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第14話 ブルー・ジェイ・ウェイ

狂った世界の中見つけた、目的の男。だがその目には何も写っていない。あるのは薬物の匂いと狂気。


エドガー「もし、“神水”を飲んでいれば堕ちていたのに…まぁ良いでしょう。ヤク漬けにすれば良いですし」


エドガーが余裕の笑みでそこら中を歩いている。クリシュナはただ手綱を握り、セモリナはひたすらセットを摂取している。


ビリー「…まさかあんたが“ウォルラス”なんてな…探してたぜ」


ビリーは大剣を手に持ち、エドガーの元へ向かう。が、足元がふらついていて倒れてしまった。


エドガーが胸元についている懐中時計を手に取り、時間を確認する。


エドガー「それでは、次の場所へ行きましょうかね」


指示に従い、全員馬車へ移動した。エリナは1人で走って行った。私はビリーを抱え馬車へ移動した。何だか、頭が変になってきた。まともに考えられなくなってきた。


馬車に乗り、動き出す。かなりのスピードが出ている気がする。エドガーとセモリナは銃を取り出し、エリナと銃撃戦をしている。他の乗客達はどっぷりとセットに溺れている。エリナの左足に弾丸が直撃した。エドガーとセモリナが近づいてくる。


セモリナ「そういや、何であんたは平気なんだい?普通ならば今頃廃人になってるのにねぇ…なんで?」


今がチャンスだ。隙だらけの今ならばやれる。そう思い、立ち上がる。


何故だ?足に力が入らない。そのまま倒れてしまった。しかも頭が痛い。いや、痛いのではない。これはきっと快感なのだろう。痛みではなく快感が頭だけではなく、身も心も蝕んでいく。


セモリナ「次の目的地は、フィクシングもとい、オブラディで〜す」


フィクシング?おもいだせない。なんだか重要なところだった気がするがいまはなぜか思いだせない。


エリナがせもりなの右肩を撃った。セモリナはそのままたおれこんだ。後はエドガーとクリシュナだけだ。


エドガー「何故だ?何故中毒にならない?もう時間は過ぎているぞ!お前まさか…」


エドガーがかいちゅうどけいをなん度もかくにんしている。

エリナはエドガーのひだりうでを撃ち、無力にさせた。そしてエリナは震えたこえで喋りはじめる。


エリナ「どこから話せばいいか、わからないけれど私も元セット依存症だった。兄貴の影響だった。気弱だけど優しくて、尊敬できる兄貴だったんだ」


ほぼ暴そうじょうたいの馬車のなか、エリナは淡々と語りはじめた。


エリナ「だけど兄貴が気弱なせいであんたらみたいなクソ野郎にヤク漬けにされた」


エリナがえどがーにちかづき、首を鷲掴みにした。


エリナ「その後兄貴は実家に帰省。金がなくなった兄貴は親の金を使い、セットを買った」


えりなはえどがーのくちにたっくすまんをつっこんだ。


エリナ「兄貴は家庭を崩壊させ、この世を去った。残していったのはセットのみ。それを幼い私は何もわからずに摂取していたの。だから耐性がついたのかもね」


みたことある。ばしゃのそとにはみたことあるけしきがひろがっている。ふぃくしんぐ近くだ。このままだとおちる。


クリシュナ「まもなく、次の目的地であるオブラディへつきます。馬車が大きく揺れるのでお気をつけて下さい」


せもりながすこしずつ立ち上がり、エドガーのかいちゅうどけいをかくにんした。


セモリナ「墜落まであと9秒だよぉ!」


9


うまがひめいをあげながらはしりつづけている。


8


じょうきゃくはいまだにげんぞうをみてわらっている。


7


ビリーはせっとのかいかんにおぼれている。


6


じぶんだってそうだ。かんじすらおもいだせない。


5


えりながくりしゅなにじゅうこうをむける。


4


エリナ「…お遊びはここまでだ」


3


エリナ「“タックスマン”!!」


2


だんがんがえどがーとせもりなをぬけ、せんとうへと向かっていく。


1


くりしゅなののうてんにちょくげきした。だが、もうおそい。


0


じめんのかんじがない。頬につたわるかぜがどんどんつよくなる。やがてばしゃはごうおんとともにおぶらでぃへとついらくした。


うまは生きたえている。じょうきゃくはきぜつ。びりーはなんとかみゃくがある。えりなはちまみれのままおぶらでぃの地にたっている。


エリナ「…」


エドガー「その状態で立っていられるとは…感激です」


えどがーがつめたいはくしゅをおくっている。そのおとはふぃくしんぐないで反響された。むじひで、なんのいみもないはくしゅであった。


セモリナ「抜いてみな。早撃ち勝負的なもんさ」


エリナ「あら、弱く見えるけどいいの?」


セモリナ「アホ丸出しなやつに言われたくないわ」


あんもくのりょうかいなのだろう。ふたりはたがいにせをむけ、たいみんぐをはかっている。


…バン!!


えりなのみぎわきにちがたれた。たいしてせもりなはしんぞうをうちぬかれている。


セモリナ「…アホ丸出しだったのは…私か…」


せもりながちからなくたおれた。えりなはかたひざをついていきをきらしている。


エリナ「…決闘の邪魔するとか最低だな…エドガー」


エドガー「勝てばいいんですよ。勝てば」


えどがーのじゅうがけむりをだしている。りろーどをし、もういちどえりなにじゅうこうをむける。


エドガー「僕は彼、君は彼、そして君は僕。僕たちは同じようなものさ」


おぶらでぃのじゅうにんがにげまどっている。


エドガー「見てみなよ、奴ら銃から逃げる豚のように走るぜ」


じゅうにんがしゅういにひろがるせっとのにおいをかぎ、ぞくぞくとたおれていく。


エドガー「そしてトんでいく」


にげまどうなか、ひとり。ひとなみをかきわけこちらにむかってくる。


エドガー「泣けてくるぜ」


えどがーがこちらにむかってくる。


エドガー「なぁ、ボウズ。上司は誰だ?」


健司「…おもいだせないな」


エドガー「最初の目的地を思い出せ。どこにいた?」


健司「…きち」


エドガー「中には誰がいた?」


健司「…かーみっとふくしれいかん?」


エドガー「本名は?」


健司「…ぽーる」


エドガー「!!…そうか!そうかそうか!よくやった!が、ご退場の時間だ」


えどがーがじゅうこうをむけている。あぁ、これがさいごなのか。なんとむなしいものか。


「恐らく標的は目前。風向きは良好。ライフルの状態も良好。私の精神も良好」


バン!!


えどがーがふきとばされ、たおれた。さっきのひとがうったらしい。らいふるをりろーどし、こちらへちかづく。さっきはとおくてみえなかったが、りょうめがかくされている。


エリナ「…そのライフルあんたまさか」


うしろからおんながはしっておいかけてきた。どうやらふうふのようだ。


エリナ「デズモンド?とモリー?」








エドガー


年齢 42歳

趣味 人体実験、薬物製造

特技 話術、集客力

好きな音楽のジャンル クラシック


セモリナ


年齢 19歳

趣味 セットの摂取

特技 集客力

好きな音楽のジャンル プログレ


クリシュナ


年齢 54歳

趣味 馬の手入れ、セットの摂取

特技 馬車の運転

好きな音楽のジャンル ポップ



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