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第14話 ~男の娘≠オネエ~

長期連休サイコー。


「ほぉら、いい加減に起きなさいなぁ」


 ガッ!


「うぐっ!? ───はっ!?」

 何者かにチョップを入れられて目を覚ました忍者・半蔵はすぐさま周りを見渡し、自分を覚醒させた人物を目が合う。


「やっと起きたわねぇ。気分はDo?」

「未だ悪夢が脳裏をよぎるがもう大丈夫だ。起こしてくれて感謝する【杏樹(あんじゅ)】殿」

 未だ少し痛む頭を振り、身体を起こした半蔵は杏樹というガチムチの(・・・・・)おっさん(・・・・)に礼を言った。


 そう、名前こそ女性名だがこのおっさんは立派な男性。それもオネエ言葉から察するにどう見てもオカマです。はい。お疲れさまでした。


 前回にも説明したが半蔵は性別が不明な『男の娘』が苦手である。むしろ大嫌いといってもいいだろう。だがそれは男か女かが分からないからで、杏樹の様なガチムチおっさんオカマならば誰でも男だと分かるのでそこまで忌み嫌ってはいない。

 だが勘違いの無い様に言うと、半蔵は別にホモではない。普通に女性が好きなのだが、最初に付き合っていた彼女が『男の娘』だったて事でトラウマになっているだけなのである。

 ま、友達付き合いとしてならともかく、相手の性別を知らずに交際し、その後セッ〇ス時に発覚したらそりゃあトラウマにもなるわな。


「ここまで運んで来た子達に話聞いたわよ~? 何でもまたアタシの同族(・・)に接近されて気絶しちゃったんだってねぇ?」

「……男の娘に接近されて気絶したのは認めるが、杏樹殿と奴等を一緒にするな。あんたはただのオカマだ」

「あ゛あ゛ん!?」

「あ、いや、すまない。気疲れして心にも無い事言った。すまない」

「ん゛、んー。分かればいいのよぅ。分かれば」

 苦手ではあるが、見た目が女の子とどう見てもオカマのおっさんを一緒にするなと言ったら凄い顔で睨まれたので瞬時に謝った。


「それでどうだったのぉ、今年の新入生は?」

「そうだな。実際戦闘で戦闘不能(リタイア)した奴等はともかく、頭のキレる賢い奴が多そうだ」

 半蔵が今年の新入生の中で目を付けたのはまず先ほど会話した織田信長こと詩織、勇者である正義と優李、超回避能力の健太、壬生流(・・・)剣術の使い手である御剣、その他数名。


 そして最後に半蔵にとってある意味因縁ともいうべき存在の佐夜。本人は「俺は男だー!」と言っていたが、どう見ても見た目が女だ。故に男の娘。

 それはいい、問題はそいつの中にある只ならぬ存在の気配。能力は『錬成術』と言っていたがぶっちゃけその能力が活躍している様子はない。

 何でアイドルしてるんだよ。自分は男だと言いつつ何で女装してるんだよ。しかも心に響くほど歌が上手い。絶対これは錬成術以外に何かあると見た。


「今年はあのクラスだけでなく他のクラスにも優秀な人材が多いらしい。それだけ今回の次元震の被害が大きかったんだろうよ」

「そうねぇ。イイ男の子が多くてどれを選んだらいいか迷っちゃうわぁ」

「アンタ女が好きなんじゃなかったのか?」

 ホモではないっていうから組んでやっているのだが……まさか!?


「そうよぅ。アタシはバイセクシャル。どっちも好きよ~♪」

「ぐっ……マジかよ………」

 男の娘トラップから解放されたと思ったら今度はこっちかい!?

 道理で勇治郎の奴、杏樹殿の事言い難そうにしてたんだな。つか知っていたのかよ?


「そんなに心配しなくても大丈夫よぉ? 半蔵ちゃんはアタシの好みの範囲外だから☆」

「……それは良かった」

 こんな所で色んな物を散らせるわけにはいかないからなっ。


「うふふふふふ~~~」

「……やっぱり警戒しておくか」

 好みではないとは言ってたが、襲わないとも言っていないからな。要警戒態勢だ。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 所変わってここは東の国から西の国へ続く街道。その街道を6人の男女が激走していた。


「はっ、はっ、はひぃ……っ」

「キツイ………どんだけ長いんだよこの道は………」

「も、もうだめぽ……」

「黙って走れぇ………」

「何じゃ、もう息切れかぇ?」

「ZZZzzz……」

 ちなみに走っているメンツは先ほど戦闘をしたマック、覚助、椿姫、花蓮。そして自ら志願した正義に、みんなが戦ったりドラゴンの回復や周囲の警戒をしている中ずっとバスの中で呑気に寝ていたノンビリ男子【恵民(えいみん) 寝郎(ねろう)】が何もしなかった罰として一緒に受けている。椿姫以外は既にバテているのだが、寝郎だけ何故か走りながら器用に寝ている。どうやって走ってるんだそれ?


