第2話 ~SAN値減少にて精神異常(笑)~
2日前に更新した筈なのに更新されていなかった………だと?
ええい、なら再投稿じゃ!
(単に更新時、エラーに気付かなかっただけ)
後今回は少し短め。
「あ、2人共帰って来まし……た?」
覚助がゴリラ|(笑)に襲われている佐夜を助け出し、みんなの元へ戻って来るとその2人を見て陽菜々が首を傾げた。
「それより何で佐夜、泣きながらアホの腕に抱き付いてるの?」
「アホ言うなし」
泣き顔の佐夜に抱き付かれてデレデレしていた覚助だったが、詩紗にアホ言われてツッコむ。
「oh……。お前達………遂にヤッたのか?」
「ヤッてねーよ!?」
日本人じゃないマックが凄い形相(劇画風)で訪ねてくるので覚助も真顔(こちらも劇画風)で否定。つかそもそも現在の佐夜の性別は男なので以下ry。
「……っく………ひっく………(泣)」
「ほーらほら。もう大丈夫だよ、怖くないよ~?」
「お姉さん達に話してごらん」
「きゅいきゅい」
とりあえず佐夜を覚助から引っ剥がして女子達が佐夜を抱きしめる。
「DE、一体何があったんだ?」
「それが佐夜、ゴリラっぽい魔物に襲われそうになってた。しかも殺されるのではなく18禁方面、でな。後少し遅れてたら犯られて佐夜の精神が壊される危険だったぜ。危ねぇ」
「ぅゎ。オークじゃなくゴリラか。流石幻想界(?)」
「幻想界関係無い」
佐夜があんな状態なのでマックが覚助に事情を聞き出す。確かにこういうのは普通、オーク辺りなのだがこれも世界喰いの終末現象なのか、変な事が起こっている様だ。
さっきまで自分で何とかすると意気込んでいた佐夜もすっかり小動物みたいに震えている。余程恐怖を感じたみたい。
みんなで佐夜を宥めて佐夜が落ち着いて会話が出来る様になってから先ほど先走って最後まで聞かなかった話の内容を話す。
基本的に世界が滅落やその他の危機に相対した時、流石に身の安全が第一なので任務を放棄してでも逃げる事を推奨しているので佐夜の様なお人好しや下手に正義感が強い者にはあえて『任務を放棄して撤退』を伝えない事もある。暴れられて余計混乱を引き起こされたら困るからだ。さっきの佐夜の様に。
で、ここまでは先ほどまで佐夜が聞いた内容。
実はこの上からの撤退命令を撤回する方法がある。
それは皆や上司を説得するだけの根拠か大義名分、もしくは『神玉』を使う方法だ。
『神玉』を使えば確かにその願いで皆を半強制的に任務を続行させる事は出来るけどその後が怖い。なんせ本人の意思を無視して危険を冒させるのだから。
じゃあみんなを説得できる根拠があればいい?
でも佐夜はゼロみたいに天才じゃない上、考える時間も無い。
ではどうすればいいのだろうか?
・・・・・・・・・・・・・・・(佐夜思考中)。
「……佐夜、まだ回収───っていうか保護していない奴がいただろ?」
「え……? ………あ! アニカ!」
「そういうこった」
さっきの出来事ですっかり頭から抜けていたアニカの存在を思い出した。
「そうだった。まだアニカ見つかってないっ」
「そう、だからまだこの世界から出る訳にはいかなくなったの」
「だからアニカが見つかるまでまだ時間の猶予があるって訳だ」
もしアニカが普通の人間だったならば最悪『見捨てる』選択肢もありえたのだが、アニカは大量の(異界人)死体を素材に作られたアンデッド。どんな能力が隠されているのかも分かっていないブラックボックスの塊なので安易な放置が出来ない。
「あ、でも時間はあってもそれがこの世界の人達を救う理由にはなってないんじゃ?」
先ほどの精神ショックを受けた所為なのか、すっかり僕っ子性格になった佐夜が軽く腕を組みつつ人差し指を頬に当て首を傾げて言う。何か覚助が「か、かわゆすっ」とか鼻押さえて呟いているが放置しよう。末期か。
「それがね、ちゃんと理由はあったんだよ佐夜っち」
「え?」
「あったというか、ついさっき承認されたんだけどな」←覚助
「え、え?」
そういいながら優李はスマホではなく画面の大きいタブレットを取り出して佐夜にとある映像(動画)を見せる。
そこには食中毒の注意喚起やキチンとしたカレーの作り方講座をする佐夜の姿。
「あ、違う。これじゃない」
「違うんかい」
直接関係無いわけではないが上司の命令を完全撤回させる動画ではないらしいのでスワイプさせて別の動画に移動させる。
「え、これって………」
そこには先ほどまで高台で歌っていた佐夜のライブ映像が映っていた。しかもご丁寧に下にいた兵や冒険者達はCGで消し、更にドローンを使っていたのか色んな角度から佐夜の姿が映っている為、これはどう見てもアレである。
「……もしかしてこれって次回のPV」
「Aー、どうやらそうみたいだ。俺達はてっきり勇者共を回収する為だけの時間稼ぎだと思っていたけど同時にPV撮影もやってたんだな」
ちなみに提供はアルゴノートから。
「で、何か今となっては協会にとって有益と広報担当気味になっているアンタが勝手にキレて一人で行動し始めた事に焦った上層部はすぐさまアンタの願いを聞く羽目になったって訳」
「え、そんな事でこっちのいうこと聞いてくれるの?」
「ま、アレだ。何だかんだ行動を起こした事で道が開けたって事さ。多分」
「適当過ぎる」
さっきまで頑なに撤退命令されたのに勝手に行動したら許された。
もしかしてこれ贔屓にされてる?
