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13.パーティー結成!

ミスがあったら遠慮なく言ってね

「う、うぅ、ここは。」

気づくと俺はベッドの上にいた。

おかしいな、たしか俺はギルドの受付にいたはずなのにどうしてベッドに横たわっているのだ?

「やっと気づいたのね。」

右から声がする。

振り向くとそこには笑ってるのに笑っていないリーハがいた。

「リーハ、俺はどうしてこんなところ、に、」

思い出した、たしか俺はリーハに思いっきり殴られたんだ。

「い、イロナは?イロナはどこだ。」

「その子なら大丈夫よ、左を見てみなさい。」

左を見てみる、そこには眠っているイロナがいた。

「あんたがなかなか起きないから眠っちゃったのよ。」

「よ、良かった。」

「ねえレグルス、私は全然良かったじゃないんだけど。そろそろ聞かせてもらえるかしら?どうしてレグルスがこんな幼い子と一緒にいたのかを。」

なんだかリーハのうしろに鬼が見える気がする。

「た、確かにそうだな。」

「早く説明して。」

「その前にリーハに確認しておきたいことがある。」

「なに?」

「今から俺が話すことは他言無用で頼む。」

「・・・分かったわ。」

「感謝する、では説明しよう。実は俺にはレグリスに記憶の他にもうひとつ授かった能力がある。それは素質鑑定眼というものなんだが、これはまだ素質が覚醒していない者の素質を鑑定できるんだ。」

