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第25話 ~どんだけ愛されてるんだ?(by マック)~

最近暑いからなのか、単に忙しいからなのか中々執筆が進まない……。

もうちょっと何とかしないと。

今回は少し短いのでSS追加しました。


 椿姫が清良達と合流して(ハルマ小隊を救出すべく)森へ再突入し、(魔王の)真桜や(深睡中の)寝郎がアンデッドを撃破(?)している頃、佐夜達は戦場を高台から見下ろして静観していた。


「なぁ、これって戦争、なんだよ、な?」

「多分? 一応一部本気で戦っている奴もいるからそう言っても過言じゃないが」

「むしろその他大勢のやっている事の方が疑問だよなぁ………」

 佐夜は体育座りをしながらその光景を眺める。


 東の国と西の国のやや小規模の戦争は約千人対千人での戦いで、その理由が中央地下水の利権ではなく佐夜の奪い合いときた不毛な争い。

 ……正直関わりたくないのが心情なのだが如何せん。西の国から参戦している者の中に異界人の勇者がいるのでその異界人を回収しなくてはいけないからどうやって紛れ込もうかと皆で意見を出し合っているのだ。

 だが悲しいかな。このメンツでは中々良い案が出なくて未だ出が出せない状態が続く。


 そんな中、戦場にて戦闘……というか佐夜を称える声が聞こえる。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「貴様等は何も分かってない。サヤたんのあの見目麗しい姿を!」

「神々しい後光が刺す女神はそうそういない!」

「なのに口調が『俺』というギャップが堪らない!」

「百合じゃなかった私でも百合に目覚める程可愛いすぎるでしょ!」

「全面的に同意! あぁ、お姉さまぁ~」

「何っ? 佐夜をそんな非効率で不純(アブノーマル)な嗜好に行けせる訳にはいかん!」

「不純て何よ!? 私達の佐夜ちゃんへの愛は純粋……いえ聖純なんだから!」

「そうよ不潔な男はあの方に近付けさせない!」

「はっ、純粋だの聖純だのそんな事を言う輩に碌な奴はいねぇな!」

「何よ!?」

「何だと!?」

「何で味方同士で喧嘩してるんだお前等は!?」

 と、東の国側の一部の男女が敵ではなく味方同士で喧嘩しセロファンに怒られる。


「はんっ、何だかんだとお前達はサヤの外見しか見ていないではないか。そんなんであの子を射止める事なんて出来る訳がないだろ!」

「そうだ! 肝心なのは中身だ。見た目と喋り方のギャップが可愛いのは当然だけど、不意に起こる緊急な出来事に慌てる姿と話す時に思わず舌を噛んで泣きそうになっている姿とかお前等見た事ないだろ?」

「それにあの子は子供に優しいし、子供に向ける顔が良い!」

「え、いいなぁ。そんな顔見た事ない! 羨まし過ぎる!」

「何故その時そこに私がいなかったのが悔やまれる……っ」

「おまけにあの子、女子更衣室に入ったと思ったら何故かすぐに真っ赤になって部屋を出て行くほど恥ずかしがり屋なのよ」

「はわはわしてて可愛かったよ~」

「え、何それ超見たい!」

「じゃ今から探しに行こうぜ!」

「「「おう!」」」

「お前達、今それどころじゃないだろ!?」

 西の国は西の国で戦場から帰ろうとしている者が出てそれどころじゃないらしい。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「相変わらず男女問わずモテモテだね佐夜っち」

「……にしても、人誑しって言うんだっけ? それにも程があるでしょ」

「諸行無常……だな」

「YO、慈愛の歌姫神~」

「きゅい~♪」

「恥ずかしいから揶揄うのやめて………」

 地元民どころか皆にも揶揄われ、体育座りの両手顔隠しでシクシク泣く佐夜。


「? 何で佐夜女子更衣室に入って顔真っ赤になって逃げだしたんだ? 蜚蠊(ゴキブリ)でも出たのか?」

「「アレを正式名称で言わないで!?」」

「へぶしっ!?」

 Gを正式名称で言ってしまい、女子2人から攻撃を喰らう覚助。


「というか覚助さん。佐夜さん男の人ですよ? 忘れたんですか?」

「なん……だと?」

 陽菜々の指摘に覚助はその言葉に衝撃を受けたのか、はたまた女子2人(詩紗&優李)の攻撃を受けて頭が痛いのか中二病みたいに片手で顔を隠し呻(うめ)く。


「い、何時(いつ)から俺は佐夜が女の子だと錯覚していた……?」

「「「「いや知らんし」」」」←詩紗・優李・マック・ゼクター

「ええぇぇ………」←陽菜々

 どうやら覚助は長い間、佐夜の性別について触れてなかった所為ですっかり佐夜が女の子だと錯覚していた模様。思い出してorz……。

 ちなみに佐夜は戦争……というより佐夜談義から聞こえてくる声に耳を押さえて見ざる聞かざる状態なので覚助の厨二(?)云々は聞こえなかったようだ。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 そしてその頃──────


