森の中の猫のいる図書室
森の奥にある赤い屋根の小さな家に暮らす少女、エレナ。現在18歳の彼女は5年前、13歳という歴代最年少で魔術師となった。いろいろあって、レオーネ公爵家専属魔術師として雇われているエレナは、かなりの人見知りだ。知らない人を前にすると声が出なくなる、体が動かなくなる。そんな彼女が唯一心を許せる相手は、1年前から共に暮らすようになった白猫のアウローラ。エレナにとって、自宅の図書室で、アウローラと共に過ごすときだけがリラックスできる時間だ。
ある日、公爵様から新しく任務を命じられて‥‥‥。
ある日、公爵様から新しく任務を命じられて‥‥‥。