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第14話 ~巨大ロボは動きが大雑把~

マロン「何で巨大ロボってあんなメカメカしいのかしらね?」

ハーマン「ふん。機械なんか頼らず己の肉体で勝負すればよかろう」

マロン「いや会話しなさいよ」



作者「タイトルと関係ねぇ」


「「「「「次元合体【カイザークロス】!!!」」」」」


 シャキーンッ!!(効果音)


「「「「「「おおぅ………(引き攣る顔)」」」」」」

「「「「「「おおぉぉ……っ(キラキラした顔)」」」」」」

 戦隊モノなのにポーズが仮面系というチグハグな合体ロボに物質界出身の者達は引き攣った顔をし、他世界または過去の世界出身の者達はその圧倒的な存在に目が輝いている。


「JUWAっ!?」

「やっぱり「じゅわっ」って言ってないかアレ!?」

「気の所為だ。そんな風に聞こえるだけだろ」

「いや、心なしか構えもウルトラの人っぽいぞ?」

「その場合こちらが悪役じゃねぇか」

 合体前の戦闘機で撃墜されたアニカは起き上がって構えを取るがどう見てもウルトラのポーズだ。


「時間も無いからこちらから行くぞ。秘技『カレーパンチ』!!」

「「「「「「そのネーミングは止めろー!!」」」」」」

「秘技かそれ!?」

「つかいつの間に仕込んだ!?」

 いつの間に仕込んだのか、右手の拳部分に付いたノズルからカレー液が噴き出し、そのままアニカに殴り掛かるカイザークロス。

 けどそのネーミングは某・アン○ンアニメに出てくるサブヒーロー(カレーのあいつ)の技じゃね?


「DHUWA!!」

 しかしサイズが大きいと攻撃も大振りになる訳で、アニカは左腕で防ぐ。


「OH、防がれたか。単発じゃ駄目なら連打だ蒼太朗ブルー!!」

「おうよ。『カレーラッシュ』!!」

「ネーミングセンス酷い……」

「しょうがないわよ。突貫だし」

「そうか? パンチはともかくラッシュは良いんじゃね? ……何か無性にカレー食いたくなるが」

「「同感」」

 盛り上がる蒼太朗とマックを余所に詩紗とラキエルと琢磨は呑気にお喋りしている。つか臨場感無ぇ。


 ガンッ!


「っ。HYOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO────」

 両手パンチを防ぎ切れずノックバックしたアニカは顔を上にあげて口に何やら暗黒のエネルギーが溜まりだす。


「っ。あ、拙い。何か撃ってくるぞ!?」

「ならこっちも迎撃準備だ。詩紗、ラキエル!」

「え?」

「は、はい!」

 いきなり振られたので2人は急いで手元のレバーを引く。するとカイザークロスは波動○の構えを取る。かめ○め波ではなく波○拳。手の形が違うのはともかく構えた手にエネルギーが集まる。


「IPPENNSHINISARASEYA─────!!」

「『いっぺん死にさらせやー』!?」

「遂に日本語話し出したぞ!?」

「つか言葉遣い悪っ!?」

 さっきからアニカ(?)のキャラがおかしい。まぁ乗っ取られているから変なのは当たり前か。

 何はともあれ、変な掛け声と共にアニカの口からデカい暗黒ビーム(?)が撃ち出される。


「早!?」

「間に合わない!?」

「直撃する!?」

 一方、一足遅くエネルギーが溜まりきっていないカイザークロス内の面々は焦る。最悪直撃破壊に備えてロボを捨てて脱出した方がいいだろう。


「全く……仕方ないわね。『地軸操作ミスディレクション』!!」


 くいっ。


 ゴォォォォォォォォォ───────


「GGGGGGGGGGGGOOOOOOOAAAAAA!?」

 するとビーム(?)が当たる直前、ベレッカが顔に片手を当て、もう片手を地面に着いてミスディレクションと叫ぶと地面が若干ズレ、ギリギリカイザークロスの横を掠めて行った。ちなみに顔に手を当てた手の間から覗き見してる姿から若干厨二臭がする。


