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三度目の宿命  作者: れんは
11/23

私、魔王と結婚します


この本はネウレス王国がエターナル王国になるまでを掻い摘んで残す事にする


起点となる王の名はネウレス ロイ エターニャ

賢明で陽気な性格で城下町に下りてはふらりと戻る堅苦しくないと国民からも人気だったと記録が残っている


高くそびえる城壁が間もなく完成という時期に起きた


隣の国が攻めてくるとの情報だった

長く平和だったネウレス王国には衝撃で浮き足立つまま迎え撃つ


平行線のまま膠着状態が続くと思われたが追い打ちのように大量の魔物がくると逃げてきた軍隊から報告がきた


なんとか城壁の向こうで終わらせるようにと頑張るが崩れ始め雪崩れ込む魔物


国民は城に逃げ込もうとごった返しの中 ネウレス陛下は城下町で魔物の数を減らそうと生き残った部下達と迎え撃つ


倒しても倒しても押し寄せる魔物にネウレス陛下は致命傷を負う その時に現れたのが複数の魔族と 魔王ギルバート エターナルが降り立った瞬間だった


人間は魔力が少なく軽い回復魔法しかないため魔族達が使う魔法は強大過ぎた

一瞬にして悩まされた魔物は倒され 虫の息だった陛下は魔族召喚と同じ共存契約されたが改名される事で回復された

起き上がるやいなや傷ついた国民へ回復させていく


それから陛下と魔王は常一緒にいたとされ 同姓同名だったため陛下をギルド 魔王をギルと呼び合う仲になり二人で何をしていたかと色々記録が残っている


陛下は魔法が不得意だったはずが改名されてから魔法量と質が格段に上がり新しい魔法の研究を始め出した


赤髪に赤い瞳だった陛下は鮮やかな青色に変化されたのが影響していると解明されている


一方で魔族の悪戯が始まった時期である


魔物を殲滅し国を救ってくれた英雄に近づく人間が多かった

陛下みたいになりたいと名乗り出した人間に魔族は名前を聞いた

陛下みたいになれると思った人間は慣れなかった

自由を奪われ人間同士で争わせたり魔法をどこまで高めれるかを試したりした


名前の影響について人間は劇震した

どこかで聞かれてるかもしれないと家名を名乗らず家を継ぐ嫁ぐ時のみ伝えられるようになる

このことはこれからも浸透していく事だろう


魔王は激怒したが手遅れだった

復興に活気付いたネウレス王国は見る影もなく静まり返っていた

陛下は悲しんだ それを見た魔王は約束した


お互いの謁見の間のみテレポート出来るようにしようとエターナル王国と名前を変えればそうする事ができる

テレポート先はお前の王座の前 選ばれたのみにする


それから問題なく平和は訪れると思った矢先

陛下のお世継ぎが青を受け継いでいた

王妃は嘆いた どうして我が子に青色が陛下の体が魔族になっている 我が子も魔族なのだと私は魔族に抱かれたのだと精神が壊されてしまった


陛下も悩まされていた外見が歳をとらないのだ

しかも孫さえ青を受け継いでいた


魔王が言った 仕方なかったがそこまで影響を受けるとは思わなかった責任をもちたい


気にするな友よ私はお前が大切だ

これからどうなるかわからないし悩むもんじゃ無い 私は国が大切で離れられないが魔界を見たかった

もしこれから女が産まれたら婚約して連れて行って魔界の世界を我が子孫に見せてくれ


陛下も病には勝てず多くの人に見送られながら亡くなられた


人間と魔族の曖昧な関係が始まったのである


魔王は言った友の約束を守りたいとだから魔物が来たら呼ぶ事 会談は定期的にする事 女が産まれたら報告する事


人間の王は了承した


「ユリ様ー」


のちにエターナルとなった王族は魔法量は多く質が良く長命だと証明されたがまだ謎が多くなかでも髪を


「ユリ様!」


「驚かさないでエナっ」


「とりあえずアフタヌーンティーですよ」


エナ私何も知らなかったで済まされないわね

あなたも青の血筋だもの

でもあの日は髪が短く茶髪だったわ


まじまじとエナを見る

ポニーテールで縛られた長い青髪に赤茶けの瞳でつり目が嫌だと本人は言っていたがお母様が羨ましいと零していたのを知っているぐらい綺麗な顔立ちだわ


「エナ私知りたい全て知りたいの どうして貴方はメイドをしているの?」


「…。」


「お願い」


「これだけは絶対だと覚えといて下さい

今まで畜生と何度思った事か それでもユリ様の成長が生きる糧であり嬉しかったのです

あらあらユリ様も泣き虫ですね」


「今日だけよ最後にする」


「良いですか?聞いてもご両親を憎まないで下さい約束です」


「お父様を?」


「はい」


聞いた話は壮絶で苦しくて悲観した私は悲劇のヒロインぶっていたのだと知った


「エナのお母様のお墓明日にでも連れて行って欲しいわ」


「ユリ様それは」


「お願い」


「まぁお願いを覚えてしまって困りますね」


「ロイドにも会わせてね」


「ふふっ分かりました三人でいきましょうユカリナ様に確認を取ってからですが」


エナ私お父様を憎むなと言われたけど今まで通りとは無理だわお母様もよ


大切なのはずっといてくれたエナの方だもの

仄かな暗い感情が大きくならないよう笑顔で隠す


「外が暗くなってきたわ」


「アフタヌーンティーが緩くなりました」


「エナだーいすき」


「突然なんです ですが私も大好きですよユリ様」


二人で笑いあって図書館を後にした



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