15.たった1日に終止符を
ミスがあったら遠慮なく言ってね
「・・・だから絶対させた方がいいわ、あんたが言うにはイロは魔剣士の才能があるのでしょう?それなら早いうちに訓練をした方がいいわよ、体ってのは早いうちに鍛えとかないとあとあと後悔することになるから。」
俺は今リーハと宿の食堂で朝食を食べながらイロナについて話し合っていた。
「お前のいうこともわかる、だが俺らがなぜ旅をしているのかを忘れたわけじゃないだろう、今俺らは国を再建するにあたって必要な人材を探すために世界中を回ろうとしているのだ。しかも俺らは別大陸に行くために港町シーソルで船を買わなくてはならない、人間は魔族とも亜人とも仲が悪くて別大陸行きの船がないからな。だからイロナを訓練するするのはシーソルについてからの方がいい。」
「でもこの国は魔の森に近いから強い魔物がたくさん出るのよ。強い魔物でイロを育てた方が絶対早く強くなるじゃない!」
「それでもダメだ、のんびりなんかしてられないんだ。」
「うぅ、分かったわよ。けどシーソルに行くまでの道中イロのことみっちり鍛えるから、旅の日数が少し延びても文句言わないでね!」
「ああ、感謝する。」
決着がついた。
「そうだリーハ、今俺たちがいるシンク国から港町シーソルまで約一月ほどかかるんだがその間でお前はイロナをどれほど鍛えられるんだ?」
疑問になりリーハに聞いてみた。
「うーん、基礎体力と剣術の初めぐらいまではいけると思うわよ。まあ一月でそこまで行くならイロには地獄を見てもらうけど。」
「・・・吸血鬼基準じゃないだろうな?」
「・・・まあ一応。」
「おい、本当に大丈夫だろうな?」
「多分大丈夫よ、私を信じなさい!」
「はぁ」
深くため息をついた、まあリーハを信じてみるか。
それから少しあと
イロナが起きてきたので今日ここから出ることを告げた。
「・・・というわけでイロナ、俺らは今日ここから出るから出発の準備しておけ、金は渡すから。」
「いつ頃出発するんですか?」
「うーむ、正午ぐらいかな。」
「分かりました、では今から準備してきます!正午の少し前くらいには戻ってきますので。」
「ああ分かった、気をつけてな。」
「はい!」
イロナが宿から出ていった。
それから約4時間後、11時ぐらいにイロナが宿に帰ってきた。
「ただいま戻りました!ご主人様。」
「おお、おかえり。案外かかったな、それで何を買ったんだ?」
「はい!色々買ってきました。」
イロナが買い物袋を見せてきた。
「ふむふむ、基本的に旅で必要なものを買ってきたのか。」
「はい!シーソルまでは一月ぐらいかかりますから。」
案外イロナはしっかりしてるんだな。
「うむ、いい判断だイロナ。」
イロナの頭を撫でた。
「ありがとうございます!」
なんだかすごく喜んでいた。俺の撫でるってそんなに価値があるのか?
さて、じゃあ行くか、少し早いが。
「リーハ、お前は準備出来てるか?見た感じ荷物がほとんどないが。」
「大丈夫よ、私にはこの剣ぐらいしかないの。けど食料なら魔物を狩ればいいし、野宿なら慣れてるから。」
「リーハらしいな。」
「どういう意味よ?」
「ご主人様はおそらくリーハさんは適当な人って言いたいんだと思いますよ。」
「ちょ、イロナ。」
「ふーん」
リーハはそう言いながら拳を握って力を入れていた。
まずい。
「と、とりあえず出発するぞ!」
全力で走り始めた。
「ちょっとレグルス、待ちなさいよー!」
朝食中のリーハ
リ「レグルス食べ終わるの早すぎでしょ、まだ五分ぐらいしか経ってないのに。」