「……とはいえこれでは他の生徒に佐夜贔屓だと言われかねない。佐夜、神玉を全部渡せ。一時的に没収だ」
「ぼ、没収?」
と、ここまで黙っていたゼクターが佐夜の元にやって来て言う。
「ああ、他の者には「佐夜が『神玉』を使って上の命令を撤回させた」と言っておく。理由はそうだな……「アニカがまだ見つかっていないから」でいいか?」
「良くないよっ。これじゃわた……こほんっ。これじゃあ僕がワガママ言ってるようなもんじゃん!」
ゼクターの提案に一瞬佐夜のセリフが詰まる。
………ん?
「……今『私』って言いかけてませんでしたか?」←陽菜々
「言ってない言ってないっ」
「……相当SAN値が削られた様ね。精神の女性化が進行してるじゃない」←詩紗
「進行してないわよ!」
「「してるじゃねぇか……(ゆっくり風)」」←覚助&マック
「これで幽霊の美里さんが憑依すれば完全な女の子ね♪」←優李
(憑く?)←幽霊の喜屋武美里さん
「憑かなくていい!」
精神が不安定な佐夜が吠える。やや怒っている様だがどう見ても可愛い。
「さて、そろそろ他の現場にいる者達も今行っている任務が終わる頃だから俺から連絡しておく。お前達は佐夜を連れてさっきの戦場に戻ってあの馬鹿皇子達を説得して争いを終わらせてこい」
「えぇ……またあそこ行くのかよ………」
「普通に行くのだけならまだマシも佐夜を連れて行ったらヤバいんじゃない?」
「Aー、佐夜を奪い合う未来しか見えねぇ」
「佐夜っち投入で余計混乱しそう」
何か皆の脳裏に「止めて、私の為に争わないで!」と言っている佐夜の姿が浮かぶ。
「だ、大丈夫ですよ。いざとなったら転移で逃げますから」
「逃げたらダメでしょ。何とか説得しないとあの人達みんな死んじゃうからっ」
「……駄目だ。どうしても佐夜が女の子にしか見えねえ」
「だから何回も言うけど僕、女の子じゃないから!」
「「「「「ええぇ~~~(納得のいかない顔)」」」」」
「えぇ~、じゃない!」
何だこいつら。
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「………ん?」
時は少し戻って数分前、東の国で北の軍勢を押し返していたイングが自分を呼ぶ声に反応し振り向く。だがそこには当然誰もいない。
「………イング、どうしたの?」
「いや、何か誰かに助けを呼ばれた様な気がした」
「え、でもイングここでは誰にも名乗っていませんわよね?」
「あぁ、どうせすぐに去る訳だしな。でも今のは………」
「今のは?」
「………いや、何でもない。多分自分の名前っぽく聞こえただけだろ」
「あー、ありますわねそういうの。私もあのロリ吸血鬼姉妹の姉と名前を間違われた事がありましたわ」
「………一文字違いじゃん」
「つかそういう幻想的な固有名詞を言うな」
名前は一文字違いだが容姿は正反対なエミリア。
「ほらアンタ達。私のSPがそろそろ溜まるから脱出する準備をしなさい」
「お、ようやくか」
「………変に長かった」
「ですがこれでようやく協会と機関への連絡が取れましたわね」
「これでとりあえずニケとタックと合流出来るな」
「で、後は例の7人目の子?」
「そうですわね。まだ何も思い出せてはいませんが」
「……駄目じゃん」
未だ何の手掛かりがないイング達に香山は眉を顰めた。
そしてその30分後、イング達は再会フラグが立つ事も回収する事も無く香山の転移能力でアンヴェを後にした。
リオ「ぅゎ、さややカワイソー」
ルルセナ「だから誰に言ってるんだー!?」
皆さんも小説投稿時きちんと投稿されているか確認した方がいいかと思います。たまたまだとは思うけどね。
ではまた。




