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第五十八話 お前ら、話がある
王様に呼び出され、獣人の国『ティア』への儀式に参加するための護衛の予定を話し合い、自室へと戻っていった。
扉を開けると、ドタバタと足音を立ててシンに向かって二人の猫少女が飛び掛かってきた。当然、受け止める。
「ご主人様! どこいってたの?」
「あるじ、遅い」
ミアとニアだ。二人は暇な時間はシンと戯れているか、冒険者の依頼をこなしている。今日は依頼をこなしにギルドへ行っていたのだ。
そんなこんなで王様との会話を二人に聞かせた。
「――と、いうことで四日後に王様と一緒にティアに向かうことになった。お前らがいない所で勝手に決めてすまない」
「別に、ご主人様がどこへ行こうと私たちは黙って着いていくだけ」
「あるじ、安心して。わたしたちはあなたが行く場所ならどこでもいっしょ」
二人ならそう言ってくれる、そう信じていた。ならば話は早い。
今日はもう遅いということで翌日、街へ必要そうな道具を揃えに行くことになってしまった。
その必要はないと言ったが、ミアとニアは「久しぶりに王都をお出かけがしたい」、だそうだ。




