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三度目の宿命  作者: れんは
12/23

私、魔王と結婚します


部屋に着くとお母様とロイドに明日の事で話してくるとエナが出て行った


父親が一緒なら姉妹になるけれどエナから何も言ってこなかった


このままの関係でいて欲しいとの事でいいのかしら?

私からは切り出せない


翌日お父様の所に行き返事がきたらすぐに教えて欲しいと伝えたら臣下達の驚きの一色に拗ねながら部屋に戻る

エナが早速お母様に聞いてお許しが色々貰えたらしくお墓に案内してくれるそうでロイドを待つ


色々お許しが出たとは何だろう


「ねぇエナお母様と何を話してきたの?」


コンコンッ


エナに頷くとロイドが入ってきた

前まで来ると敬礼した後に跪く


「初めまして姫様、騎士長を務めるロイドと申します

此度はお呼び頂きありがとうございます」


見たことがあると思ったら魔物が城下町に入ってきたと知らせてきた方だわ


「初めまして会えて嬉しいですわ

私のお姉様を大切なエナを守ってくれてありがとうございます」


「ユリ様….」


「貴方は私の事どう思いますの?」


あの時の貴方は憎しみの目で私を見た

あんな目で見られていたのにどうして平気でいれたのだろう?


「俺はすみません 私は特に何も」


「そう…」


「ですが言いたいことがあります!」


「ロイド立ちなさい 二人とも座って話しましょう」


立ったままでいいと言う二人を説得し座らせる


「何でも言ってさぁ」


エナを解放しろと言われたら頷けるかしら

グッと握り拳にした


「結婚を許して欲しいのです」


「へっ?」


予想外すぎて返事が出来なかった


「ロっロイド姫様に何言ってるのよ!」


「何って俺は真剣だ!」


「陛下の許可がないと駄目よ」


「あら?どうしてお父様の許可を?」


「あっそれは」


「エナあなたはまだ 私に全て話してくれてないの?ないのね?」


エナから髪が青い事での生い立ちから城に来たのは私のメイドになるため

それからーエナのお母様が亡くなっていた話を聞いた


「私は全て知りたいと言ったわ嘘をついたのね?」


「違う違います 話せないだけです決して嘘じゃありません」


「話しなさい命令よ」


「ユリ様…あぁどうしたら…私は話せないです」


「いずれ知ることになるのです それならエナの口から聞きたかったわ

ロイド話してくれるわよね?」


ロイドはエナに視線を向けていたが意を決して口を開いた


「エナは貴方の代わりに嫁ぐように言われてるのです」


「はぁ?」


あのクソオヤジがーー!


「どこでそんな汚い言葉を覚えたのです⁈」


「あら口に出してたかしら?」


ギルバードからだとは口が裂けても言えない


エナが両手で顔を覆うのを横目に聞いたのは本当に腹ただしい事だった


「エナ大丈夫よ あなたはエターナルじゃない嫁ぐ必要はないわ」


「顔も見たことがない男の所に行くのですよ?」


「どんな男か分からないなんて政略結婚なら普通だわ」


「私はユリ様より年上です バレたら大変なことになります」


「王族になりたいの?私のお姉様になってくれる?」


「私はこのままロイドの横にいてユリ様にお仕えしたいです…形はどうであれユリ様が大切なのは変わらないのです」


「ならいいじゃない 青髪は他にいても変じゃないわよね?