「おーい。流石にそろそろ休憩にするぞー。水分と塩分はこまめになー」

 先をゆっくり走るバスが止まり、東島と他の生徒達が降りてくる。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 閑話休題(という名の休憩中)─────

東島「(無糖)コーヒー美味ぇ」

メメット「……誰得?」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 そして2時間後、休憩が終わりマック達6人は再び走らされる。勿論バスは戦闘をゆっくり走行中。万が一誰かが脱落したらすぐに回収できるようにだ。


「ZZZzzz………」←寝郎

「ホント、どうやったら寝ながら走れるんだよこいつは?」←覚助

「最早これも一種の才能なのかもしれませんわね」←花蓮

「ううむ。奇怪じゃのぅ」←椿姫

「いやお前等真面目に走れよ。正義なんか意味も無くジグザクに走ってるし。何だアレ?」←マック

 マックが走りながら指し示す先には意味も無く小石を蹴りながらジグザグに走る正義の姿が。この4人(寝郎は寝てるので会話参加なし)には「何やってんだ?」と思う正義のこの行動だが、実はこれ新たな走行術の練習で、某・アメフト漫画の主人公もアメリカ修業でやっていた『デビ〇バットなんちゃら』の練習法らしい。

 ここに寝郎が起きていたり、他の物質界出身の者が一緒に走っていたら説明出来たのかも知れないが、生憎他には誰も走っていないので皆「ただ疲れが溜まるだけなのに何やってんだこいつ」みたいな目で正義の後ろを走る。


 キキィ────ッ!!


「「「「ん?」」」」

「んぁ?(鼻提灯が割れた)」

「ぬあっはぁっ!?」←バランス崩して転倒する正義。

 すると突然前方を走っていたバスが急ブレーキを掛けたのでそれに驚いた正義がこけ、寝郎が起き、後の4人がバスの前方を見つめる。


 ダラララララララララr─────


 ドーン、ドーン、ゴオー、バチバチバチ─────


 そこには何やら戦闘が行われている模様子。目を凝らさなくてもよく見えるわ。


 すぐに迷彩を施しているバスの後ろに隠れ状況を窺う。


 どうやら銃を持った連中と異能集団が戦っている模様子。


「おい6人共、今回は相手が銃持てるから俺等も参戦するぞ。出来るだけ死者を出さないようにな」

「出さない様になって、既に死んでるっぽい奴がいるんだけど?」

 正義が指し示す先には既に事切れた軍人や特殊スーツを着た人の姿が何人か見える。


「流石に預かり知らない時点での手遅れは俺等の責任じゃねーだろ。いいから行くぞ」

「「「「「「「「何で竹箒?」」」」」」」」

 東島が竹箒を持って先導する。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 ────物質界Bからやって来た西郷征也SIDE────


 ダラララララララr──────────


「ちっ、かれこれ1時間は撃たれ続けてるってのに奴等まだ弾切れしないのかよっ?」

「恐らく我々と同じく、どうしても資源を持ち帰る為に節約せずに全弾を使っている様ですね……」

「くそっ、翠山のバイタル反応が消えたっ」

「リーダー、我々のSP残量ももう殆ど残っていませんっ」

「リーダー、重火器の使用許可を!」

 戦闘前に建てていた防弾三脚のお陰で弾丸の霰を喰らっても大丈夫なのだが、戦闘の際に異能を使う為に必要なSP(MPみたいなもの)を全員使い切ってしまった上、SP切れ時にフラついて隙を作ってしまった1人が撃たれてしまい、つい先ほどバイタルが切れ、息を引き取った。


「……ダメだ。俺等世界から持ってきた古いタイプ(・・・・・)の重火器は使う際、反動が強過ぎる。この至近距離で使えば地崩れが起きる。そうなれば俺達や相手はともかく、資源がどうなるか分かってるだろ?」

 征也は本来取れる筈だった資源鉱石のバラバラ残骸を少し取り出して言う。


 実はこの世界に来る前、現地人などに捕まった時の為(オーバーテクノロジー防止)に最先端の武器や道具を持ってこなかった征也達は振動が強い古いタイプの道具を持ち込んだのだが、この世界の地盤が結構脆い事を考慮してなかったが故、別の所で掘った時、何割かの資源が掘った時の振動で分離したり割れたりして半分くらい無駄になってしまったのだ。


