと…
そう考えながら早く寮に向かう為、テレポートを使った。




