↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幻影道R 第九巻   作者: SAKI
77/83

「命を燃やして」 その6

 赤子の夜泣きと共に力が弱まりその間に脱出する。


「ゆ、ユイさん・・・」


 どうして・・・ユイさん・・・来ちゃったの??


 まだボロボロなのに、目が殆ど開いてないのに・・・私をまた助けてくれて・・・


「ユカリちゃん、お姉さんに任せて♪」


 ユイさ・・・・ん?????????


 翼を広げながら降りてくる彼女、何か雰囲気変わった??私は合流すると何処かふわふわした顔でにっこり笑った。


「うふふ♪ちょっとだけ借りてるよ、ユイ?」


 ユイさん?は私の頭を撫でて武器を構える。


「えっと・・・ユイさんだよね??」


「んーそだよ〜☆」


「いや、ハルカさんだよね!?」


「ハルカさんは死んだんだよ〜?お姉さんが憑依でもしてるのかな?」


「いやいや、完全に憑依してるじゃん!?」


 どう見ても声の高さや明るさは亡くなったハルカさんだ。どうやってユイさんを乗っ取ったのか知らないけど休ませないとヤバイのでは!?


「えへへ〜♪ユカリちゃんはこっちの方が好きでしょ?」


 そんなおっぱいを揺らしても許せないよ!?


「ちょっと待っててね〜ラブアンドヒール☆」


 魔法も簡単に使ったよ!?私とユイさんのボロボロだった傷が一瞬で回復しちゃった。


「う〜ん前の私よりちょっと硬いかな〜おっぱいも大きいしちょっと不便かな?」


 完全にハルカさんだけど何故か物凄く心強いお姉さんが傍にいて安心感がある。


「さってと!倒そっか♪」


 そしてユイさんは呑気にストレッチしながら私の前に立つ。


「ちょっと経験不足だけどお姉さんは元最強お姉さん復活だ〜!」


 訳が分からない!?ユイさんは有無を言わずに突っ込むから私は大慌てで走るが加速力、瞬発力、勘の良さがユイさんと比べて桁外れに動きが違う。


「ユカリちゃん!獣の力は使える?」


 ユイさんは無数に迫る赤子の手を丁寧に躱して全て斬り落とした。


「使ってるけど・・・もう武器も投げ物も・・・」


「お姉さんが隙を作るから凄いのお願い♪」


「す、凄いの!?なんか凄くて凄いの!?」


「そ!ユカリちゃんなら出来るよ♪お姉さんをもっと惚れさせてね♪」


 何と言う無茶振り、何と言う抽象的、真っすぐでニコニコしてて・・・か、カッコイイ。


「お姉さんの目が黒いうちはもう可愛い妹に一歩も触れさせないよ!!」


 ユイさん?は見たこと無い魔法を放つと炎と風魔法の力でヘルは何と吹き飛んだ。


「ユイさん危ない!!」


 だが大きな魔法を放つと隙が生まれやすくカウンターの腕が迫る。


「はいはいっと」


 意味が解らない、魔法を放っても隙が生まれない。赤子の腕を飛行魔法を解除して落下すると炎魔法で無理矢理着地したと思ったら今度は光魔法で敵の目の前で蹴り飛ばした。


「うっそ・・・・・・??」


 軽々しくあんなモンスターの猛攻も全て跳ね返して蹴り飛ばす。赤子の腕は生えてる物は全て斬り落として防げない場合は魔法の反動で回避する。


 これが本当のユイさんの実力?それともハルカさんの力?


「ユカリちゃん〜まだ〜!?」


 無茶振りな癖に意外と待てないんだね!?


「仕方無いな〜お姉さんが愛してあげるからちょっと待ってて♪」


 ユイさん?は私に何も言わせずあんなに強かったモンスターをボコボコにすると無傷で私を抱き締めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。