 なので振動の強い道具や武器を使うと資源は勿論自分達の身も危ない。かといえ、このままではどんどん接近されてチェックメイトされてしまうだろう。

 征也の決断が迫る。


 どうせこのままではジリ貧だ。オーバーテクノロジーがどうのとか気にせず最先端のレールガンとかFRTとか持ち込めばよかったと征也は愚痴りながらも唯一反動の低いハンドガンで応戦する。

 もう既に全員のSPは0だ。


 最悪相手がこちらに近付いた時、地盤に穴を開けて一緒に落ちて巻き込もうかと征也は思った。


 その時、

「おーい、お前等ー。武器を置いて速やかに投降しろー!」

「……は?」

 両組織(?)が戦っている最中突然横から竹箒を持った男が箒を肩に乗せて訳の分からない事を言い出した。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 ────ベレッカがいなくなった物質界Aのゼリア軍────


「100秒経ちました。では次のカードをドローです!」

 シャルル少佐が左手に取り憑いて(・・・・・)いる(・・)秘宝具(アーティファクト)デッキから1枚ドローする。


「私はここで再び永続魔法『増える弾丸』を発動」

 そうシャルルが叫んだ瞬間、そろそろ切れそうだった弾が再びMAX近く装填され、部下達は皆、弾切れを恐れる事無く打ち続ける。


「そして手札より速攻罠(トラップ)『雷の楯(ライシールド)』!」

 続けて相手がハンドガンで反撃に移るのを見て罠(トラップ)カードを発動させ、相手リーダーと思われる男が撃った弾が楯に弾かれ、まるでレールガンの様に跳弾になり、物凄い速度で相手の楯に当たり、楯にヒビが入る。


「のあああああああああああああっはあああああぁぁぁっ!?」 

 リーダーと思われる男の眼前の楯に電気を帯びた弾がめり込み、男がビックリする。


「……やっぱりこれ便利ですね。カードを引く時いちいち「ドロー!」と言わないといけないのが面倒くさいですが」

 と、シャルルは左腕に着いたデッキに目を向ける。


 =======================


 シャルルがこの摩訶不思議で呪われた謎デッキに出会ったのは2年前。


 資源を求め、色んな世界と門(ゲート)を繋げていた時の事だ。

 うっかり調整をミスった研究員の所為で門(ゲート)が暴走し、門の近くにいたベレッカとシャルルが門に吸い込まれしまったのだ。


 その際、2人は別々の世界へと転移するのだがベレッカの方は一先ず置いておいてシャルルの話。

 シャルルが次元転移したのは某有名な遊〇王に非常に酷似したカード世界。


 それも何故か呪われた物や強力が故に封印されたデッキが多数眠っている場所に転移したシャルル。その中で手に取った物が今左手に付けている物だ。

 佐夜と同じく腕輪型の物でその彩色に引かれたシャルルはうっかりそれを手に取って左手に装着。するとその腕輪が左手首と一体化し取れなくなる。

 それと同時に飾られていた腕輪がそこに無いのを感知したセンサーが反応しセキュリティーが作動。シャルルは腕輪が一体化した左手とセキュリティーのダブルでパニック。


 バタバタバタ────


「っ!?」

 恐らく警備の者が来たのだろう。咄嗟に物陰に隠れるシャルル。


「っ、そこにいるのは誰だ!?」

「!?」

 だが何故か簡単に居場所がばれ、更に何かしらの殺気を感じたシャルルは咄嗟に回避し、先ほどまでいた場所に斬撃が走り柱が抉れる。その攻撃力にシャルルは動揺する。


「んなっ!? シェリル王女殿下!? 1年前、大病で亡くなった筈では!?」

「……へ?」

 そして動揺しながらもシャルルは警備の者と対峙する。するとシャルルの姿を目にした警備の者の目が見開き、信じられないものを目にしたかの様な表情をした。


 どうやら話を聞く所シャルルはこの世界──というかこの国のシェリル王女殿下に瓜二つらしい。で、シャルルはその自分の容姿を生かし、王女が生き返ったかの様に振舞い、警備の者を騙し、この世界の事を詳しく聞く。

 その際生き返った代償として記憶が抜けてしまった云々で誤魔化しつつ先ほどうっかり身に付けてしまった腕輪の事を聞き出してその使い方を知る。


 どうやらこの世界ではカードによるモンスターを召喚させ、戦う世界の様。

 カードにはモンスター、魔法、罠(トラップ)の3種類あり、それを駆使して争うのだそうだ。先ほどの警備が柱を抉ったのも召喚したモンスターの攻撃らしい。


 そして自分達がいるこの場所は強すぎるカードや呪われたデッキなどが眠る国の要機密保管庫らしく、うっかり装着してしまった腕輪もその一つだったって事がここで発覚する。

 しかもこの腕輪はドロー時に透明なデッキへと変化しカードを引くことが出来る。故に常に持ち運びが可能。

 だが忘れてはいけない。ここは機密保管庫、この腕輪がただの腕輪な訳がない。


 で、分かったのがこの腕輪の名は『名も無き王(ロードオブ)族の使役(ファイ)』。この中にはモンスターカードは1枚も入(・・・・)っていない(・・・・・)という事。入れようにもデッキに弾かれる故、要するに雑魚で呪われたデッキという事。