名前を変えられた貴族か平民とかの子孫だと言えばいいのよ」


「いないのですよ 強大な魔王の力が影響してるとされて改名されたのはネウレス陛下だけエターナル家でしか継いでないのです」


「……正妃の子である私に魔王と結婚する権利があるわ そうよそう言う事にしましょう」


「姫様それがまかり通るでしょうか?」


「ロイド、ユリ様を止めてくれるんじゃないの?」


「黙りなさい 王族じゃないから権利がないと言っているのよ

ロイド私は許します 今日中にお父様達に話すわ」


「ありがとうございます姫様」


「一人になりたいわ 出て行きなさい」


これ以上話すことはないと意思表示として立って背中を向ける


「…失礼します」


エナのすすり泣く声が遠ざかる


昨日は笑い合ってたのにとため息をつく


けれどエナが望まないない王族なら魔王に嫁ぐ必要はないと私は思った


大丈夫大丈夫よ私 きっと上手くいく

まずはお父様に確認しましょう

覚悟しておけと言っていたからエナの事はなくなってるはずよ


ベルを鳴らし守備兵を呼ぶ


「お呼びでしょうか?」


「お父様に会いたいの 会いたいから会うんではなく大切な話があると伝えて欲しい」


「かしこまりました 失礼します」


無性にお母様に会いたい体がこどもだからかしら


それから少ししたらひと段落つくので王の間にいなさいとの事だった

いつも後ろの方にいる守備兵に近くでついて来てもらって向かう


着いてから程なくしてお父様が入ってこられた


「どうしたユリ 何かあったのか?」


「お父様 率直にいいますわ」


お父様の案を否定する事に心臓がバクバクしてる


「エナを王族として迎えないのなら私の代わりを務めるという事をなかった事にして下さい」


「ほう…」


「私は私が魔王と結婚するの…です」


かみかみになりながら何とか言い切る


「お前はまだ小さい 何年先になるか分からない婚約を待てるか?

保険なのだよあのメイドは」


「わから ない?」


「すぐさま返事がきてな これだ」


懐かしい筆跡 ギルバードだ


すぐそちらに行きたいが立て込んでいるので落ち着き次第そちらに連絡する

会談も暫く無理だろう

申し訳ない勝手にだか延期とさせてほしい


急いで書いたような走り書きだった


「すぐ魔界に行くことにならないまだ何年か先だ」


「待ちます!」


「魔族じゃなく人間を好きになりなさい」


「エナが大切です自由にさせて下さい」


「そんな理由では駄目だ」


「そんな理由ってお姉様ですわ」


「お前はどこまで聞いたのだ?

ユカリナの子 愛しい我が子はお前だけだ」


どうしてそんなことに言うのよ


「ガイロバ」


「お母様…」


「ノックも聞こえないほど何を話してるかと思えば」


「ユカリナ大事な話中なんだ」


「私も話に参加したいわ ねぇユリ?」


「お母様エナは今のままで良いと言ってくれましただから代わりにしないで」


「そう…良いんじゃないかしら」


「ユカリナ⁈」


「ガイロバ、こんな王族の在り方を終わりにしましょう?

息子が産まれたら存続できるしユリはまだ決まったわけじゃない結婚するかは話は別よ」


「しかし…」


「あらぁまた城下町に下りるのかしら?」


お母様にしては珍しく睨んでる


「もう世継ぎの為に下りる事はない」


こちらも珍しくしどろもどろ


「なら解決ね!」


「お母様ありがとうございます

私世界をまわりたい 魔界の色んなところ行きたい」


「ユリ私のかわいい娘

あなたに責任を押し付ける形になるからガイは困ってるのよ分かって頂戴」


「はい お父様もありがとうございます」


「ではエナを代行とする事は無しにする」


「はいっ早速伝えて参ります!」


失礼しますと退出したらエナとロイドが廊下に立っていた


「ユリ様…」


「エナっ丁度良いところに!

二人とも私の部屋へ行くわよ」


早く伝えたくて早歩きになるが微笑ましい顔してみんな見ないで欲しい


ついてエナが早々に飲み物の用意しようとするところに引き止めて二人をまた座らせる

また遠慮するやりとりがあったが


「エナっ聞いて!」


「ユリ様私も言いたいことがあります!」


「えっあっなに?」


もしかして嫌になって暇をもらいたいとか?


「わた私もお姫様いや 姫?あっ王族になります」


かみかみのうえ早口だったので聞き取れなかった


「エナを代わりにしないでと言ったら了承をとったわ!

お母様からもよ」


「えーえぇえ⁈」


私の決意は何だったのーとエナが言ってるが何のことよとロイドに視線を送る


「あー姫様 エナは王族になる決意をして会いにきたんですよ」


「まぁそれは正式にエナがお姉様になるから嬉しいわね」


「姫様…」


「ふふっそんな睨まないでよ」


「ロイド⁈ユリ様に何てことしてるの!」


「冗談はさておき改めて言うけれど代行する必要は無くなったから結婚ぜひして頂戴」


「姫様ありがとうございます」


「ですが本当によろしいんですか?」


「あら私はともかくお父様やお母様が言ったことが信用なくて?」


「いえめっそうもない!

ありがとうござい、ます」


「エナ泣くな」


ロイドがすかさずハンカチを渡す

流石と言うべきかしら?


「さーてお墓に連れて言って頂戴」


はいって言った二人はとてもきれいな笑顔でエナはつり目が柔らかくなりロイドは垂れ目だったのだと気づく


エナが垂れ目を気にしていつも眉間に皺を寄せて強面なんですよと言ってたなーと思い出す

二人が時間の関係であーだこーだとプランを立ててくれるのを見つめる


ちょっと寂しいと思ったのは秘密












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