第12話 ~死者達の復活(すぐ屠られるけど)~
マロン「早くこの章終わらないかしらね?」
ハーマン「うむ。早く帰って来てもらってこの鍛えた肉体を見せつけたいわ!」
マロン「はいはい。分かったから今ここで筋肉を膨らませるのは止めて」
作者「何コレ」
前回までのあらすじ。
ゼクター「我が儘言うのもいい加減にしろ! 犯すぞゴラァ( ゜Д ゜#)」
佐夜「ひゃあ! 犯されるー!?Σ(゜□ ゜)」
マロン「……え、こんなセリフだったっけ?」
クー「さぁ?(興味無い)」
全然違います。
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「おらららららららららr────」
「おい、若干右上に浮いているぞ。高度を下げさせろ!」
「くぅっ。アニカの中に大ボスが入っている所為でカレー液が効きにくいっ」
特製カレー液と実弾を用いてアニカが外界に出ない様、皆で牽制し合う。
ここで一旦状況を整理しよう。
罠を張った世界食いの策を間一髪で健太が佐夜と新を救い(健太は代わりにマミられた)、その後依代として引きずり込んだアニカの中に入って身体を奪った世界食いを外に追い出す為に佐夜と新は『魂中侵入』しないといけない。
けどそれには時間制限があり、滅落30分前までにアニカを救う事。しかも実際残り50分しかない。
そして問題がもう一つ。もしアニカを取り押さえるのを失敗し、アニカが外界に出ようものなら上層部が決めた定義により、亜空間で待機しているゼクターとゼロによってアニカごと世界食いを破壊するらしい。
つまり残り50分までにアニカ(コードイーター)が外界に出ない様、遠距離で押さえつつ、アニカの身体に直接接触して『魂中侵入』で侵入。内側から世界食いを追い出さなくてはいけない。
結構ハードな難易度だ。
それに『魂中侵入』でアニカの中に入れたとしても産まれて間もないアニカの自我が残っているとも限らない。そうだったら例え中に入れたとしてもアニカを救う事が出来ずにBADEND直行だ。
……BADENDといっても物語が終わる訳じゃ無いけど。
「むぅ、だったらこれでも食らえっ」
「え、リオ、今何投げたんだ?」
ポポイと何かをアニカに投げたリオにガレストが尋ねる。
「何ってアニカの好物『肉巻きおにぎり&焼き焼売』だよ?」
「食べ物で釣る気かよ!?」
「そだよ?」
まぁ『くらえ』じゃなくて『食らえ』って言ってたし。
「っ!? はむはむはむっ」
「「「「「「って、食うんかい!?」」」」」」
身体の本能からなのか上昇を止めてリオが投げた『肉巻きおにぎり&焼き焼売』を上手くキャッチして食べるアニカに一同ツッコむ。
「──ってみんな、ノンキにツッコんでないで攻撃攻撃!」
「そうだった───って何だこの霧は!?」
「まずい、吸ったら体力削られるぞ!?」
「と同時にマスターハンド|(仮)だと!?」
「これはやべぇ!?」
アニカの身体はおにぎり等を食べているものの、アニカを支配している世界食いはそんな事お構いなしに次の手を打ってくる。
「あ、くそっ、アニカがドンドン上がっていく」
「ゼリア軍からの長距離牽制もこの霧の所為で直撃しないっ」
吸えば体力が著しく低下する黒の霧に、谷底から這い上がってきた時に瘴気が圧縮して出来た黒の両手|(8セット)が皆を襲う。多分外界に出るまでの時間稼ぎなのだろうがアニカから距離を取れば取るほどアニカが上昇しやすくなるので早く 対処しなくてはならない。
ちなみに能力を持っているハルマ小隊は前線でスキル&武器を用いて攻撃、能力の無いゼリア軍達は後方でアニカの上昇を抑える掛かりを担っていたがこの霧がジャミング的な役割を果たし上手く当たらない。
「霧が邪魔なら吹き飛ばせばいいだろ」
「サポートします。ドロー!」
すると風属性の東島が魔法を練り、何故か勝手に東島のサポートに付いたシャルルがカードをドロー。引いたカードは『マジックウェイパー』。魔法攻撃力・効果が倍になるカードで、シャルルはそれを東島に使用する。
「ふ、余計な事を──『ハリケーンストライク(吹き飛ばし)』!!」
その効果のお陰なのか、はたまた過剰効果なのか周囲に撒き散らされた黒霧が取り払われて散る。ついでにアニカもノックバックしてしまったが。
「と、東島さん……」
「ん? おわっ!? 何で泣いてる!?」
思いっきり魔法をぶちかました東島がドヤ顔していると何故か目に涙を浮かべているシャルルを見て驚く。
「よ、余計な事、だったのですか……?」
「うぇ? あ、あーアレだ。言葉の綾だ」
「綾……って事は本当は役に立ったのですね!?」
「一応、な」
「うれしいです!」
「ぬぉっ!? 何で抱き付く!?」
先ほど放った定番のセリフ『ふ、余計な事を』で心が傷付いたシャルルに頭を掻きながら釈明する東島。すると泣き顔から一転して満面の笑顔になったシャルルが抱き着いてきて東島が焦る。なまじ見た目が美少女(佐夜には負けるが)なので扱いに困るのだ。
※:シャルルはリオと同じ男の娘です。佐夜もだけど。