「え、あ、そ、逸れた?」

「あいつ今までどこ隠れてたんだ?」

「つーかいたのか」

「え、誰?」

「ミスディレクション、幅広ぇな」

「「み、みすでれくちょん……?」」←椿姫(義輝)&詩織(信長)

「流石昔の人。横文字苦手かぁ……(=_=)」

「噛み噛み可愛ぇ(´_ゝ`)」

「そこん所、どう思います清良さん?」

「好きですねぇ(ゆっくり風)」←清良

「えぇ笑顔やー」

「戦いの最中に何の話をしてるんだお前等……」

 ラストバトル最中だっていうのに今までいなかった奴が急に活躍した事に皆感心どころかツッコむか的外れな事しか言わねぇ。


「っと、余所見してる場合じゃない。チャンスだ!」

「おう。行くぞ!」

 そうこうしてる内にエネルギーが溜まったので今度はこちらの番だ。



「「「「「かーめー○ーめー………波────!!!」」」」」



 流石に撃つ構えは『か○はめ波』も『波動○』も同じ。

 なのだが……


「「「「だからパクるなら統一しろよ!!!」」」」

 色々混ぜすぎて酷い事になっている。


「UUUUUUUUUUUUUUUOUUUUUUUUUUUUUUOUUUUUUUUUUUUUO………」

 そして大技直後の硬直で避けられないアニカは光線をモロに浴びてどこかで聞いた事のある様なセリフを吐いた。


「「「「あ、そこはスト2なのね」」」」

 ………分かる人だけ分かって下さい。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 ちなみに、


「「「「「???」」」」」


 ゴォォォォォォ………


「「「「「!? ア、アイエェェェェェェェ──────!!!?」」」」」

 

 ゴォォォォォォォォォォォ────────


 地軸がズレて外れた暗黒光線はというとそのまま大森林を突っ切ってたまたま通りかかったベアゴーレムの集団を消し去った。


 まぁ、放っておいても滅落で死ぬのだから先に死んで良かったのかもしれない?


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「お、(巨大)アニカが倒れて動かなくなった。これはチャンスか?」

