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第10話 ~とある世界破壊者の経緯~

お盆です。眠らず急いで仕上げたので誤字や表現が変なところがあるかもデス……

 幻想界【アルフィーニ】のとある廃都───の一角で殺気&威圧感バリバリでアンデッド共を屠っていた男とその配下達がいた。


 ズシュッ────!


「……剛様、これでここいらに潜伏していたアンデッドは全滅いたしました」

「……ご苦労。索敵にも引っかかってないか?」

「はい! ダイジョウブです!」

「そ、そうか……(何でハイテンション?)」

 クールでウサ耳の美女と猫っぽい(亜人ではない)少女の謎のテンションに若干引き気味になりながらも2人の主である男【四月朔日(わたぬき) つよし】が剣をしまう。


「他の者達の所もそろそろ討伐が完了する頃合いだと思われますが、いかがいたしますか?」

「じゃあ、終わった所から喫茶店(フロリア)に集まる様、指示しといてくれ」

「はい、畏まりました」「任されたよ~~♪」

 一緒に行動していた2人に指示を出して、剛は一足先に廃都の中心部にある何故か唯一営業している喫茶店に入った。


 カランカラン─────


「いらっしゃーい。あら、もう終わったの?」

「ああ、俺の配下の者達が我先に目立とうとしたらあっという間に終わっちまった。俺が直接手を下したのはほんの4、5体くらいか。運動にもなりゃしねえ」

「あらら。みんな張り切ってるわね~」

「……全くだ(苦笑)」

 喫茶店の女マスターからエール(ビールの一種)を受け取った剛がそれを一気飲みする。

 ※:剛は未成年(18歳)ですが異世界にいるのでおK?


「んくっ……んくっ………ぷはぁっ!」

「相変わらず良い飲みっぷりねぇ、ワタヌキ君」

「マズイ! おかわり!」

「……不味いのにおかわりするの?」

「いや、何となく定番のセリフを言ってみただけだ。普通におかわりをくれ」

「あ、うん。分かったわ?」

 女マスターからエールをおかわりしてまたもやそれを一気飲みする剛。

 ※:もう一度言うが、剛は未成年以下略。


 若干ほろ酔い気分で微睡む剛はふと今日こんにちまでの出来事を振り返った。


 ============================


 始まりの出来事は突然起きた。

 

 いつもの学校、いつもの教室、いつもの友人、いつもと同じ授業。


 そんな毎日が退屈で何かイベント的な事が無いかなと常日頃から思っていた。


 そんな時、体育の授業中(体育祭での学年合同練習中)のグラウンドでそれは起きた。


 当時、空は曇りで太陽すら見えなかったのに、突然雲が晴れて空が光ったと思った瞬間、一学年全員と教師を含む(約300名)が異世界に転移したのだ。


 転移先はどこかの王国の謁見の間で当然いきなり転移した故、みんな混乱するが王様の説明にみんな、段々興奮して盛り上がった(現実主義の教師達はそれをなかなか受け入れられなかったが)。


 更に聞くと、自分達はこの国に召喚されたが別の国ではまた別の人達が召喚されているそうだ。この世界には一体どれくらいの人達が召喚されているのだろうか?


 そして神様(?)からの召喚された特典として祝福(ギフト)というそれぞれ特殊な能力が与えらる筈だったのだが、剛を含むほんの十数名ほどが何故か祝福(ギフト)が貰えなかった為、雑用的な扱いをされる羽目になった。


 それだけの扱いだけならまだマシだった。


 問題は隣国や魔族(魔王軍の事)との戦争で能力が無い、ただの一般人の剛達も戦いに参加させられた事だ。


 もちろん当然、戦闘の経験も能力が無い剛達が生き残れる訳もなく、祝福ギフト持ちの勇者と呼ばれる殆どの生徒のうち、亡くなったのが50人ほどだが、能力が無い一般人として生き残ったのは剛だけとなった。


 それから何回か戦争が行われ、生き残った祝福ギフト持ち勇者は百人にも満たなくなり(150人ほどが戦死)、生き残った生徒達も段々と精神ストレス的に追い詰められ、他の生徒や騎士達と衝突したり、仲間内で殺し合う事案が発生。これには流石の王様も事態を重く受け入れ原因究明を急いだ。


