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親離れ

 頭の中に流れて来た龍の育て方によれば、一回目の進化を迎えた小竜は親離れするのが大半だと言う。そしてその段階で親から名前をもらうらしい。


 禍黒竜(仮名)の正式名称は、廻廊竜というらしい。なのでそれらしい名前を付ける。マグナ。この廻廊竜の名だ。まぁ、中身は転生者だが。なんでかって。何となく。納得出来ないだろうが、理解が早い。後は、読心がヒントだ。日本産だが、言語はほとんど人間にしか理解出来ない。(自主規制)勇者の訪問の時、言語を理解している素振りがあった。これらも判断材料としてそう考えた。


 てなわけで都合よく蛇がやってきたので即座に頭を跳ねた。しかも5匹。ついでに少し遠出して更に5匹狩った。うむ。今日は宴だ。なお参加は俺とマグナの2名。2匹か。まぁいい。


 まずは蛇の丸焼き。

 自分の3倍近くの大きさなので、見てるだけで胃の容量が満杯になりそうだが、綺麗に胃に収まった。焼き肉は蟷螂の味覚でも十二分にイケる。

 次は蛇の刺し身。

 あ、醤油?自然の味を楽しむんだよ。これもすぐに売り切れた。だが追加の注文は無かった。当たり前だ。飽きてしまったからだ。

 そして蛇の焼き肉。

 あ?さっき丸焼き食ったろって?あんなもん只の前座だ。本命は焼き肉。(自主規制)勇者が焼き肉のタレやら塩やらをそのままくれたのでそれを使う。あれはあれで6匹も食べて満腹になった。


 俺はマグナが食事で盛り上がってる間に密かに作っていたブツを渡す。蛇の干し肉だ。もちろん塩味。いや〜塩って素晴らしい。…とおっしゃる蟷螂がココに。実際そうだけど。


 そこで気になった事が1つ。廻廊竜なんて進化先は無かったはずだ。誠に今更ながら。属性系統の進化先はまだ理解出来る。だが何処から廻廊竜が出て来た。あれか?あの一週間寝込む覚悟の七変化の影響か?それとも、うわまぁどうしようコッチもピンチ。でも決めらんないもうヤケだ!って感じか?うむ。知らん。どうせ心読んでるだろマグナさんや。


 マグナを見晴らしの良いところに連れて行く。蛇狩ってる途中で見つけた場所だが。だが絶景だ。うむ。自然の雄大さを感じる。

 『レベルが46に上がりました』

何かレベルアップの通知が来た。なぜだろう。うん、分からんからパワースポット的なエリアという事で。


 今度こそマグナを送り出す。

 マグナが飛び立つ。今更だけど、ゴ○骨格なのね。

 そのまま、マグナが飛び立つのを見送った。

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