「「「「「「じと~~~~~~~」」」」」」←全員から白い目
「───はっ!?」
「あ、あぁぁ………」
皆で協力して事に当たっている中でそんな事をすればどんな目で見られるか。まぁ当たり前の様に皆にジト目で見られて東島は無理矢理シャルルを引き剥がしてシャルルが残念がる。
「お~い、お二人さ~ん。イチャつくのは全部終わってからにしてもらっていいかな? かな?(怒)」
「いや別にイチャついてはいねーよ」
そんな2人の元にリオが分かりやすく怒りマークを浮かべて笑顔で言う。
「い、イチャつくだなんてそんな………ぽっ|(赤面)」
「ほら、説得力かいむだよっ」
「グダグダすぎる……」
イヤンイヤンするシャルルを指差してツッコむリオに東島は溜息を付いた。
とはいえ3人がコントみたいな事をやっている間に黒霧が無くなった事で攻撃が可能となった黒手を他の者達が撃破する。
「RRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRROOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!」
「っ!? 次は何か?」
「アホか、変な期待してないで佐夜達がアニカとの接触に成功するまで攻撃して動きを封じろ!」
戦国時代出身の影響か戦闘狂である詩織こと信長がルルセナに怒られる。
「おおおおおおおおおおおおああああおおおおおおお!!!」
「がぁぁぁぁあああああああああああああああああああr!!!」
「…………………………っ!!!」
アニカこと世界喰いが次に打った手は黒い人形。それもただの人形ではない。
「おいおいおいおい。あいつ等はまさか……っ!?」
「……どうやらそのまさかみたいですね多少君」
それを見た唯一の召喚勇者から参戦している多少重貴と召喚されたものの勇者としての素質が無くて一時期闇落ちした芝崎新(&メアリーとの融合体)の2人は同じ結論を出す。
「え、君達あの連中知っているの?」
「知り合いじゃないけどあの恰好は見覚えある」
「ですね。僕……いや僕と融合したメアリーの記憶にも見覚えがあります。アレは────」
同行している佐夜に新と重貴は苦虫を噛んで言う。
「「───この世界で死んだ異界人達っ!!」」
「な……なんだと!? うぐぁ!?」
てっきり黒の手同様、人の形を模った物だと思っていた月は驚きのあまりうっかり攻撃の手が止まって2人の方を向いたその瞬間、的から吹っ飛ばしの攻撃を受けてノックバックし前線(佐夜達)から離れてしまった。
「アレは長い間この地に眠っていた異界人達の怨霊・悪霊そのものです。恐らく異界人達の魂を取り込んだ世界食いが仮初めの肉体を与えたのかと」
「ああ。実際あの中に勇者の恰好をした奴が大勢いるし、この馬鹿が先日殺した4人もあの中にいる」
「君の所為!?」
「まぁ、そうですね。言い訳はしませんよ」
佐夜が知らないのも当然だが重貴と新はあの中に先日新が殺した4人の勇者がいる事を発見し、当の殺した本人は苦笑いを受かべるしかない。
重貴と新が言う様にこの黒き人形はこの世界で死んだ異界人(主に日本人が多数)で勇者や次元転移で飛ばされてきた人達の魂が地下深くに沈殿下したものを世界喰いが取り込み、今こうして仮初めの肉体を得て佐夜達を襲っている。
ちなみに仮初めの肉体を得たとはいえ本人の自我があるのかどうかは分からない上、そんな事今は検証している暇は無い。
なので人の形をしているとはいえ、所詮相手は死者。寧ろキチンと殺してあげるのが礼儀といわんばかりに皆、ガンガン死者共を葬っていく。これで成仏出来るなら苦労しないがまだ成仏出来ていない場合は後でユフィに浄仏魔法をしてもらえばいいだろう。
ズシャズシャ、ズバババb────
「はっはぁー! どうしたネノクニの住人共よ。歯応えが無さ過ぎるぞ」
「うむ。元が勇者なので少しは期待していたんじゃが……とんだ雑魚じゃのぅ」
……だからってそんな嬉しそうに人間(?)を屠るのはどうかと思うが?
※:ちなみに上記のこの2人は誰でしょう?(もう答え言っている様な物だけど)
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~SS(その頃のヴァンが率いる1組)~
「くそ……っ。どうしてもこのちょいジャンプが出来ないっ」
「後ちょっとなのに……えいっ」
ひょい───
デュクシュ!
『(前略)♪♪♪~~、デッデッデーン♪』←BGM
GAMEOVER
PRESS ‘R’ TO TRY AGAIN
「ぬぁー! このSGGKがむかつく!!」
「イーブイとか何なのこの針の配置!?」
「ぐはっ、また針が飛んで来た!?」
「針の斜め飛びは止めて!?」
「羅生門とか意味分からん」
………どうやらこちらはこちらで何かに手古摺っている模様。
あ、ちなみにヴァン達がいる世界は分かる人には分かる超有名なフリゲのアレです。
次章の伏線的な感じです。
自分はエクスプローラーで発狂しますた。