 そして、その原因が何故か剛にあると言われた。もちろんこれが確定した事実ではないのだが、『能力や魔法が使えない一般人の剛がここまで生き残っている事自体がありえない』と調査団に突き付けらた。勿論これは唯の偶然剛の運が良かっただけで何の関係性は無いが、誰もその証明が出来ない故、何故か剛の所為だと言われた。


 で、その結果、何も悪い事をしていない筈の剛は仲間である他の生徒、騎士、その他の国の住人達から凄いバッシング(酷い言葉)を言われ、最終的には国を追われる事になった。

 ※:これが剛を世界破壊者コードブレイカーへ向かわせた原因。


 そして自分を追い出した国の住人やこの世界に召喚した神に対し、物凄い強烈な憎悪を抱くようになった剛はここから普通の人じゃ絶対にやらない行動に出る。


 まず、魔力がほとんど無い(0に近い)剛は、国から追い出される時に唯一剛の身を案じた女騎士から金貨50枚(大体50万円くらい)を貰い、それで隣国の町で『食料・生活用品』や『体力回復ポーション』を大量に買い漁り、森へ向かった。


 何回かの戦争で生き残った故、そこそこ体力が付いた剛はまず、昆虫や小動物型の魔物(・・)(通常の動物もいるがそれではない)を狩って、その魔物に付いている『魔石』だけを集めた。


 通常、魔石集めといえば『換金』を思いつくと思うが、剛は魔石を売らず、なんとそれらの魔石を粉々に(・・・)砕き(・・)、粉末状にして食べ物と一緒に摂取した。

 その目的は魔力の増加を目論んでいたのだが、魔石を摂取して魔力が上がる保証も、そして身体に起きる影響も何も考えていなかった剛は魔石を摂取したその直後、身体に猛烈な痛みが発生。

 

 激しい頭痛に全身の筋肉と骨の痛み、皮膚が裂け、大量に出血をし、悶絶する剛は一瞬死を感じたが、森に入る前に買い溜めした回復ポーションの事を思い出し、全身の裂傷と出血が収まるまでひたすらポーションを浴びる様に飲んだ。


 そして気が付いた時、剛は仰向けで倒れていた。気が付くという事はどうやら生きてるらしい。おそらく身体中の再生と破壊を繰り返すうちに気絶していた様だ。


 まだ全身に鈍痛が走るが何とか死なずに済んだ剛はその後、何度も砕いた魔石(の入った料理)とポーションの飲食を繰り返し、徹底的に自分の身体を傷め、回復し続けた。


 なにも確証があった訳じゃない。でもそれくらいしないと自分を追い出した国の連中や神に復讐なんて出来やしない。


 そんな恨みからの願いがかなったのか砕いた魔石を直接摂取しても身体に異変は起きなくなった。それどころか本来微量しかなかった筈の剛の魔力量がありえない位増加していた。


 最終的に魔石を氷みたいに直接ゴリゴリ食えるくらい成長……もとい進化した剛はその後、今度は剣や体術を鍛えたりする為にこの森の魔物(魔石の無い通常の動物はスルー)を全滅させた。勿論殺した魔物の魔石は当然頂くが。


 森の魔物を全滅させた剛はその後、世界を旅し、魔法を習得・修練しつつその途中で出会った孤児や奴隷達を仲間に引き入れ、一緒に世界を回った。

 旅先で出会った仲間達もこの世界に絶望した者達で剛の境遇に強く共感し、その遥かに常人を越えた力を以って世界を鼓舞するその姿に仲間達はまるで神様(・・)の様に称えた。……どちらかというと魔王に近いと思うが。


 似た様な境遇の仲間達と共に旅しているうちに剛の心の傷も段々と癒え、心に抱えていた憎悪も消えて自分を追い出した国への『復讐』もする気が起きなくなった。

 それよりも剛には自分を慕ってくれている仲間達を幸せにしたいという気持ちが沸いてきた為、ここ最近は戦闘よりのんびりとした生活を送っていた。


 ─────自分を追い出した国が滅びたという噂を聞くまでは。


 剛にはもう復讐する気は無いが自分と一緒に召喚されたかつての仲間達と唯一剛の身を案じ味方になってくれた女騎士の身柄を心配した剛は今の仲間達を連れてかつて追い出された国へ戻って来た。


