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記憶をなくした転生者

 また、夢を見た。今度は地龍と戦う夢。


 今の私には記憶が無い。一人称がこれだったかも憶えていない。覚えているのは、死んで転生したのと、綾波柚子という自分の名前のみ。

 今は、有名な錬金術師の娘だ。こっちでの名前は、ラフニア・バートレット。近所ではラフィーと呼ばれている。日本艦からアメリカ艦になった気分。…この記憶、何処から?


 錬金術とは言っても、不思議な液体が張ってある壺に材料入れて混ぜるだけ。うん。何処ぞのアトリエかな?何で知ってるんだろ?話を戻して、ただ混ぜるだけじゃダメ。火加減、力加減も必要になってくる。コツさえ掴めればあとは簡単。今は5歳だけど、爆弾と傷薬は作れるようになっている。


 まただ。また知らないスキルがある。賢者さんに頼んで、深夜一括精算モードから常時報告モードに切り替えてあるのに。


 今日は傷薬の依頼が入っている。

 ホントに謎だ。薬の材料を入れただけなのにどうして容器も出来上がるのだろう。前にママに聞いたことがあったけど、気にしたら負けとかそんな返事しか返って来ない。取り敢えず出来上がったものを渡す。依頼主は知らないだろう。材料入れて混ぜるだけで容器も出来る。と。


 傷薬の作り方を学んだのは一番需要があるから。だがなぜ爆弾の作り方も学んだか。私はよく材料集めに町の外にでる。その時の防衛道具としてらしい。というか、襲いかかってきたら人でも容赦無く使いなさいと言われている。常識的に考えて幼女趣味(ロリコン)には股間に蹴り一発で済ませてるけど。不思議と蹴りの方がやりやすい。生前は蹴り主体だったのだろうか。


 ちなみにここのアトリエは王様のお墨付き。そしてママは色んな伝説を持っている。王様がここを買い取ろうとした時、ママがだが断るの一言で拒否したのが有名だ。それ地球のネタなんですが。…何で私が知ってるんだろ。あとは山を1つ吹き飛ばしたとか。


 昨日、とある竜に助けられた。そして何となくその竜には見覚えがあった。思い出した。夢の中にいた竜だ。今日見た夢は小竜があれになった所で終わった。でも何で現実にいるんだろう。正夢?いやあれは予知夢の亜種だ。じゃあなんだろう。明晰夢?いやこれは寧ろ夢をコントロールするやつ。じゃあなんだろう。…いや考えるのはやめよう。

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