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第四十八話 王都の危機

 王都の城にシンは王様に緊急招集がかかった。国の危機と。それが今回の冒険者ランク昇格試験、内容は冒険者を招集し王都へのルートで進行している巨大魔物の共同討伐”レイド”だった。

 朝、シンは王都の騎士によって城へと来ていた。ミアとニアは最近冒険者で依頼をこなしていたため最近の朝は全然起きてくれないのだ。そのため今はシンだけが城へやってきたのだ。王室を入ると王様とお姫様のルナが待っていた。いつものように貴族たちが見物しているのだが今回はその姿が見える静かな空間だった。


「急な招集に感謝する」

「となると、また何かが起こっているんですね」


 王様は感謝と共に声が険しくこれから起こることがどれだけものもかがよく伝わってきた。


 話を聞くと王都の危機だったのだ。王都から遥か東の方から巨大な魔物がこちらに進行しているのだと。それは全長3kmもするドラゴンだという。飛ぶことができないらしくただ足だけでこちらに向かっているのだ。どうしてこうやっているのかは不明だがこのままでは王都を横断、つまり王都が壊滅してしまう事態になってしまう。そこで王都に滞在して、強力な力をもって王様の信頼が高いシンを呼んだのだ。


「そして、これは冒険者昇格試験としてお主に依頼したい」


 そう、これがSランクの次となるSSランクになるための試験、そしてシンは当然のように答える。


「その依頼、受けさせてもらいます」



「と、いうことで約一ヶ月後に巨大ドラゴンが王都から約10km圏域内に入るらしいからその時に討伐をすることになった」


 宿に戻ったシンは、まだ眠っていたミアとニアを起こして今回の冒険者試験の話をした。もちろん彼女たちは目を丸くし固まってしまった。それもそうだ、彼がどれだけ強いかはあの迷宮で知ったが今回は全長3kmもあるドラゴンを複数人で討伐するとなると彼ならば問題ないかもしれないが彼女たちからすれば無茶苦茶なものだ。


「まあ安心しろ、王様は俺が信頼できる冒険者を招集していいらしいからちょっとギルドに言って呼びに行こうと思ってる」


 どこが安心しろと?と彼女たちはシンを睨むが最近の彼のこのような行動に慣れてしまったためため息をつきながらもついていくことにしたのだ。

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