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第十五話 ダンジョン攻略

 ダンジョンの撤去はダンジョン攻略をする際に地上のから空への場合は最上層、地上から地下への場合は最下層に存在するダンジョンのコアといわれるダンジョンの心臓を破壊することによりダンジョンが消えるという。ただしダンジョンの中で破壊してしまうとダンジョンの崩れによって自身も潰されてしまうため最下層へ行きダンジョンのコアを回収し地上へ戻りダンジョンの外へ出ることでダンジョンを消滅することができるのである。


 シンはダンジョンに潜り魔物が出ては殴り殺し進むというダンジョンの楽しみゼロでRTAのようにどんどんと階層を降りていった。


 ダンジョンの階層がどのくらいの深さがあるのかは潜ってみなきゃわからないということでありこのダンジョンに潜った冒険者の中で最もたどり着いた階層は20階層だという。つまり20階層以上あるダンジョンだとわかるのである。ただし、今のシンはどのくらい潜ったのかわからない、というわけでなくただ潜ってダンジョンのコアを破壊することだけを考えているため最下層につけば問題ない思考でダンジョンに潜っていっているのである。


 そんな今何階層かも知らずに潜っていくとどこからか聞いたことのある声が響いていた。金属音や爆発音と様々な音が響いているため何かと戦っているのだとわかり音が聞こえる方へ向かうとそこには見覚えのある顔の男性と杖を持っている女の子に刀と思われる武器を持っている女性が魔物と戦っていた。三人とも長い間戦闘をしていたのかあちらこちらと汚れており呼吸が荒く苦戦しているようだ。そんな場面を眺めているとシンは後で助けると何かしらとまたツッコまれると思いササっと魔物を倒すことにし魔物を自分に標的を変えるため自分の気配を強くし魔物に殺意ではなく自分をお前よりも強いという強者のオーラを放つと魔物は狙い通りこちらへと視線を向け走ってきたのである。走ってきている魔物にシンも歩きだし魔物との正面衝突する瞬間シンは魔物の横を避け目に見えないほどの速さで魔物の首を落とした。そんな光景を見た先ほど戦っていた三人組は茫然としていたのであった。


「大丈夫だったか?」

「あ、ああ。俺たちはまあ傷はあれだが何とかだ。――! やばい! パーネル! おい! パーネル! 起きろ!」


 シンは声をかけそのまま立ち去るつもりであったが三人組はこれでも無事な方だと言っているが何かを思い出したのか急いで向かった先には男が血だまりの上に倒れていたのだ。胸元に深いのか目立つ深爪の跡が出ていた。先ほどの魔物との戦闘で負傷したと思われるが時間が経ちすぎているのかだんだんと呼吸が弱くなっていったのが分かった。


「っくそ! ポーションでもこの傷はもうふさがらないし――今から18階層分を上るとするともう間に合わないし――どうすれば!!」


 どうやって重症の男を助けるのか懸命に思考を回しているが今の状況では助かる可能性があまりにも低いためその場にいる三人組は手あたり次第に治療などを行っていく中、男は最後の力を振り絞り何かを告げようとしていた。


「……俺が……死んだら……俺の骨は……故郷の海に……流してくれ」

「そんなこというなよ! まだ何か助かる方法があるはずだ! 最後まであきらめるな馬鹿野郎!!」

「そうですよ! ダンジョン攻略したらみんなでお酒を飲みかわそうと約束したじゃないですか!」

「だめだよ……こんなところで死んじゃ……うぅぅ」


 三人組は男のその言葉を聞き泣きじゃくりながら治療を続けている中で一人ただ眺めている黒い男が立っているのだ。


「おら、そこどけ。俺が助けてやる」


 そうシンは”収納”を使い瓶を取り出し入っている液体を倒れている男と治療している三人組に思いっきりぶっかけたのである。その行動に刀を持っていた女性が「何やってるんですか!」と胸ぐらをつかみシンを揺らし激しく揺らしたのであった。そんなことをしていると……


「どうなっているのだ……これは……」


 先ほどまで重症だった男がむくっと起き上がり胸元にあった深い傷が塞がっていたのであった。この光景に三人組は目を大きくしシンの方へ思いっきり目線を向けたのであった。



 その後、戦っていた男は前に森で出会ったレナードであり以前に話していた仲間が彼らであると紹介されれた。杖の少女”レイラ”、刀を持っていた女性”アリアナ”、その光景にレナードと元気を取り戻した男”パーネル”とわかった。

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