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第18話 ア・ハード・デイズ・ナイト

目を覚ますと、そこは岩しかない空間だった。下には墜落した跡がある。何故生きている?頭には疑問しか残らない。なんなら死んでしまえばよかった。どうせ生きても意味ないし。


少し。少しずつ体を起こしていく。痛みはない。傷もない。何故だ?治したとしても即死する程の傷だろう。軽く体を動かした。いつも通りだ。いつも通りすぎてなんだか怖くなってきた。次は周りを探索することにした。やはり岩しかない。そう思っていたが1つ周りとは違う岩がある。鉱石っぽい半透明な岩が壁一面にあった。自分が反射して見える。やっぱブスだな。自分って。あのクソ国王を思い出す。怒りを拳に込め、壁を殴った。


おかしい…音が反響した。まるで奥に空間があるようだ。不思議に思い半透明な壁を覗いた。暗くて見づらいが、確かに奥に空間がある。今度は耳を澄ました。


足音が聞こえる。どうやらこちらに向かってくるようだ。心から恐怖し、鳥肌が立った。もう一度壁を覗く。すると、目の前に手が現れた。思わず腰を抜かしてしまった。恐る恐る近づく。敵意があるのかどうかを確認したい。壁に向かって親指を立てた。サムズアップというものだ。


すると奥の人も親指を立てた。…どうやら、敵意はないらしい。たが向こうの人は警戒しているようだ。どうやって説明しようか。とりあえず話しかけてみることにした。


健司「えっと…敵意はないから安心してくれ。とりあえずここはどこ?」


反応はない。帰ってきたのは残酷な静寂のみ。非常に虚しい。それじゃ、別の方法を試そう。ジェスチャーだ。ジェスチャーは世界共通言語だ。多分、きっと。…いや、そうであってくれ…


敵じゃないよ!と知らせるように体で表現した。こちらを見ていることはわかるが多分伝わってないな。じゃあ、もうダンスしよう。そうすれば伝わる。多分、きっと。…本当にそうであってくれ頼む。


うろ覚えだがサタデーナイト◯ィーバーのトラ◯ルタのソロダンスをした。なんとなくだが伝わってるようだ。良かった。


それじゃ、次のいこう。次は雨に◯えばの有名なシーンを踊った。向こうは興味津々のようだ。雨降ってりゃ完璧なんだけどな。あと傘があれば。まぁ良いだろう、だってこれはジェスチャーだし。


疲れた。ダンスなんてほぼやったことないし、めちゃくちゃ難しいし。とりあえず反応もないし寝ることにした。壁を叩く音が聞こえる。だけどもう疲れたんだ。今までの出来事が情報量多くて頭が痛いんだよ。なんだっけ?少し前なのに思い出せない。展開が速いんだよ。怒涛の展開の連続だぞ。せっかくなんだからゆっくりさせてくれ。疲れすぎてよろよろな足を動かし、平らなところで横になった。冷たいし硬いし寝るには最悪な条件しかない。背負っていたボロボロのリュックサックを枕にし、まぶたを閉じた。そういやなんでリュックサックが無事なんだ?絶対壊れてるよな、何故?疲れすぎてもう考えられない。


いつのまにか寝てたのか。何時間くらい寝てたんだろう?時計があれば良かったのに。あたりを見渡した。何も変わらない。何も変わらない景色が広がっている。体を起こす。疲れは取れた。悩みも少しは減った。少しね。さぁ、ここからどうしたものか。


思えばジョーンズ神父から渡されたリュックサックを思い出す。すかさず中身を確認した。前に見たけどもう一度確認しよう。もしかしたら役立つものがあるかもしれないからね。


飲食料品1週間分

望遠鏡

レインコート2つ

包帯

医療キット

そしてメモが1つ。


“この度はすまなかった。もし生きていてこれを読んでいるならして欲しいことがある。まず、君に注射したアレに関してだ。残念ながら対策は見つかっていない。アレの中身は“セット”を応用して作られたモノだ。本当に申し訳なかった。次にこの犯行は中央政府が行ったということだ。私が実行したが今回の件は完全に中央政府とペパー軍曹のせいで間違いない。無理しなくても良い、だが頼む。中央政府に改革を。”


言われなくてもわかってるさ。変えてやる、腐った政府を変えてやる。落ち着いたら今度は中央政府だ。特に国王。マジで変えなきゃ俺が許さない。あの血筋を止めてやろうかな?根絶やしにでもしてやろうかな、ほんとに。


唐突に壁から音がした。叩く音だ。どうやらまだいるみたいだ。壁に近づき、目を凝らす。すると壁が扉のように開いた。


健司「へ!?」


岩のような壁が似つかない機械音を放ち、ゆっくりと開いた。信じられない。中から女が現れた。滑らかな黒色の髪に、ボロボロの服。肌も汚れている。年は我々と同じくらい?そしてビジュが良い。なんだよ、こいつも整形かよ。


女「くぁwせdrftgyふじこlp」


健司「なんて?」


言葉が通じていない。違う言葉も存在しているのか?


健司「あー、喋れる?」


女「ス…コシ、、コ、ト…バ」


健司「良かった。もしよければ名前を教えてくれる?」


女「…ロ、、ベ、リア」


健司「ロベリア?…なるほど、ありがとう。よろしく、ロベリア。俺は健司。よろしくね」


ロベリア「ケ…ンジ?」


良かった。必要最低限のコンタクトは取れる。後の問題はただ1つ。その“必要最低限”をなくすことだ。どうやるかって?教えるしかないさ。もちろん1からね、経験はないけど。やれるさ、きっと…多分。上手くいくさ。











ロベリア・マッケンジー


年齢 16歳

誕生日 10月15日

身長 162cm

体重 非公開

趣味 無し

特技 無し

好きな音楽のジャンル 無し

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