龍の暴走 小竜の進化
ガイアが暴走しだした。攻撃が激しい。これはアレか。体力残量30%のお知らせか。
そしてとうとう繭が壊れる。嬉しい誤算はあったもののこの時が来た。
身体にこそ負荷はかかるが、最後のカードを切る。一週間は寝込む覚悟だ。状況によっては一週間じゃ済まない。
容姿を変異させる。剣を持つモンスターへと。決してTHESianではない。記憶と再現で完璧に再現する。尻尾を赤熱化させてぶった斬る。だが属性は氷。そして色々変わり、尻尾の錆を落とす。きれいな刀身が姿を表し酸のおまけ付き氷属性斬り。ガイアがのしかかって来るが、狐のようなモンスターに変わり、身も凍てつくシャボンブレスをかます。しかもすべすべになり過ぎて滑る効果付き。ガイアがコントロールを失ってる間、蝶のような美しい翼膜を持つワイバーンになり、エセ雷を放つ。これがホントのフリーズボルト。そして象のような巨体のモンスターになりのしかかり、別の世界では砂漠の悪魔と飛ばれたワイバーンの特殊変異個体でグランドアッパー。止めに災厄の銀龍でトラウマのケタロスアタック。
ガイアはあの七変化を残り1で耐えた。これは偶然か、それともガイアが気合で耐えたのか。そして毒と出血のデバフも消えている。だがもう切れるカードはない。流石に死を覚悟した。思えば、これまで色々と怖いほど運が良かった。今日はそれの精算日かもしれない。最後に小竜の顔が拝みたい。確かそこに…?
小竜は龍の尻尾を喰らい、進化の途中だった。
小竜は光に包まれ、フォルムを変えていく。身体は大きくなり、禍々しいシルエットになっていく。角が生え、そして翼が生える。そして禍々しい黒が姿を表す。
その進化した姿を見届け、意識を手放した。
再び目を覚ますと、ガイアは倒れていた。小竜。否、禍黒竜(仮名)が止めを刺したのだろう。禍黒竜が何か差し出してくる。ガイアの肉だろう。お前の獲物だろうに。だが尚押し付けて来る。このままだと譲り合い合戦になると思ったのでありがたく頂いた。
噛みごたえがあり、めちゃくちゃ美味しかった。そしてガリッと噛み砕いた感触がした。
『核喰らいの効果により、複合スキル。地龍ガイアを獲得しました』




