第十七話 戦闘:ダンジョンボス『鎧装備・サイクロプス』
ダンジョンボスは通常、ボス部屋に入ると待ち構えるように中央へ待機しているのがだこのようなボスの登場はイレギュラーだそうだ。
そんな出来事に固まってしまっているレナードたちは急いで隠れるところがないかと慌て始めた。サイクロプスは辺りを見渡し逃げ回っているレナードたちよりただ茫然と立っているシンの方へと目をやり、雄たけびを上げながらシンの方へ走り拳を振り落とした。かなりの腕力があるようでレンガの床に披裂が走りクレーターのようなくぼみがで風圧によって隠れ場を探していたレナードたちは風圧によって足を止めてしまった。シンは攻撃を避けておりサイクロプス横へと立っておりその攻撃がなんだと言わんばかりの視線を送った。
サイクロプスはシンの行動によって逆鱗に触れ怒りが沸き上がったような声を上げ大きな腕を振りまわした。しかしそんな攻撃もいとも簡単によけシンも攻撃を仕掛けた。これは力によっての拳の戦いだ。
「すごい……攻撃が見えない……あんなでかいのと互角に戦っているなんて……!!」
アリアナが言葉をこぼした。あんな大きなサイクリプスに拳でやり合っている光景に驚きが隠せない。そんな戦いをしている二人だがサイクロプスの方が徐々に速度が落ちてきていった。サイクロプスはこの戦い方は自分が不利だと察し攻撃方法を変え次は拳同士の衝撃で壊れた床や壁のがれきを投げ始めたのである。だがそんな攻撃はシンに対抗することなく避けられ距離を詰められていくのであった。その間に魔法で剣を作り固い鎧を壊しサイクロプスの生身をあらわにし息の根を止めようとした。
「おぉぉ!! 魔法で剣を!」
一人だけ興奮している人がいるが金属を叩きつける音が響き渡る。だがあまりの固さに鎧に傷一つつかない。シンはこの戦いはもう飽きたということで一発で終わると剣を槍に変えサイクロプスが唯一鎧で身を守っていない大きんな目玉めがけ槍を投げた。
サイクロプスは槍が自身の目玉めがけてきていることを察し大きな腕でクロスするようにし目玉を守った。しかし、槍はそのようなものを貫き頭を貫通させてしまった。
この戦いは一瞬で終わった。ただシンはダンジョンボスなのだから期待できるものだと思っていたが期待外れだったことにより一撃で終わる選択をしたのであった。
それからレナードたちは何かを言うことを諦めアリアナは魔法によって作り出した剣やそこから槍に変えた構造はどうなっているのか詰め寄ってきた。
◇
ダンジョンボスを倒した後は部屋に扉が出現しその先にはダンジョンを生成しているコアのある部屋へとつながっていたおりダンジョンコアは台の上に浮いておりコアの周りには緑のツタのようなものが結ばれていた。
「これがダンジョンコア……意外と丸いんだな」
そう言いダンジョンコアのつながれていたツタごともぎ取った。
そっからは階層を降りるとき同様、次は地上へと階段を上っていくのであった。




