表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
24/30

第24話 アンド・アイ・ラブ・ハー

健司は折れてほぼナイフと言っても過言ではないラブミードゥを大きく振りかざし、ペパーの胸を斬りつけた。血が滴り、ペパーは大きく動揺している。


ペパー(何故だ?何故そんな技術がある?光学迷彩だなんて空想上の産物のはずだ。何故現実にそんなものが?ありえない…)


健司がゆっくりとペパーに近づく。


健司「動揺しているようだな。そりゃそうか、こんなんありえないよな。だが、こんな汚い手を使わなきゃお前を倒せないんだ、許してくれ。軍曹」


再び光学迷彩を使い、健司は姿を消した。


ペパー(また消えた…さぁどうしたものか。攻撃を与えるにしても威力が高過ぎて周りに何かしらの被害を与えてしまう…いや、被害はどうでもいい。正義の名の下において犠牲は必要不可欠。もし、部隊の者が傷を負ってもプルーデンスが治してくれる。ならば正義の名においてあいつを殺す!)


ペパーは右腕を大きく振り上げる。腕は抑えている気圧の影響で震えている。


ペパー「姿を隠しても無駄だ」



カーミットとロベリアは研究所の中で戦いが終わるまで待機していた。


カーミット「…凄いな。君の技術力は」


ロベリア「凄いのはマッケンジー叔父さんだよ。これをほぼ全て教えてくれたんだから」


カーミット「…そうか。ところでそれは何をしているんだ?」


ロベリア「転送装置を作ってる。あの馬鹿が勝手に使ったから臨時で作ってるの」


カーミットは研究所の入り口を見た。すると銃を構え、じっと睨みつけている。


ロベリア「どうし…」


カーミット「静かに」


ロベリアは手で口を塞いだ。


カーミット(…足音だ。音からするに年齢19歳、身長約180cm、体重約70kgの男性だな。恐らくロンリーハーツのミスター・カイトだろう)


やがてゆっくりと扉が開く。中から見慣れた軍服を着た男がこちらに近づいてきた。


カイト「あっれ〜?こんな近未来なとこがあったんだ。知らんかったよ(笑)」


カーミット「ミスター。大人しくペパーの元へ行ったらどうだ?」


カイトはゆっくりと周りを見渡し、口を開く。


カイト「ここ、見せてくれよ。気になっちゃってさ」


ロベリア「見せるものなんて何もないけど?」


カイト「いいじゃん(笑)見せてくれよ。じっくりと、ね」


カイトがロベリアへ近づく。カーミットは1発カイト目掛け撃ったが槍で弾かれた。


カイト「カーミット副司令官。あんたなんて所詮“副”なんだから殺しても問題ねぇよな?」


カーミット「そんな簡単に殺せられるなんて思われているとは、舐められたもんだな」


カイトがカーミットの元へ走った。カーミットはカイトに数発撃った。カイトは槍を円形になるように回し、全て弾いた。やがてカーミットは銃を捨て素手で挑む。


カイト「気でも狂ったか?オッサン」


槍でひと突きしたが軽々避けられる。カーミットはその槍を掴み、他所へ放り投げた。


カイト「ほう、素手でやり合えと?」


カーミット「随分舐められているから、その性根を叩き直そうと思ってな」


カイト「お〜言うねぇ」


カイトはカーミットを殴り続けた。だがカーミットはその拳や足を軽く受け流し、余裕ある表情を浮かべる。


カイト「え↑↓↑↓」


カーミットがカイトに華麗な手捌きで攻撃した。攻撃が終わるとカイトが膝から崩れ落ちた。


カーミット「中央政府直属の探索部隊だから少し警戒はしていたが…そうでもないようだな」


ロベリア「凄いねおじさん」


カーミット「軽い護身術さ」


2人は転送装置を取り急いで離れようとするが、カイトが立ち上がり、槍を構えている。


カイト「こうなれば、女だけでも殺してやる!」


ロベリアが腰から銃を取り出し、カイトを撃った。


ロベリア「舐めてもらっちゃあ困るね。けど安心して、スタンガンだから」


カイト「…クソガキ!」


カイトは痺れながらその場で震えている。2人はその間に研究所から脱出した。外は地獄のような光景が広がっていた。

血にまみれた、地獄以上の最悪の状況が。



ペパーの拳が地面に直撃し、大地が揺れた。地震と間違えるほどの強い揺れであった。健司は姿勢を崩し、光学迷彩が切れた。ペパーが近づき、健司を蹴りまくった。


ペパー「所詮ッ!お前はッ!何にもッ!できないッ!自惚れ野郎だッ!」


健司は血反吐を吐きながらひたすら耐えていた。チャンスが来ると信じて。


ペパーは蹴りを中断し、健司を見つめる。


ペパー「…生き絶えたか」


健司は必死に心臓の鼓動を止めていた。ペパーに気づかれないために。幸いなことにペパーは鼓動の確認をしていた。ペパーは健司が死んだと思い、その場を離れた。健司はその間に大きく息を吸い、光学迷彩を使って姿を消した。


ペパー「やはりな。そうすると思った」


ペパーは集中し、あたりを確かめている。突っ立っているだけのように見えるが空気の振動や周囲の温度の確認などを行なっている。健司はエリナの元へ全力で走っていた。


健司「…エリナ?」


健司が小声で話した。


エリナ「使え」


健司「え?」


エリナ「言いたいことはわかった。使え」


健司「…ありがとう」


健司はタックスマンを受け取り、ペパーの元へ向かった。


ペパー(…近づいて来たか。北北東、約120mあたり、間違いない。健司だ。次こそけりをつける!)


左手を右腕に掴み、右手を握りしめている。まさに気圧を溜めている状態だ。健司はペパーの後ろに素早く移動して光学迷彩を解き、1発撃った。無慈悲な一閃が空をきり、ペパーの脊髄に直撃した。


ペパー「グガァァッ…」


健司はゆっくりとペパーに近づく。


ペパー「…何故だ?何故そこまで…」


健司がため息をつき答えた。


健司「“愛は無敵”さ」















ペパー・ハートブレイク


年齢 非公開

誕生日 非公開

身長 非公開

体重 非公開

武器の命名理由 非公開

趣味 非公開

特技 非公開

好きな音楽のジャンル 非公開


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