「はぁっ」

「ふんぬっ」

 佐夜談義を除く残りの1割以下の面々がメインの戦場の湧きでガチの戦いを繰り広げられている。これは佐夜とは関係無く本来の目的であるこの地の地下水を巡っての戦いだ。東の国の実質的なリーダーは騎士団長、西は勇者が先陣を切っている。


「やるな勇者……っ」

「アンタもな東の騎士団長……っ」

 騎士団長と勇者の剣がぶつかり合って鍔競り合いながら互いに褒め称える。本来これが正しい戦争だろう。この2人以外にもガチで戦いたい奴や理由があって戦争に参加している者、後は騎士や勇者などといった使命感的なものもあってほんの1部だけだがガチな戦争になっている。

 ちなみにもっと踏み込んだ話をすると、東の国の勇者(&異界人)達は皆、回収&送還済みなので仕方なく騎士団長が指揮を取る事になったそうな。


「……で、あいつ等は一体何やってんだ?」

「……恐らくサヤという娘についての魅力を語り合っているのだろう」

「はぁ?」

 意味が分からないという表情をする勇者──【敷田(しきだ)晴(せい)】に東の騎士団長──【ライズ・カンガイラー】が鍔競り合いながら東の国で起こった食中毒事件の事を話す。そして勿論何故いきなり戦争になったのかの経緯も。


「はぁ!? じゃあ何か? この戦いはそんな下らない理由で行っているってのか!?」

「しっ、あまりその事を悪く言うな。あの連中を皆敵に回すようなものだぞ」

「う……流石の勇者(おれら)でもあの数は無理だ……。どんだけ愛されてるんだよそいつ……」

 思わず剣を交える事を忘れてツッコんだ敷田にライズが慌てて止める。万が一佐夜の悪口(?)を聞かれたら自分も襲われる危険があったからだ。もっかい言うけどどんだけ振興されてるんだよ……。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「ほら佐夜さん。いい加減に現実に戻って来て下さーいっ」

「やぁ~~~」

 陽菜々が佐夜を揺さぶって現実に戻そうとするが佐夜は幼児化しているのかいやいやしている。何だか萌えるが今はそれどころじゃない。


「い、今起こった事をありのまま話すぜ? 何時から俺は佐夜を女の子だと錯覚していたんだろうか? まさか見えない敵からのスタ〇ド攻撃なのだろうか?」

「そんなわけあるか。お前もいい加減に戻って、こい!」

「かとりっ!?」

 こっちはこっちで錯乱している覚助をマックが愛銃でぶん殴る。


 ♪♪~♪~~~♪~~


「ん、ティーナか。どうした?」

 そんなアホな事をやっている最中、ゼクターのスマホにティーナからの着信が入る。


≪お父さん大変です! 西の国の軍がそちらに向かって行軍しています! それと同時刻にアルゴノートからも通信が入ってきて東の国からも軍が出撃しているそうです!≫

「何だと?」

 その凶報はちょっとメンドクサイ展開になりそうだった。


 ※:今回はここまで。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 ~SS(リオとシャルルとメイファ)~


リオ「んにゃあああああああああ!?」

シャルル「いやぁあああああああ!?」

 今日も今日とてリオとシャルルはタッグを組んでメイファに挑むが27手目くらいであっけなく敗北する。


メイファ「途中までは良い線行ってたんだけどねー。まさかシャルが引いたカードが自爆カードとか呆れるを通り越して笑っちゃうわ。つか何でそんなカードも入ってんのよ?」

シャルル「知りませんよ。そもそもこのデッキだって自動でカードが補充されるものですから何が入っているのか全然把握していないんですよ!?」

 怖い怖いと言いながらシャルルは左手に装着しているデッキを見る。自動で補充されるのはいいがそのデッキにはモンスターカードの類は一切入っていなく、あくまで魔法カードと罠カード、あと用途不明のカードしかない。


リオ「じゃあさ、シャルのそのデッキに入っているカードを引きまくってどんなのがあるか確認しようよ!」

メイファ「……アンタあれだけやられてよくピンピンしてられるね。ある意味感心するわ」

リオ「えへへー」

メイファ「褒めてない褒めてない。でもそれは良い案ね。いざという時また自爆カードを出されたら溜まったもんじゃないしね」

シャルル「う……確かに」

 シャルルのデッキの効果は味方全員に反映する場合もあるので『自爆』なんて物を使おうものなら全員が戦闘不能に陥る危険がある。


リオ「じゃあ早速1枚目行ってみよう!」

シャルル「はいはい。……ドロー!」


 ・・・・・・・・・。


リオ「げ」

シャルル「あ」

メイファ「OH、GOD……」


 ドカーン!!


 見事にまた『自爆』を引きましたとさ。


 そんなこんなでリオとシャルルの修業は続く。


リオ「にゃあああああああああああ!?」

シャルル「またこれぇ~~~~~~!?」

 ……しばらくは2人の悲鳴が鳴りやまなくなりそうだ。



前書きにも言ったけどもうちょっと執筆スピードを考えないといけないですね。

ではまた。


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