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第15話 アイアム・ザ・ウォルラス

眼がさめると、知らないばしょにいた。そろそろしんだのか?自分は。おそるおそる体勢をあげ、まわりを見わたす。


デズモンド「おおっ!起きましたよ!」


右にはもりーとデズモンド、ひだりにはびりーがいる。何だかいしつなけしきだ。


健司「…うぉるらすは?」


デズモンド「今、身柄を拘束しています。こう見えて私、警察官ですから!」


ビリー「…何だかお前、元気になってない?」


健司「…そういや、俺らせっとを吸い込んじゃったからもしかしてなおらない?このバカ状態」


モリー「時間経過で治るはず。中毒にならなければ、ね」


そのことばを聞いていっしゅんぞっとした。この地獄からぬけだせるかどうかしんぱいだ。


健司「…ビリーは大丈夫そうだけど」


ビリー「俺も一応経験者だからな」


健司「…なんかごめん」


へやにえりなが入ってきた。その目は鋭く、重々しいおーらをまとっている。


エリナ「調子どう?健司」


健司「まぁわるいよりかな。それより聞きたいことがあるんだ」


エリナ「何?」


健司「きみのあのかこばなしをもうちょっと聞きたいなって」


エリナ「…聞いてたのね。まぁいいわ。いいタイミングだし」


えりなはちかくにあったいすにすわり、はなしはじめる。


エリナ「そうね…その後、私を養ってくれたのが他でもないビリーだったの。だから実質私の兄貴はビリーみたいなもんだけど…けどそれでも本物の兄貴が好きだった。それだけは本当に言える」


すこしくうきが重くなったきがする。数秒のちんもくののち、デズモンドともりーがたちあがりエリナにあたまを下げた。


モリー「ごめんなさい。あの時、完全に私が悪かった」


えりなはかおいろひとつ変えなかった。


エリナ「ある意味私も感謝しているわ。おかげで私は成長出来たし。そう見える?」


デズモンド「なんていうか、ほんとに変わったね。髪もバッサリ切ってるし、眼帯つけてるし、めちゃくちゃ筋肉できてるし」


エリナ「良い変化ではあるでしょ?」


モリー「うん。何だか、あなたらしいと思うわ」


エリナはもりーとデズモンドを見つめ、軽くウインクをするとへやをでた。


健司「それで、セモリナとクリシュナは?」


デズモンド「クリシュナはエリナが殺害。セモリナも同じくエリナが殺害しましたがきっと、正当防衛扱いになるでしょう。なんせ、相手が相手なんでね…」


健司「そうか…ところではなしが変わって悪いがデズモンドはそれみえてんの?」


デズモンドはぜんかいの件によって眼がなくなった。よって今は両眼を黒い包帯か何かでかくしている。到底なにもなしで生活できるとはおもえない。


デズモンド「あはは…何だか無くてもこの街の地形とか覚えてるんで何とか大丈夫って感じですね。それに、私にはモリーがいますから」


デズモンドがモリーの手を握った。


健司「しあわせならそれで何よりだ。ところで今からえどがーに会えたりできるか?」


デズモンド「わかりました。それでは拘置所まで案内します」


デズモンド家からでてあるくこと約7分。厳重なたてものの前まできた。恐らくこのなかにえどがーがいるとすこしゾッとする。そして中からなにか聞こえる。


ビリー「今でもあいつはセットを摂取してんのか?」


デズモンド「隠し持っていたらそうかもしれませんね」


デズモンドがかぎをとりだし、とびらを開けた。真っ暗やみのなかからうたがきこえる。


エドガー「コーンフレークに腰掛けて〜」


いっぽすすむ。


エドガー「馬車が来るのを待つ」


いっぽすすむ。


エドガー「君はやんちゃなガキだった」


一歩すすむ。


エドガー「坊や、君はいたずらな少女だった」


一歩すすむ。


エドガー「ジョーカーも君らを笑ってるぜ」


一歩進む。


エドガー「悪意に満ちた顔してやがる」


一歩進む。


エドガー「まったく、泣けてくるよ」


歩を止め、目の前にあるエドガーを見つめる。エドガーは相変わらず虚空を眺めている。


エドガー「おや、おまわりじゃないか」


エドガーは続けて歌い始めた。


エドガー「街のおまわりが座ってる〜」


デズモンド「あんたのツアー参加者だ。なんか言うことがあるんじゃあないか?」


エドガーは我々を見ると、にっこりと笑い口を開く。


エドガー「セットはどうでした?」


健司「あぁ、今克服した。眼が覚めたよ」


エドガー「まだツアーは終わってませんよ。まぁ次で終点でしたが」


ビリー「としたら、最後は最深地点か?」


エドガー「それは着いてからのお楽しみです。私、こう見えて忙しいんですよ。これ、外してくれません?」


デズモンド「死ぬか捕まるなら外してやる」


エドガー「最後の名物、ストロベリーフィールズが残ってるんですよ!」


デズモンド「好きなだけ喋ってろ」


エドガーは体の力を抜き、ぐったりとした。エドガーがうつむきながら健司に話す。


エドガー「そういや、私が“ウォルラス”だって言いましたよね?」


健司「…!まさか!」


エドガー「真実を話しましょう。私は1人の犯罪者に過ぎません」


エドガーがうっすら笑いながら健司を見つめる。


エドガー「“ウォルラス”はポールだ」















デズモンド・カラット


年齢 27歳

誕生日4月10日

身長 174cm

体重 68kg

武器 ヤーブルース(ライフル)

趣味 読書

特技 マジック

好きな音楽のジャンル スカ


モリー・カラット


年齢 27歳

誕生日8月1日

身長 168cm

体重 非公開

趣味 歌うこと

特技 畑仕事

好きな音楽のジャンル レゲエ

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