「夢幻の可能性」 その1
酒場から離れて第二の家となるエミちゃんのお城への戻る。
さっきまでは誰もいなかったけど数時間経ってからもう一度足を運ぶと皆の声が扉の前から聴こえてきた。
「元気出しなって〜元々合わない性格なんだから喧嘩するのも仕方ないよ♪」
「見ない内にユイも変わったもんだな」
おや?この声はサナエちゃんとキリちゃんとエインデのお兄さん?
「・・・む?リーダーか?」
まだ来てすら無いのに玄関先で分かるのは兄妹共通なのかな?
エインデのお兄さんの言葉に皆して血相変えながらドタドタと此方に駆け寄る音がする。
「うわぁ!?本当にユカリちゃんだ!?」
「ゆかりんお帰り〜☆めちゃめちゃ会いたかったよ〜!!うはぁー!!テンションマジエグちなんですけどー!?」
そこにはキリちゃん、エミちゃん、サナエちゃんに、エインデのお兄さん、クラフトさんがいたようだ。
「あっ・・・・その・・・・お、お帰りなさい」
皆が黄色い声を上げる中サナエちゃんは気落ちした声色で頑張った笑顔を見せた。
「ただいま〜二人はすっかり輪の中に入ってるね」
私が居ない間はノア先輩から大体聞いたけどエインデのお兄さん達が仲間に思われるように仕事や戦闘訓練や錬金術やその他諸々教えてくれたらしい。
流石は元リーダーさんだ、私と違って経験豊富だ。
「ねーねー聞いてよ!!アタシ等の知名が上がってさ!!」
「あーずるい!!アタシが最初に話すんですけどー!?」
「止めなさいよ、ユカリちゃんは一人しかいないんだから順番に言いなさいな」
「だってユカリちゃんが帰って来たんだよ〜!?サナエちゃんはユイと喧嘩した話で相談でしょ?」
皆大喜びしながら私の手を奪い合う、一人を除いて皆元気そうでなりよりだ。
「なら私が先に話す、二人きりで話したいからこっちで話しましょうか」
あーずるい!と私の返答有無を聞かず私の手を引いてサナエちゃんの部屋まで連れて行かれることになった。




