「商業区防衛戦・後編」その19
私はあの後皆の様子を見に行くと誰もベッドで休んでおらず動いていたいと言って周りを彷徨いていた。有り余る元気を少し私にも分けて欲しいくらいだ。
「皆意外と元気だったな〜私なんて身体が気だるくて動くのにも苦労するというのに・・・」
とはいえ皆ロボットの戦いには相当労力と恐怖を知ったんだいくら私が凄い力でギリギリ倒せたぐらいで本来なら全滅していた。
もっと強くなりたいけど人と魔物、ロボットで別け隔てなく経験を積むにはユイさんと同じぐらい強くならないといけないとなると気が遠くなってくる。
「ん?」
のんびり自分の個室に戻ろうとした時個室から話し声が聴こえた、私は近くにある個室に聞く耳を立てるとどうやら私の話をしてるみたいだ。
「ユカリちゃんの体内に異常が見られない?」
「ああ、いくら検査してもあの娘の体内は健康そのもので怪しい所は見受けられないんだ」
「でもユカリちゃんはあの狂い火がこの星初の再発した娘ですよ?」
「あの娘は一体どういうことなんだ?全てが平均より低い数値が出た筈なのに」
「これ以上研究成果が無いなら治り次第退院させますか?」
「うむ、そうだな」
この声は院長さん?もう一人は分からないけど女の人だ。何でこんな部屋で私に対しての結果なんて話してるんだろう?
「・・・誰かいるのか?」
もう少し詳しく聞こうとしたがドジって爪先を壁に当ててしまい音が鳴った。私は早歩きをして自分の個室に戻ることになってしまった。何だか院長さん検査というよりも結果について気になっていた、あの時の院長さんは院長というよりも研究員に近いような気がした。
個室に戻るとアヤちゃんがお茶を淹れてくれていて警戒しながら少しだけ気持ち整理をしながらアヤちゃんと情報交換することで一日が終わった。




