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第四十七話 宿で

「はい、それじゃあまずは迷宮内でのあの男たちの裏切りについて」


 はい皆さんこんにちは、シンです。ただいまわたくしは今、正座でミアの説教に入っています。理由は王室での極秘任務で事前に事が起こることを知っていたことです。いやですね、僕だってああなるのは知りませんでした。


「まさかこうなるとは思ってもいませんでした、ごめんなさい」

「極秘任務は仕方ない、だけど怖かった」


 顔を下に向け申し訳ないと謝罪したがベットに座っていたニアの言葉にもう頭を地面につけなければ気が済まないとどけ座状態になっています。もう泣きたい、少し泣いてます。そんなこんなでこの件は無事(?)終わった。では、本題に入ります。


「それじゃあその真っ黒な服装から本当の姿を見せて」


 二人には獣人の狐種だとは伝えているがやはり緊張と躊躇がでてしまう。別に、今さらなしにとかを考えたわけじゃない。脱げば見た目は女、中身は半分男だ。つまりそうゆうことだ。なので躊躇している。もうどうにでもなれと真っ黒い服装を収納でしまい一応、念のためケモミミと尻尾だけは出さない。胸と下は少し面積が少ないと言いますかタンクトップにショートパンツを履いている。


「お茶会で見た女性の顔、それはそうと肝心の耳と尻尾は?」

「まさか、恥ずかしがってる?」


 ばれてました。もうおしまいです。そうゆうことで諦めておとなしく見せることにしました。頭から黄色のケモミミとお尻からふわりとした尻尾を生やした。そしたら死ぬほど静まり返りました。もう戸惑うことしかないですね。そして彼女たちからの第一声は、


「え、かわいい」

「ふわふわ、あるじ、触らせて」


 うん、ちょっと危ないかもしれない。これは襲われるね。


「いや、それ以外の感想が欲しかったかもしれない」


 時間稼ぎとなるかわからないがこれでも一応他の感想も聞きたい。


「まあ、ご主人様が男でも女でも私たちのご主人様ってのは変わらないから安心して」

「あるじは、私たちのあるじ」


 うん、うれしいんだけど複雑。でもこうやって言ってくれるのも絆が深まったってことだろう。きっと。


「せめて風呂に入らせて、リフレッシュしたい」


 もうモフられる確定であるならお風呂だけは入りたい。別に汚いからとかそういったのはないが、いやそれもあるが襲われるならせめて最後だけでもお風呂に入りたいのだ。なのでここの宿にはバスタブ付きなためゆっくりと脱衣所へ向かったのだがまさかの彼女たちの発言に足を止めてしまった。


「なら一緒に入ろ」

「あるじ、背中洗ってあげる」


 うん、もうやだ。助けて。彼女たちは忘れたのか俺は元男であることを。


「いや、私の話聞いてた!?」


 ツッコむしかない。だが彼女たちはだからとばかりの表情で首を傾げた。そんなこんなで結局無理やりと三人でお風呂に入ったのだ。シンは、いやカナリアは目隠しをして体を見ないようにしていたが、それもかなわず剥ぎ取られよく言う裸の付き合いをしたのだった。


 お風呂上りは三人でモフモフパーティーをした。まずはカナリアのケモミミと尻尾をモフられ満足した二人を今度はカナリアから仕掛けることにした。ミアとニアのケモミミを片手ずつモフった。案外にもミアがくすぐったく声を出しぐったりしたため先にニアの尻尾を堪能することにした。尻尾は見た目より以外にもふわふわであったため夢中に触っていた。だがニアもそろそろ限界だったため甘い声が出た時に我に返った。これで終わりにしようと思ったが一人ぐったりしている獣人がいるので彼女の尻尾もモフった。そしたらこれ以上はたぶん理性飛んで襲われると思いやめた。


 そんなこんなで夜は本当の自分を晒すことができこの時は幸せな空間だったと感じたのだった。それはそうと今度三人で王都中をデートすることになりましたがそれは別のお話。

四章:完

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