 そこには地獄があった。

 

 王国は廃都と成り果て、死んだ住人達の半数がアンデッドと化していた。


 そんな中、滅びた廃都の中心部にやけに目新しい看板を発見した剛達が恐る恐る中に入ると、そこにはかつて剛の身を案じた女騎士がいた。


 話を聞くとどうやらこの惨状を行ったのは魔王軍らしく、女騎士───【ロゼッタ】はその当時はもう騎士を解雇されて(剛をかばった為)今はここの喫茶店のマスターをやっている。

 勿論外からアンデッド達に見られない様窓には目張りをし、生きている人間、もしくはこの滅びた国に訪れた人達がここに来れる様にわざと看板を目立つように新調したそうだ。

 ついでにロゼッタから詳しく聞くと、魔王軍から侵略されたその日、魔王軍に勝てないからと逃げ出す騎士や勇者が多発したらしく、殆ど抵抗できずに王国はその日のうちに滅び、その真っ先に犠牲になったのが一般住民達だそうだ。騎士や勇者が逃げたっておいマジか………

  

 そして滅びた廃都でロゼッタは喫茶店を細々と経営しつつ、街を回って生き残っている住人を探し、アンデッド達を少しづつ減らしているそうだ。ちなみに保護した住人達はまとめて馬車で隣町へ送っている。


 少しづつアンデッドを倒しているロゼッタではあるが、流石に数が多すぎて全然減らせないのでそれに見かねた剛はかつての恩を返すべく、この廃都に徘徊しているアンデッド共を始末する為、仲間と共にロゼッタの依頼クエストを受け先ほど全滅を確認した。


 ………その途中でこの世界には無い筈のデカい銃や謎の兵器を持った奴と出くわして一戦交えて重傷(・・)を負わせたが、そいつがその後どうなったかは分からない。


 ============================ 


「ふぅ~~~」

 一瞬にして長いモノローグを思い出していた剛は空になったジョッキを置いて一息ついた。


「………長かったわね、モノローグ」

「人の考え(こころ)を読むなよ……」

 どうやらマスター(ロゼッタ)には剛の考え(思っ)ていた事が分かっていたらしい。顔がニコニコしてるし。


 カランコローン………


「「ん?」」

「ただいま~」「剛様ただいま帰りました」

 扉が開く音に2人が視線を向けると、ウサ耳美女【リア】と猫っぽい少女【チャア】が剛に帰還の挨拶をする。ふと外の方に目を向ければ他の仲間達が周囲の警戒をしている様だ。全部退治したとはいえ、警戒は怠らない方がいいからな。


「おっけー。じゃあ保護した23人を隣町まで送れば良いわけね」

 剛達から依頼中の話を聞いたロゼッタはうんうんと腕を組みながら言う。


「いや、保護した数が数だからな。あの馬車では全員乗らんだろ。だから俺達が魔王領に行くついでに途中の町へ連れてくよ」

「え、そう?」

「ああ、それよりもあんた。これからどうするんだ? もうこの廃都には生き残りもアンデッドもいないと思うからここにいる必要も無いと思うんだが?」

 アンデッドを排除して生き残りも保護した今、ロゼッタのいる意味が無いと剛が言った。


「そう……ね。今までは生き残りを探すためにここに残っていたけど、もうその必要も無いのよね……」

 組んでいた腕を下ろし、ふと外を見ながらロゼッタは何かを考える。


「……何の予定も行く所も無いのなら俺と……俺達の所に来るか?」

 考え中のロゼッタに剛が誘う。ロゼッタには剛が無能だった頃に結構世話になったので剛は恩返しの意味も含めてロゼッタにアプローチ(?)する。


(リアさん、リアさん。マスター、また勧誘してるよ?)

