「商業区防衛戦・後編」その14
ユカリが仲間達と合流する前・・・
「ふぁ〜あぅ・・・・全身の筋肉が衰えた気分だよ・・・・」
治療を受けて仲間の姿が見れなくて不安で来てしまった。身体を動かすだけでズキズキするのに別室だから少し遠くて時間も掛かる。早く寝たいけどあの後散々怒られてアヤちゃんが付き添いになるなんて・・・・
☆★☆☆ 数分前
「全く病院から抜け出したと思えばまさか戦場に赴いていたなんて正気!?」
包帯だらけの私は目が覚めると困惑した院長にこっぴどく怒られた。私は終始頭を下げて謝ることしか出来ずアヤちゃんに助け船を出されて漸く片が付いた。
「取り敢えずアヤを付けるから数ヶ月はここにいなさい」
院長の叱責に私は微量ながらも声を挙げた。
「あの、アヤちゃん以外は駄目ですか?」
「嫌かい?」
「はい、別の人に代わって頂けると幸いです」
アヤちゃんは院内最悪の破廉恥淫乱ドスケベの称号を得ている。老若男女問わず計百回以上の破廉恥を予想させる言葉や特に若い人の触れ合いと名乗っただけの女の子の胸や尻、男の人の下半身を過度に触ったり脱がせようとする行為に一時は牢屋に入りそうになったが持ち前の治療技術や彼女の作る薬剤がとても効力があって今に至る。
院内では特別警戒対象、事件は大体彼女と呼ばれる始末で院長は少し頭を抱えた。
「すまない、人手がアヤしかいなくて・・・・気分は最悪だろうがこの通りだ」
院長直々に頭を下げさせる程のえっちなお姉さんはアヤちゃんしかいない、私は渋々仕方なく承諾するとアヤちゃんはプンプン怒っている。
「なによーまるで私を犯罪者みたいに言って〜」
「「犯罪者だからだよ!!」」
私達の叱責にアヤちゃんは泣きべそをかいてしまった。
「うわあぁぁぁぁん!!酷いわ〜女の子の◯◯とか◯◯を舐めたかっただけなのに!!ユカリちゃんの◯◯とか!!◯◯◯を舐め取って健全な性行為をしようとしただけなのに〜!!!」
「本当に済まない、何かあったら拷問部屋に連れて行く、彼女は縛られるのは好きだが血を流すのは大嫌いだからな」
「・・・その時は容赦なくお願いいたします」
「・・・・えっ・・・・あっ・・・・あの・・・・ごめんなさ―――― 」
アヤちゃんは顔面蒼白になりながらも私に破廉恥はしないと本気で約束してくれた。その割にはお尻触ってるけど今回は見逃してあげよう。
ユイさん達が集まっている個室に移動するとそこにはなんと助けてくれた人まで集まっていた。




