↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幻影道R 第九巻   作者: SAKI
29/83

「商業区防衛戦・後編」その5

 私達は商業区に突如現れたロボットを退治しようとしたが類を見ないほどの強敵で度を越した強さに圧倒されてしまう。それでもあきらめずに作戦を練るも全て無に帰した。


「はぁ・・・はぁ・・・・・・」


 気付けば皆息が上がり少し休まないと思った矢先、上空からノア先輩が降ってきてロボットの背中に剣を突き刺した。


「オラよ!!」


 突如現れたノア先輩に挙動が変わると同時にすかさずユーゴ君が物陰から姿を現して胸部に手甲から突き出る刃を突き刺すとロボットを吹き飛ばした。


「パイルストライクの力、少しは効いたろ?」


 手甲から蒸気が排出されていて一目で珍しい武器だと目を輝かせてしまった。


「油断なさらず、まだ来ます」


 ロボットはすぐさま起き上がり変則的な動きをする。


「わ、私に向かって来る!?」


 その動きは誰に向くかも分からない、私は不意を突かれて反応が一歩後になってしまった。


「装甲と装甲の隙間なら!」


 さっき言ってたユイさんの攻撃方法、攻撃を受けてその一撃を放つ、拳を刃状にして振り翳す・・・・と最初はそう思った。


 ロボットのその行動は“フェイント”だった。


「えっ?」


 背中から猛烈な熱を感じる、ロボットは動きを止めて尻尾のブレードで私の背中から突き刺した。


「うっあ・・・」


 そして動けなくなった私にトドメを刺そうと今度こそ振り翳す、私は腹を突き破され構えることが出来ない。

 

「ユカリちゃん!!」


 その振り翳した刃はなんとアスカちゃんが受け止めたのだ。


「尻尾邪魔よ」


 直後にユイさんが怪力で尻尾を切り離して私のお腹に突き刺った刃を引っこ抜き回復魔法で治してくれた。


「っ!!アスカちゃん!!」


 お礼述べる前に私はアスカちゃんの方を見ると明らかに押されている、片腕が動かなくて足の踏ん張りで何とか持っているがそれも限界だった。


 アスカちゃんの腕は切り落とされて両膝を突き刺して動けなくした。


 最後は拳を内臓に一撃を打つと何の躊躇いもなくお腹を掴んで何十回も振りまして捨てた。


 おもちゃのように扱われたアスカちゃんは内臓がぐちゃぐちゃになり血が混じった嘔吐が一気に吹き出る。


「くっ!!!」


 アスカちゃんは嘔吐が止まらず駆け寄ったノア先輩の背後を取り振り返った頃には腕がなくなっていた。


「ならばウイン―――― 」


 ノア先輩の起死回生の風魔法を放とうとしたがロボットの胸部が開き変な鱗粉を被せた。


「うそ・・・・・?魔法が使え―――― 」


 ノア先輩の魔法は遮断され刃にした拳を突き刺してお腹の右半分を斬り落とした。


「うぐ!!それでもまだあります!!」


 殆ど繋がっていないお腹でもノア先輩は胸元から特殊な液体を胸部に投げつけると鉄を纏った装甲が一気に溶けた。


 だがそれもロボットには胸部にが剥がれただけで致命傷にはならず四足になり太腿に当たる所から刃が出現し・・・ノア先輩の横頬から貫通させて壁に激突してしまった。


「“魔力粒子砲”」


 機械音から発せられると腕部が銃口となりノア先輩が激突した壁に放つと私近くにいた私でさえ巻き添えを受けるほどの強烈な爆発を引き起こした。


「ノア・・・先輩」


 遠くに距離を置くサナエちゃんがノア先輩に向かうとノア先輩はぐったりと動かなくなっていた。


「そんな・・・ノア先輩っ!!!」


 ノア先輩は死んでしまったのか確かめたくてもロボットは次を処理しようとサナエちゃんに前進してくる。


 私達の壮絶な戦いは更に悽惨なものとなった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。