「何とかしてあのゲキヤバドリンクを飲ませようとする会」 その2
「あっ、ユーゴ君、お疲れ様〜これ飲む?」
私は先程貰った栄養素ドリンクを壁際にお仕事をしているユーゴ君のテーブルに置く。
「おーよ、なんか凄ぇ臭いがするが?」
挨拶代わりに擦り付ける事に成功した、一応ノア先輩にも渡そう・・・かな?怒られそうだけどその時は全力で土下座しよう。
「ノア先輩も飲みますか?」
いつもなら警戒しそうだけどノア先輩は清らかな笑顔で受け取ってくれた。
「まぁ〜栄養ドリンクって奴ですか?」
「うん・・・・・・そう・・・だよ」
うっ、清廉潔白な表情、何だか罪悪感が込み上げてくるな。
私は流れに乗って二人にゲキヤバドリンクを押し付けることに成功し二人は何も知らず一口飲む。
「なんか色々と変な飲みモンだな?」
あれ、意外と飲めてる?明らかに飲んだ瞬間から吐きそうになったのに。
「んぶ!!!!」
もう片方は駄目だったみたい、たわわな谷間に液体を吐きながら服がびしょびしょになってしまった。
「ユカリちゃん・・・・?」
だがそれはノア先輩のお怒りの矛先を向けられた一手となった、嫌な予感がしたが逃げようとする私のスカートを風魔法で捲らせようと防いだ瞬間にもう逃げられなくなった。
「ちょちょちょちょ!!あの!ごめん!!悪気は無かったんだ!!」
全力でスカートとシャツを脱がせようとする手はあまりにも強力で防ぐのに手一杯だった。
「このままだと痴女になりますから!!お願いだから許して〜!!」
「風魔法で下着も脱がせてあげますから全裸で帰ってくださいね??」
「ひ、ひぃぃぃ!!」
あまりにも怖すぎる笑顔に私は本当に裸にされるところだった。ノア先輩に無条件で何でもするからと言わなかったら社会的に終わる所だった。
☆★☆★
「全くも〜!おいたは駄目ですよ?」
「おいたしたのはノア先輩じゃない!?頬を抓られたよ!?」
軽いお説教を受けた私は最後は私が、無理矢理飲まされる始末となった。やっぱりマズイし今度は断ろうかな。
私は抓られた頬を擦りながら突っ込むと更に頭にチョップを受ける。り、理不尽だ。
「二人して仲良しなのは良いがユイ姉は捜さねぇのか?」
またノア先輩と口論になりそうな時に横から見ていたユーゴ君はため息交じりに頬杖をつく。
「あっ、そうだった!!ノア先輩、いつでも誘っていいから今日の事は水に流して!」
危うく剥かれる所に私はまた何でもするからとノア先輩が完全に有利になる発言をすると濡れた服を替えながらそれなら許してくれた。
ただあの瞳の中にある悪戯心が一抹の不安になりそうだけどノア先輩には許してもらえた。
「当然そちらに行きますのでいなかったら・・・」
「ち、ちゃんといるから!!」
これ以上被害を受けるのは割に合わないと判断した私は何度も誓いサナエちゃんを探しに行こうと腰を上げる。
「あっ、ユカリ、味は意外と悪くなかったぜ〜」
去り際に放たれた発言に耳を疑ったが取り敢えずサナエちゃんの元へ向かうことにした。今度からノア先輩をからかうのは身の危険が感じるから控えることにした私だった。




