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幻影道R 第九巻   作者: SAKI
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「商業区防衛戦・後編」その4

「はぁ、はぁ・・・つ、強いね」


 キリちゃん達が奇襲を仕掛ける為に私達はある程度の場所まで牽制しつつロボットの攻撃を防ごうとう算段で来たけど相手はロボットで規則的な行動を介さない為にたまに別方向から攻撃がやって来て傷が増えてしまう。


 それでも何とか位置をずらして目標とした場所まで連れてこれた。


「ユカリちゃん伏せて!」


 キリちゃんの言葉を耳にすると私は熱中しているユイさんの手を掴み一緒に頭を伏せるとロボットが攻撃をしてくる瞬間に大量の爆弾が投下された。


 次々と投げ込まれ爆発や雷を纏った衝撃波や酸化される投げ物を全身に受けるも伏せた私達を狙おうとしたが待機していたゼーナちゃんとカイト君が挟撃する。


「せいやぁぁぁ!!」


「そこだ!!」


 二人の挟み打ち・・・だが私達の想定を遥かに越えたロボットはその場で急停止して一回転して剣と斬撃を弾き返した。


「想定以上の強さです!」


「賢いロボット程面倒なのは無いね!!」


 二人は壁に吹き飛ばされても物怖じせず更に攻撃を打つ、私達もそれに乗じて攻撃する為にトリックバスターや銃を放つもロボットは全てを掻い潜りカイト君とゼーナちゃんの足を掴み投げ飛ばして顔面から謎の黒い濁った水を足元に放つ。


「っ!ユカリちゃん逃げて!!」


 ユイさんはいち早く距離を取ったが私は逃げ遅れてしまいロボットは口を開き火球を放つと一気に炎が燃え広がる。


「ぐっ!?」


 飛び込みしても間に合わず右足と身体が焼けてしまった。まだ致命傷じゃない、まだいける。


「ユカリちゃん!!」


 だがそう思ったのが束の間、ロボットは焼けた右足を掴み私は反応が遅れてしまい藻掻こうが地面に一気に叩きつけられた。


 叩きつけられる度に内臓がぐちゃぐちゃと骨がへし折れる、私は五回ぐらい叩きつけられるとユイさんが掴む腕を蹴り飛ばして助けてもらった。


「ごめんね、ユイさん」


 私は損傷は受けたけどユイさんが回復魔法を一緒に唱えてくれたお陰で少し楽になった。


「む、また謝る・・・」


「冗談だよ、助けてくれてありがとうユイさん♪」


 私はにこやかな表情を見せるとユイさんはとても満足げに照れながら頷いた。


「さてと、ここからどうしようか」


 恐らく更に猛攻が待ち受けている、あのロボットの全て見たわけじゃない。全員が束になって勝てるかどうかすら分からない。


 それでも気持ちは一つ、商業区を守る為に一丸になれば絶対勝てると思いっていた・・・

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