(また剛様の悪い癖が………)

 その後ろでは配下の2人がヒソヒソ話している。


「………実にありがたい話だけど、私はこの国が好きだったの。最後は実に残念な結末になっちゃって国が滅びちゃったけど、私の故郷はここしかないわ。だから私、ここに残るわ。幸いアンデッドも国の腐った連中ももういないから後は復興に全力を注ぐわ」

 しかし、ロゼッタは考えた結果。剛の誘いを断った。滅びたとはいえロゼッタの故郷はここしかないのだ。


「そうか……。ん? じゃあ、あんたが残るなら保護した23人はそのままここに残してもいいじゃないか?」

「あ、そうね。でも一応本人達と話して残るかどうか聞かないとね」

「ああ、リア、チャア。外の連中と一緒に聞いて来てくれ」

「わかりました」「りょうか~い」

 ロゼッタがここに残るのならわざわざ全員連れて行く必要も無いだろう。


 ・・・・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・

 ・・・


「じゃあロゼッタ。事が終わったらまた来るわ」

「ええ、あなた達の力があれば復興も夢じゃないしね」

 話を付け剛達一行は最終目的地の魔王領へ向かう。

 ちなみに魔王を倒した後、一度ここに戻って来て国の復興の手伝いをロゼッタに頼まれている。魔王撃破後、時間はたっぷりあるので剛は快く承諾した。



「剛様、次はいよいよ魔王領ですね」

「ああ、あの話が本当なら元の世界に帰れる手段があそこにあるそうだからな」

 リアの言葉に剛は魔王領の方を指す。

 

 剛が今まで旅をしてきた理由は『元の世界に帰る方法を探す事』で、色んな国を回り王様や召喚に詳しい人に聞いた結果、皆『帰還方法は魔王だけが知っている』と言っていた。

 あ、ちなみに剛は今は帰る気は無い。あくまでも帰る方法を探すだけだ。それに剛同様に召喚されてきた人がいるのならその人を返す事も出来るしな。


「でもマスター。魔王を倒したら(?)帰れるって、それムジュンしてない?」

 チャアが頭の後ろで手を組んで2人の後を追う。


「まあな。一応試してみるさ。で、もしガセ(嘘)だった場合、嘘ついた連中の国にちょっと血の雨が降るだけさ」

 ふっふっふ、と暗い笑みを受かべる剛にリアとチャアが若干引いた。


「んじゃあみんな、途中の町で準備を整えたら一直線で向かうぞ。いいな!?」


「「「「「「「「「「はい!」」」」」」」」」」


 こうして世界破壊者コードブレイカー・剛とその一行は魔王領へ向かった。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「おおう……これは………」

 神が殺されて不在となった管理室で世界の(アカシック)歴史(レコード)を見ていた桜井が頬を引き攣らせながら唸っていた。


 桜井が覗いていたのは四月朔日わたぬき つよしの辿った軌跡だ。


 運よく生き残っただけなのに罪人扱いされて国を追放され、憎悪を抱くといったこれまた世界破壊者によくあるパターンで、桜井が唸っていたのは剛が『魔石を摂取していたシーン』だ。


 桜井も魔力を持たないので同じく持っていなかった剛の気持ちは分からなくはないが、流石に魔石を摂取しようとまでは思わない。

 

 魔石を摂取して苦しもがくその姿はまるでザール(生きたゾンビみたいなもの)様だ。とても見てはいられない。


 だが、あれだけ憎悪を抱いていた剛が仲間達のおかげで和らいだのもまた事実。


 なら、マロンやヴァンがいなくても自分で何とか出来るかもしれない。……相手が話の通じる奴ならの場合だが。


「……義信の事もあるしな。俺が行かないわけにはいかないか」

 そう言って桜井はスイッチを切り、管理室を後にして直接サイエンGOに転送する。


「佐夜達が危険に晒される前に早めに魔王領へ赴かないとな」

 そして桜井は独り言を言いつつ、兵器・道具庫へ入り、決戦に備えた。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

