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5.おでかけ3

次は、おもちゃ屋さんに行った。僕が漫画を読んでいる間に、ナナちゃんとマーくんが言い出した場所だった。この店は僕が小さい時からある店だけど、あまり僕たち兄妹は連れて来てもらった覚えがない。でも、今日は、僕たち以上にご機嫌な二人がいるから、こっそり行く必要がない。

「ねー、マーくん、これ、懐かしくない?」

と、ナナちゃんが立ち止まったのは、たまごっちのコーナーだった。

「女の子はみんな持ってたよな。でも、今はモニターがカラーなのか。」

と、話している。

「え?これ、黒白だった時代があるの?名前は赤たまなのに、体が黒なの?」

と、りっちゃんが言うと、

「そんなことないよ。赤と白しか出せないモニターだったの。カラーになったのは最近なのよー。新しくなった時ニュースにもなったんだよ。」

と、言っている。僕には、あのマシーンの面白さはよくわからないけど、スイミングスクールで一緒の女の子たちは、終わってから通信をするために持って来ているみたいだ。子どもの泳ぎを見つつ、たまごっちの世話なんて大変そうとしか思わなかったけど、ナナちゃん世代にもそんなに流行っていたのか。

と、話していたら、

「これも進化したよな。」

と、マーくんが何やら持って来た。小さい頃にいくつも買ってもらったミニカー。最近は全然一覧表も見てないけど、街中で見かけるかっこいい車も出揃っている。でもやっぱり、僕が一番気になったのは、プラレールだった。煙を出しながら走る蒸気機関車に、駅でアナウンスが流れる新幹線、笛だけでコントロールできる列車まで。見たことのないものばかりだった。久しぶりに行ったら、楽しいかも。さっきのナナちゃんのはしゃぎようが、僕たちにもいつの間にか伝染していた。


いろいろ見て回って、やっとおもちゃ屋さんから脱出できたのは、入ってから1時間後のことだった。


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