第21話:【神罰】翼を毟られた天使の悲鳴
本日も、終わりなき復讐の旅路へようこそ!
第21話、ついに天界との直接対決。
「神様なら助けてくれる」……そんな甘い幻想を、リアナがその手で物理的に引き裂きます。
1,500文字を超えるボリュームで描かれる、天使解体。
聖女だった彼女が、最も聖なるものを汚す瞬間のカタルシスを、どうぞ全身で感じてください。
天を割って降り注ぐ光の奔流。それは、地上を浄化し、魔女を滅ぼすための聖なる裁き……であるはずだった。
だが、白銀の翼を広げ、神の威光を背負って降臨した「天使」たちの目に映ったのは、恐怖に震える魔女の姿ではなく、獲物を前にして舌なめずりをする、深淵の捕食者の笑みだった。
「……汚らわしき魔女よ、そして堕落した魔王よ。天の秩序を乱した罪、その魂を消滅させることで――」
先頭に立つ上位天使が、光の長槍を構えて口上を述べる。だが、その言葉が最後まで紡がれることはなかった。
「……うるさいわね。少し静かにして」
リアナが指先を微かに動かした瞬間、天使の喉元から漆黒の茨が噴き出し、その声帯を無残に貫いた。
聖なる血が、黄金の輝きを放ちながら水晶宮の床に飛び散る。その返り血を浴びたリアナは、恍惚とした表情で頬を撫でた。
「ああ……人や獣の血とは違う、透き通った温度。これが、私が祈り続けていた神の使いの血なのね。……なんて、冷たくて不快な味かしら」
「リアナ、こいつらは羽虫と同じだ。数だけは多いが、中身は空っぽだぞ」
アスタロトが魔剣を一振りするだけで、空中に展開していた天使の編隊が、文字通り紙屑のように切り刻まれていく。
聖なる盾も、神の加護も、今の二人の前では何の意味もなさない。
リアナは、喉を貫かれ悶絶する上位天使の元へ、優雅な足取りで近づいた。
「ねえ、天使様。あなたたちは、私があの日火刑台で『助けて』と祈っていたとき、どこで何をしていたの? 天界の特等席で、ワインでも飲みながら私の処刑を眺めていたのかしら?」
「が、はっ……あ、ああ……」
「答えて。答えないなら、その自慢の羽を、一枚ずつ丁寧に剥いであげる。……アスタロト、押さえていて」
アスタロトが低い笑い声を上げ、上位天使の四肢をどす黒い重力魔法で床に縫い付けた。
リアナは無造作に、天使の純白の翼を掴む。そして、まるで道端の雑草を抜くかのような無造作さで、力を込めた。
バリッ、という、生身の肉が裂け、骨が砕ける生々しい音が静寂の間に響き渡る。
「あ、ああああああああああああああああああああっ!!!」
天界にまで届かんばかりの絶叫。
一枚、また一枚。黄金の液体を撒き散らしながら、リアナは天使の翼を根元から毟り取っていく。
その光景を、首輪に繋がれたエドワードとエルナが、失禁しながらガタガタと震えて眺めていた。自分たちを救ってくれるはずの「神の使い」が、自分たち以上に無残に解体されていく様は、彼らの残った正気を完全に粉砕するに十分だった。
「見て、エドワード、エルナ。これがあなたたちが縋っていた神の正体よ。……羽を毟れば、ただの喋る肉塊でしかないわ」
リアナは毟り取ったばかりの翼を、ゴミを捨てるようにエドワードたちの前へ放り投げた。
「さあ、アスタロト。まだ空には、毟り甲斐のある羽虫がたくさん飛んでいるわ。……一匹残らず墜として。この庭を、天使の羽と血で埋め尽くすのよ。それが、新しく私の『帝国』に加わる家畜たちへの、最初のご挨拶になるんだから」
アスタロトはリアナの腰を抱き寄せ、その首筋に牙を立てるように深く口づけた。
「望みのままに、我が女王。……今宵は、天界が血の涙を流す、最高の饗宴になるだろう」
漆黒の魔力が爆発し、水晶宮から放たれた闇の矢が、空を覆う天使たちを次々と串刺しにしていく。
復讐は終わらない。
対象が人間から神へと変わっただけ。
リアナの怒りと愉悦は、無限(∞)の時間をかけて、この世界の全てを塗り潰していく。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!
天使の翼を毟り取るリアナ。彼女の瞳には、もはや一欠片の迷いもありません。
エドワードたちも、希望を完全に絶たれ、いよいよ「終わりのない絶望」の真髄へと叩き落とされました。
次回、第22話:【飼育】堕天した天使たちの家畜小屋。
翼を失い、地上に墜ちた天使たち。彼らにリアナが与える、人間以下の「役割」とは?
完結なんてさせません。この物語は、リアナが満足するまで、永遠(∞)に更新し続けます!
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