「あ、あべべべべべべべb!?」

「……………」

 Rに電気ショックを喰らわしているヴァン。これは攻撃ではなく腰の治療らしい。……ちょっと威力が強いのかRが透けて中の骨が若干見えているが。


「いつ見ても凄い光景よね~~」

「会長が無茶させるからですよ全く。私も何回死んだ事か……」

「いいじゃない。どうせ透死なないんだし」

「死ななくても死ぬくらい痛いんですよ!?」

「ごめんごめん……ってあたたたたっ!?」

 同じく透にマッサージを受けていたマロンだったが、失言した事で透がブチ切れて逆に激痛が走るツボを押す。おまけに身体ごとマロンを押さえつけすぐに解けない様にするおまけ付きだ。


「……何やってんだかなー俺達」

 Rに治療という電気を食らわせつつマロンたちを見たヴァンは溜息を付いた。


 前回世界破壊者達の集団を前に一時撤退したマロン達だったが、Rにそそのかれたマロンが何故か急にやる気を出し逆に「突撃ー!」と言い出してエルシオンごと世界破壊者達のいる場所に突っ込んだ。


 で、そのまま戦闘開始になり、当然数名の世界破壊者が襲ってきた。


 ヴァンとマロンは世界破壊者に匹敵するほどの実力は十分あるが、Rと透はそうはいかない。実際、不死である透も十何回か死んでるし。Rも気合だけで何とか乗り切った。


 2人ハンデを貰いつつ全員と戦うのは流石に無理なので、とりあえず世界破壊者を殺さずに世界外へ吹っ飛ばすやり方で全員ぶっ飛ばし、世界破壊者に着いて来たそこそこ強い奴には自ら撤退してもらった。


 何の解決にもなってないが、これで世界破壊者達が集まるにも時間が掛かる為、時間稼ぎは出来ただろう。


 それよりも問題は─────


「どうするんだよマロン。エルシオンぶっ壊してまたゼロの奴に怒られるぜ?」

 現在は小型の艦で世界管理協会───通称【ヴァルハーレ】がある本部【イニシエ】に帰還中だ。


「形在る物。いつか壊れるわよ」

「だからって普通、艦ごと突っ込むか!?」

 流石のヴァンも艦ごと世界破壊者に突っ込むとは思ってもいなかった。マジで死ぬかと思った。違う理由で。 


「我は理事マロンのそういうノリの良さ、好きだぞ!」

「そう? ありがと」

「だから! お前等状況を考えろっていつも言ってんだろ! 言ってるだろ!?」

 わははと笑う2人にキレるヴァン。


「お、落ち着いて下さい隊長。目が血走ってます!」

「お、おう……すまない。どうもこの2人が絡むとな……」

 透から目薬を貰うヴァン。どうやらいつもの事らしい。


「……それにしても、世界破壊者コードブレイカーについての対策、何か考えないといけないわね」

「………また艦で突っ込むのはやめてくれよ?」

 マロンの溜息にヴァンがツッコミを入れ同じく溜息を付いた。


 こうして4人を乗せた艦は本拠地へ戻って行った。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 あとがき地獄↓

リオ「また今回も出番が無い!?」

佐夜「そうだな。まあ、この物語に主人公はいないらしいから別に良いんじゃね?」

リオ「よくない! 主人公がいないと話が纏まらないんだよ!?」

佐夜「だから別にいいって。シェアワールドみたいにやってりゃいいって」

リオ「……むぅ! じゃあさややはもう出番が無くてもいいの?」

佐夜「……そういわれれば嫌だけどさ」

リオ「出番争いはキャラクターにとって大事なアピールの場! だからリオは毎回ハイテンションなんだよ!」

佐夜「……そうなのか?」

リオ「そうだよ! だからほら、さややもアピールアピール!」

佐夜「ってうわぁ! 引っ張るなよ!?」


リオ「そ~れ! さややのメイド悩殺ポーズ!」

 リオに引っ張られてそのまま謎のポーズを取らされる佐夜。小説なのでお見せ出来ないのが実に残念だ。


真桜「サヤ……何やってるのだ?」

 パジャマ姿で見ていた魔王少女・真桜がジト目で2人を見ていた。 


 オチ無し!


次回、内容をちょっと変更して決戦前の話です。繋げると長くなりそうなので。では!

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