「だから何でそうポンポンフラグを立てんの?」

「……どうすればそのフラグをへし折れますかね?」

「ラノベでも読んだら?」

「そんな時間ねぇ」

 あの後半から超展開が始まるフラグをへし折るハーレム少年の物語の話はまた今度(これも知っている人は知っている)。つか今度も何もそんな予定はない。


「まぁ、フラグかもしれないけど今は悩んでいる時間も無いし……無理矢理にでも行くしかないよね」

「ええ、そろそろアニカに接触しますよ」

 と、ダウンしている巨大アニカとの距離が2~3メートルにまで縮まり、ここからは一気にダッシュしてタッチすれば第1の目標は達成する。


「じゃあ、せーの、で迷彩・気配遮断結界を解くわね。………せー、のっ!」

「「っ」」

 愛沙が結界を解いた瞬間、4人の姿がアニカの近くに出現し、新と佐夜が一気にアニカに向かって迫る。


「佐夜君。ちなみにアニカのどの部分に触れればいいのか分かっていますか?」

「あ、そっか。巨大化しているから普通に触れていいのか分かんないよね。でも検証してる暇は無いんだしとりあえず一回近い場所で触れてやってみるっ」

 走りながら相談している内にアニカの足元までやって来た2人。


魂中侵入スピリットダイブ!」

 そして巨大なアニカの足に触れて侵入を試みた。


 その瞬間、


 シュルルルルルルr───────


「っ、しまった。やっぱり罠!?」

「く……っ。瘴気の水や霧同様、捕まると体力が奪われて………」

 罠だった事を考えて懸念していた2人だったが、触手にも汚染水や黒霧同様ドレイン効果があるって事が頭から抜けていた様で、その触手に絡まれた2人は一気に窮地に陥る。


「あーもう、全く……。本当にこんな事になるなんてね」

「姉様。ヤジはともかく早く助けた方が良いかと」

「分かってる。『認識誤認ミスディレクション』───かーらーの、『すり替え(ミスイッチ)』!!」

 するといつの間にか接近していたトレスティン姉妹(?)の姉、ベレッカがスキルを発動し、触手に捕まる佐夜と新の姿が一瞬で丸太にすり替わり、2人は難を逃れた。


「あ、貴女は……」

「話は後。今は任務に集中しなさい!」

「は、はいっ」

 ベレッカに諭され、2人は触手の出現と共に縮んだアニカの元へと駆け寄ろうとする。


 しかし、


 シュルルルルルルr───────


「っ、またですか!?」

「くっ、これじゃあ近付けないよっ」

 ベレッカの転機で1度触手の束縛から逃れたが、再び別の触手が2人に迫る。


「そう来ると思ってあらかじめ有効そうなカードを引いていたんですよ。『鎖縛チェーンバインド』!!」

「っ!?」

「これは……っ」

「鎖?」

 シャルルが引いていたカードの効果でアニカとアニカから出ている触手は鎖によって束縛された。


「2人共、今です!!」

「あ、そっか」

「行きますよ!」

 一瞬鎖に目が行ったが、シャルルの言葉で我に返り、2人は遂に再びアニカの元に辿り着く。


「じゃ行くよ新君!」

「ええ」

 佐夜と一緒に『魂中侵入スピリットダイブ』する為、新は佐夜と手を繋ぎ、佐夜は開いたもう一方の手をアニカに触れる。


魂中侵入スピリットダイブ!!」

「っ」

 そして2人はアニカの中に入った。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 ~おまけSS~


「……なぁ、俺達何時までこうしてればいいんだ?」

「何時までってそりゃあ合体を解くか、漏れたエネルギーが出尽くすまでだろ」

「OH……それまで耐えれるのか、コレ……」

 かめ○め波のポーズのままオーバーヒート&エネルギー漏れを起こしたカイザークロス内で5人は途方に暮れていた。

 オーバーヒートはともかく、エネルギー漏れは深刻でその状態のままロボを動かすと全身金属なので摩擦や火花が生じ、エネルギーに点火して大爆発を起こしかねない。

 故に解決策として、ゆっくり動かして合体を解くか、このポーズのまま維持してエネルギー切れを待つか、だ。


 しかし戦闘機のエネルギーってそうそう簡単に燃料切れなんて起こさないので5人はゆっくり動かして合体を解く事にした。


「ん……ん、ちょ、ちょっとラキエル。羽パタパタさせないでよ。鼻に掛かる……っ」

「ご、ごめんなさい。ジッとしてるとムズムズして」

「こっちがムズムズする……ゎ、クシュン!!」

 と、ラキエルの羽が詩紗の鼻をくすぐり、クシャミの反動で思わずレバーを動かしてしまい、ロボが普通に動き、接触で火花が生じた。


「「「「あ………」」」」

「あ──────」





 チュドォーン────────────






「「「「「「「う、うわああああああああああああああああ!!?」」」」」」」


 案の定大爆発を起こし、中に乗っていた5人はおろか、周りにいた連中も巻き込んで何人かが爆発の余波を受けた。当然爆心地の5人は即死。アルゴノートに転送されました。

 ※:ちなみに佐夜達とアニカは愛沙のシールドで無事です。




マロン「やっと話が進んだわね。早く終わらせて出番増やしなさい!」

ハーマン「その時までに筋肉度を5割UPさせねばなっ」

マロン「それ以上増やしたらホラーじゃない……」


次回は少し更新が遅れます。

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