14.お酒って怖い
無断で5日間投稿しなくてごめん!
翌朝
目が覚めて俺がベッドを見ると両隣にリーハとイロナが寝ていた。
あれ、俺は昨日何をしていたんだっけ。
確か、宿に入って、夕食を食べて、ダメだ、そこから全く覚えていない。
仕方ない、リーハとイロナに聞くか。
「おーい、リーハ、イロナ、朝だぞ、起きろ。」
リーハとイロナの頭を叩きながら言う。
「う、ううん。」
リーハが起きそうだ。
「早く起きろー。」
「・・・あと、少し。」
「少しじゃない、早く起きろ。」
「んん。」
ダメだな、起きそうにない。
仕方ない、宿の1階にいって主人に聞くとしよう。
ベッドから降り、部屋を出て階段に向かう。
階段に着くと何やら下からカチャカチャという音が聞こえた。
階段をおりると、どうやらこの宿の主人が朝食を準備している音だったようだ。
「おや、君は昨日の、もう起きたのかい。まだ寝てていいのに。」
「いや、少し店主に聞きたいことがあってな。」
「なんだね?」
「実は昨日酒を飲みすぎたらしく夕食の時の記憶が全くないんだ。なので俺の仲間に聞こうとしたんだがなかなか起きなくてな、だから主人に話を聞こうと降りてきたんだ。」
「なるほどなるほど。」
「その様子だと知ってそうだな、教えてくれ。」
「・・・本当に話していいのかい?」
なんなんだ?今の間は。
「・・・多分、大丈夫だ。」
「そうか、なら話そう。」
「ゴクリ」
思わず息を飲んだ。
「主人、ここに酒はあるか?」
つい先程きた青年にそんな事を聞かれた。
「ありますよ、別料金ですけど。」
「なら頼む。」
「分かりました、持ってきますので少し待っててくださいな。」
青年にそう言い厨房に向かい、酒を持ってきた。
「お待たせしました。」
「感謝する。」
「いえいえ。」
「さて、飲むとするか。」
「ねえレグルス、本当にお酒飲むの?若い体には酒は毒って聞くけど。」
ずっと黙っていた青年の連れの白髪の少女が声を発した。
「大丈夫だリーハ、俺はこれでも18で成人しているからな。一応飲んでいい年齢なんだ。」
「そ、それならいいけど。体壊さないでよね。」
少女がずっと心配そうに見ていた。
「そんなに心配しなくても大丈夫ですよ、リーハさん。ご主人様はとても強い方なのですから。」
今度は藍髪の少女が話し始めた。
「まさかリーハさん、お酒に苦い思い出でもあるんですか?」
「な、なんのことかしら。そもそも私お酒飲んだことないし!」
「えーほんとにー?」
この2人の会話がヒートアップしそうなところで青年が2人の頭を叩いた。
「「イタッ」」
「お前ら、みっともないぞ。ここが宿屋の食堂なこと忘れているのか?他の客に迷惑だ。」
青年が2人にそう言うと2人は気づいたかのように静かになった。
「すまんな主人。」
「いえいえ。」
「よし、じゃあ食うか。」
青年はそう言い酒を飲んだ。
少ししたあと
青年がテーブルに倒れていた。
「お客さん、大丈夫ですか?」
心配になり倒れている青年に声をかけた。
「あ、ああ大丈夫だ・・・と思う。ただ少し立てないだけだ。」
本当に大丈夫なのだろうか?
そう思い青年の酒が入っているコップを見ると酒が5分の1ほどしか減っていなかった。
まさかあのぐらいであそこまで酔うのか?
まずいな、あのぐらいであそこまで酔うならもしあの酒1杯を全部飲んだら大変なことになるぞ。
「お客さん、もうこれ以上飲んだらまずいですよ。」
「いいや、心配はいい。俺は、飲む!」
青年はそう言うと1杯分の酒を一気飲み干した。
「・・・」
「お、お客さん。大丈夫、ですか?」
「・・・」
「ちょっとレグルス、大丈夫?」
白髪の少女、確かリーハと言ったか。
心配して青年に声をかけた。
ちなみにもう1人の藍髪の少女はいなかった。
「・・・うぅ」
「レグルス?うわっ!」
青年がいきなり白髪の少女に抱きついた。
「ちょ、レグルス、どうしたのよ。」
「うぅ、リ〜ハ〜、会いたかった。」
「・・・え?」
え?あ、これまずい酔い方だね。
「レ、レグルス?」
「リーハ可愛い。」
「!?」
白髪の少女の頬が紅くなっていた。
「しかもしっかりしようとしてドジするところとか可愛いし。」
「!?!?」
今度は耳が。
「それと実は冷静に見えて感情的なところとか。」
「!?!?!?」
今度は顔全体が。
「あと・・・」
「ス、ストップ!」
白髪の少女が青年の口を塞いだ。
「えーと、あ、そこの宿の人。」
白髪の少女が私に声をかけてきた。
「なんですか?」
「ちょっとレグルスがとった部屋の場所教えてくれない?」
「たしか2階の1番奥の左側の部屋です。」
「そう、ありがとう。レグルス、行くわよ。」
白髪の少女が席から立ち上がった。
「ふー、スッキリした。」
白髪の少女が立ち上がると同時に藍髪の少女が戻ってきた。
どうやらトイレだったらしい。
「あ、イロ。ちょうどいいところに、これからレグルス部屋に運ぶから運ぶの手伝ってくれない?」
「え、あーはい。分かりました。」
藍髪の少女がそう言うと青年に近づき2人で青年を運んで部屋に行った。
「・・・とまあこんな感じです。」
「・・・」
・・・・・・・・・・・・これから酒飲むのやめよう。
そう決意すると階段から音が聞こえた。
振り返ると降りてきているリーハがいた。
「あーよく寝、あ。」
「あ」
目があった。
「あ、その、リーハ。き、昨日はすまなかった!」
リーハに深く頭を下げた。
「い、いいのよ別に。」
「そ、そうか。感謝する。」
「・・・それに嬉しかったし、あんなことレグリス以外に言われたこと無かったし。」
「ん、なんて?」
「な、なんでもないわ!」
?まあいいか。
「あ、あとレグルス。昨日のことはイロ知らないから口裏合わせよろしくね。」
「そうなのか、分かった。」
良かった、イロナには見られてなくて。
レグルス、少しばかりレグリスの性格が移った模様。