「それとこの子に何が関係あるの?」

「それがイロナを鑑定したところ、素質が魔剣士だったんだ。」

「・・・は?」

「本当なんだ。しかもイロナは孤児だったから俺が引き取ったんだ。それでイロナも冒険者登録しようとしたところでリーハに会ったわけだ。」

イロナが元奴隷なのは黙っておこう。

俺がリーハにイロナが元奴隷だと言えば今すぐ俺を問い詰めてあの屋敷に向かうかもしれないから。あそこは重宝したいしな。

「・・・本当なの?」

「ああ本当だ。」

「本当にこの子の家族はいなかったの?」

「いなかった、夜逃げしたらしい。」

「・・・」

「・・・」

「・・・分かったわ、レグルスの話を信じましょう。」

「本当に信じてくれるのか?」

「当たり前よ、実はレグリスもあんたとやっていることが似ている時があったのよ。」

「そうなのか。」

「それでどうするのよ、この子。魔剣士の素質があるのでしょう?」

「あ、ああそうなんだがリーハに剣術は任せようと思う。本当ならリーハに魔法も任せようと思ったんだがお前はマナが少ないからな、だから俺がイロナに魔法を教える。」

「本当にできるの?」

「できるとも、こう見えてもマナの量は相当多いんだ。しかも魔法も俺の得意属性なら上級、苦手な属性でも中級までなら使えるんだ。腐っても王族だからな。」

「そう。」

「あとリーハ。」

「今度はなに?」

「イロナと仲良くしてやってくれ。」

「分かってるわよ。」

リーハと会話していると俺がいるベッドの左側がモゾモゾと動き出した。

どうやらイロナが起きたらしい。

「ん、んん、ハッ!ご主人様、いつ起きたんですか。」

「少し前だよ。」

イロナが俺に抱きついてきた。

「うう、良かったです。」

「心配かけたな。」

頭を撫でた。

「ああそうだイロナ、お前に紹介したい俺の仲間がいたんだ。」

「どなたですか?」

俺の右側を指さした。

「紹介しよう、俺の仲間のリーハだ。」

なんだかイロナが嫌な顔をしていた。

「・・・ご主人様を殴った人が仲間なんですか?」

「悪かったわね、あんたのご主人様を殴って。」

「リーハさんって何歳ですか?」

「失礼ね、初対面で年齢を聞くなんて。まあいいわ、ごひゃ、20よ。」

「20で私と同じくらいの身長なんですか。」

「・・・」

「しかもぺったんこ。」

「・・・」

「可哀想です。」

「・・・ねえレグルス。」

「な、なんだリーハ。」

「殴っていい?」

「俺を?」

「うん。」

「え、ちょっ、待っ、ゴフッ。」

思いっきり殴られた。

そして今度はリーハの不機嫌な顔を見ながら、意識が飛んだ。


「う、うぅ、ここは。」

気づくとベッドの上にいた。

「た、確か俺は、」

記憶がどんどん鮮明になっていく。

「ああそうだ、確かまたリーハに殴られて気絶したんだ。」

「おや、気づいたかい。」

知らない声が聞こえた。

振り向くとそこには70代くらいの老人がいた。

「誰だ?」

「そういえばまだ自己紹介していなかったね、私はモルダン。このギルドのギルドマスターだよ。」

「ギルドマスターが何故ここに?」

「それはね、ここが騒がしかったからだよ。入ると君のベッドのところに2人の女の子が言い争っていたからとりあえず追い出しといたよ。」

「あの、その2人って俺の仲間なんだが。それと白髪の方は一応20を越えている。」

「おや、そうだったのかい。すまなかった、どうやらいらないことをしてしまったらしいな。」

「いや、こちらにも非がある。だから頭を下げないでくれ。それと今あの2人がどこにいるか分かるか?。」

「おそらく受付にいると思うよ。」

「そうか、感謝する。」

ベッドから立ち上がった。

「じぁあなギルドマスター。」

そう言い医療室を後にした。

受付に行くと本当にリーハとイロナがいた。

「おーい、リーハ、イロナ。」

「あ、レグルス。」

「あ、ご主人様。」

「2人して受付でなにをしてるんだ?」

「あそこ追い出されてやること無かったからイロのランク上げ手伝おうとしてたところよ。」

「ということはリーハはもうCランクに到達したのか?」

「ええ、あのでかい熊倒したって受付に言ったら、なんか慌てだして、ここのギルドマスターに呼ばれて審議されて倒したって証明したらランクBに上げられた。どうやら私の倒したあのでかい熊、A級の魔物だったらしいの。」

「そ、そうなのか。」

まさかたった一日で俺が3年間頑張って上げたBに到達するなんて、泣きたい。

「リーハ、イロナのランク上げはしなくていいぞ。」

「なんで?イロはパーティーに入れないってこと?」

「違う、実はパーティー全員の了承があればランクが低くても入れるんだ。」

「そうだったんだ。」

「ああそうだ、しかもイロナの今の実力じゃCまで上げれそうにないだろうし。」

「確かにそうね。」

「うるさいです!」

「まあとりあえずパーティーを組むとしよう。リーハ、イロナ、この紙に名前を書いてくれ。」

パーティー申請書を渡した。

リーハが名前を書きイロナに渡すとイロナはその紙をずっと見ていた。

「ご主人様。」

「ん、なんだ?」

「私言葉書けません。」

「確かにそうだったな、すまなかった。後で俺が書いておこう。」

そう言いイロナから紙を貰った。

自分の名前とイロナの名前を書いた。

「よし、じゃあ受付に渡しに行くぞ。」

受付に向かい見慣れた受付の人に紙を渡した。

「はい、確認しました。パーティー名はどうしますか?」

「なくてもいいか?」

国を再建する時にはパーティーを解散させるからな、あまり名前を残さない方がいいだろう。

「構いませんが、」

「ならそれで頼む。」

「分かりました、少々待っててください。はい、出来ました。ギルドカードを見てみてください。」

ギルドカードを見てみる。そこには新しくパーティーという項目が出来ていて、名前は空白になっていた。

「反映されていますか?」

「ああされている。お前たちもされてるか?」

「ええされてるわ。」

「されてます。」

「これでパーティー登録は完了か?」

「はい完了です。」

「よし、じゃあもうそろそろ日が暮れる頃だし宿に行くか。」

「そうね。」

「分かりました。」

宿に行き夕食を食べると俺たちはすぐに眠ってしまった。

ギルマスに医療室を追い出された時

リ「あなたのことなんて呼べばいい?」

イ「別になんでもいいです。」

リ「ならイロって呼ぶわ。」

イ「・・・なんでナを抜くんですか?」

リ「なんとなく。」

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