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第四十六話 冒険者ランクS『昇格』

 王都に帰ってきたシンたちはそのままお城へと降ろされた。そのまま王室へと入るとその先には王様と閲覧する貴族たち。いつもより息が詰まりそな雰囲気になっていた。


「シンよ、まずは迷宮攻略ご苦労だった」


 いつも通りの感謝と拍手があった。だがそれよりも気になることがあると言わんばかりの緊張感が伝わってくる。それはディたちのことだ。貴族たちはディとガイの姿がなく困惑しているのだ。


「そして、極秘任務の報告を求む」

「冒険者パーティー『ウィッシュ』の迷宮内での監視、ですね」


 王様の発言とシンの言葉、それが何を示しているのかわかった貴族たちは驚きを隠せずこそこそ話が始まった。ガイとディは貴族の中でも信頼の高い冒険者だったので信じたくない様子だ。


「彼らは魔族と繋がっていました。ルナから受け取った極秘任務の依頼書、書かれていたように彼らは獣人を攫ってそれを魔族の研究材料として提供していました」


 それが世間に知れ渡ったりしたら問題になってしまう。魔族と手を組みまさか獣人を誘拐しているとなるとそれは国際的問題以上になってしまうと。証拠はあるのかと問い詰める貴族もいたがルナから受け取った宝石の一つは記録するアーティファクトだったのだ。それを使い王室にあの出来事を流した。王は経った一言、「まさかここまでだったとは」と。


 それから少し落ち着くまで俺はミアとニアに服の袖を掴まれていた。理由はあの事態が起こることを事前に知っていたのではないかと。正直なことを話したら宿に戻ったらその説教から始めると言われた。


 ディとガイの件に関しては後日、会議を行うとして話は終わった。


「それではシンよ、今回の依頼の報酬として――受け取ってくれ」


 前回同様の燕尾服を着た男からギルドプレートを受け取った。そこには自身の名前が彫られていたプレートに色が金色だったのだ。そんなことを思いながら王と握手を交わしたシンは先ほどの定位置に戻った。


「それと彼女たちは冒険者ランク昇格でAランクだ」

「ミアとニアのギルドプレートを授与するのは私だよ☆」


 なんとミアとニアのギルドプレートを渡すのがルナだったのだ。ルナが両手にクッションを抱えそこにはギルドプレート二人分が乗っていたのだ。ミアとニアはルナからもらえることに内心喜びながらも場が場なのでその感情を抑えながらルナからプレートをもらったのだ。


「これで冒険者ランク昇格の儀を終わる。これにて解散」


 無事、Sランクに昇格したシンとAランクに昇格したミアとニアはルナに引っ張られ王女様と王子様のところへと連れていかれたのだった。


「お久しぶりです、スピカ様、イオ」


 ここ王都の女王様であるスピカ・ルクスと王子であるイオ・ルクスに挨拶をした。当然、前に会った時のようにイオに抱き着かれた。イオはそれほどシンに懐いているのだ。


 それから王女とイオにミアとニアを紹介し楽しいお茶会をしたのだった。お茶会のルールとか知らないシンたちはルナから教わりながら楽しんだ。当然仮面は外した。なのでミアとニアが少しか固まっていたが気にせずルナとお茶を飲んだのだった。

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