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第28話 生徒会お悩み相談、その後

「金堂さん、先日はありがとうございました!」

 一週間後、私達が居る二年A組の教室に彩菜は現れた。

「皆さんに相談した後、私、ハジメ君に素直な自分の気持ちを伝えたんです。そしたらハジメ君から告白されて……、結局付き合うことになりました!」

 律儀に報告に来た彩菜に、私の口元はほころぶ。

 彩菜さん、良かったね!


「でも、その素直な気持ちをハジメ君にぶつけてみるのはどうかな? 告白とも違う形で」

 あの時の自分のセリフを思い出す。

 この娘の気持ちは私に似ている。

 でも私にも、それは恋心なのか分からない。

 これはもしかしたら、自分の今の気持ちへの答えの一つなのかもしれない……。


「一件落着、私はここで手を引くわ」

「本人が自覚したなら、もう私の出る幕は無いってことよ」

 奈美の言葉がリフレインする。

 その目は彩菜さんではなく、私や洋祐君を向いていた。

 奈美さん、何を考えていたんだろう?


 席を立ち、教室の窓を開けて外を眺める。

 秋の日差しが差し込んできて、涼しい風がなびかせる。

 心地良い!

 

 私もウジウジ自分で抱え込んでも仕方が無い。

 もっと気持ちを表に出していこう。

 外の世界はこんなに気持ちいいんだから!――


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