歴史は繰り返す
どうしてこうなった。というか推し推奨ハート○ン式指導法の威力が凄い。
「アヤナミ様これはいかがしましょう」
的な優しい人が
「ボス、こやつらは如何しましょう」
的な感じで変貌した。負け癖と弱い心を潰して色々否定して戦い方とかちょっとしたカラクリやら道具とか何とか教えただけなのに。なぜ口調諸共変わるんだ。色々心配になった。殺しを楽しんでないかとか中二病を発症しないかとか。それでも尚ユニコーンにすら傷一つ付けられないが。
多少甘いだろうけど、もうそろそろ辞めよう。これだけ教えとけばあとは支え合って生きていけるだろう。
…なんて思っている時期が俺にもありました。
例の場所でハッキングを試みて一週間。戻って来たら立派な軍人になっていた。恐るべし。ハートマ○教育。
マジで軍人だぜ?
「進め!」
だの、
「敬礼!」
だの
「直れ!」
だのもはや立派な軍人だ。
やろうと思った事はやったので、本格的に街に行くことにした。こいつらは、まぁ、やることがいっぱいあるだろうから、挨拶をして去る。次来たときには要塞になっていそうだが。
集落から出ようとしたら盛大な歓迎を受けて出ることになった。集落の皆様が何の乱れもなく寸分の狂いもなく整列し、一つの芸術品の如くピシャリと動かない。ホント、自己流の戦い方を教えただけなんだけどな〜。
長が敬礼と言えば寸分の狂いなく同じタイミングで敬礼する。その逆もまた然り。
「我々はボスの指導のおかげでここまで来る事が出来ました。ボスが我々の精神を叩き直し、甘え切っている我々を…」
なんて長々しい演説が続いた。もうユニコーンが船を漕いでいる。ほんとにもう、この人の喉どうなってんだ?ってレベルで演説が長い。ギネス世界記録を軽く取れるレベルだ。
やっと開放された。時は夕方。それで出ようとしたのが朝。地球時間で言えば9時間ぶっ通しで喋っていた事になる。どうしてこうなった。俺が知りたい。何処ぞの森の首狩り兎並に重症だ。あの様子では確実に何かヤベーイ事になる。断言出来る。間違いない。何なら完全理想個体の夢特性色エンニュ○トを賭けてもいい。
集落の皆様に街の場所を聞いたので、のらりくらりと向かうつもりだ。今、手頃な魔物を操って野宿できそうな場所を探している。おっ、いいトコめっけ。よし、近くの岩場に壁ドン。こうする事でいい感じに旨みが出るのだ。それでピヨピヨしてる間に仕留める。うん。美味い。
主人公の推しというか好きな人は何処かのハーレム中二病MAD錬成師くんです。主人公の場合は好きな人の前だと一気に変人化します。