 ……つまりいうと「クソ使えねえぇぇぇっ!?」デッキである。


 流石の某・遊〇王の歴代主人公でもモンスター無しで相手に勝つのは無理がある。っていうか無理。カウンター系の魔法や罠(トラップ)がいくら入っていようが攻め続けられれば敗北必死である。


 その後、シャルルはその世界で亡くなっているという王女の名を利用して、色んな事を教わり、半年後元の世界から救出に来たゼリア軍達に回収されるように忽然とその世界から去って行った。

 ちなみにその間、その世界での資源調査も行っていたが、この世界ではカードでの戦闘がメインなので物理兵器では難しいだろうという判断の元、断念している。


 =======================


(あれから1年半、ようやくデッキのレベルも戦闘で使える様になりましたしね)

 『増える弾丸』で弾の数を増やしながらシャルルは回想に耽る。


 元々誰かのデッキだったとはいえ、シャルルが最初そのデッキに入っていたカードを引いて見ると『ダメージを10%軽減』とか『2割の確率で相手の攻撃を無効化する』的な超使えないカードばかり入っていた。

 だが、練習するにつれて勝手にデッキのカードが成長しているのか、どんどん効率の良いカードになったり、新カードも続々出て来る様になってからはこの1年半もの間ずっと武器を持った部下達と模擬戦をしながら練習を行っていた。

 ちなみに戦闘開始時に『決闘(デュエル)』と言えば、100秒毎にカードを引く事が出来るがそれ以外だと600秒(10分間)待たなくてはいけない。

 え? じゃあずっと決闘(デュエル)状態を維持しておけって?

 それが出来れば苦労しないって。理由は言えないけどそれは無理。


 とはいえ、デッキレベルを上げるべくひたすら練習と訓練を行い、ようやく実戦で使えるようになった頃には既に姉と父上はレニアナ侵攻に出ていてシャルルは留守番するしかなかった。

 だが結果としてレニアナ侵攻は世界管理協会と名乗る連中に阻まれ強制送還され、父上がその責任を取らされて首を切られた。物理的に。


 そして姉もこの世界で勇者に追われ行方知れずだ。きっともう死んでるんだろう。


 小さい頃より大好きだったベレッカ姉さま。

 せめて姉さまの分まで任務を全うしよう。

 そしてこの任務が終わり資源を持ち帰ったら軍を止めよう。


 そう思い、シャルルはもう一枚カードを切ってそのカードを発動させようとした。最早相手に反撃の手段が無い事が分かっているので早く終わらそうと。


 その時、

「おーい、お前等ー。武器を置いて速やかに投降しろー!」

「………え?」

 横から気怠げな顔をし、一人の男が竹箒を担ぎながら意味の分からない事を言ってきた。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 ~SS(リオのピザまん普及活動?)~


リオ「あ、タッキーとござるさんだ。ピザまん食べる?」

健太「お、いいのか?」

御剣「かたじけない」

リオ「どぞどぞ」

御剣「(はもっ)………辛いっ!?」 

健太「か……っ!? ピ、ピザまんなのに辛いっっっ!!?」」

リオ「あ、あはは、やっぱり?」

 不意打ち&あまりの辛さにのた打ち回る2人。


加奈「? どうしたの2人共。こんな所でブレイクダンス?」

健太「かはっ、ん゛なわげあるがぁー!」

御剣「~~~~~~(声にならない)」

リオ「にゃはは、ちょっとしたアクシデントがあってねー」

 と、リオは未だのた打ち回る御剣を知る目に何でピザまんがこんなに辛いのか説明する。


 つっても話は単純で、イニシエの中華屋の新商品らしく、冷凍でそれを買ったのだが、表面に書いてある『ちょっと辛い?』表示と裏面に描かれたキャラクターの禍々しさに違和感を感じたのでリオはこの2人に食わせてみたのだ。

 で、結果は言うまでもない。


リオ「まだまだあと4つくらいあるけどカナッペ食べる?」

加奈「い、要らないそんな危険なものっ。自分で処理しなさいよ」

リオ「ちぇー」

 加奈は要らないそうなのでリオは仕方なく手に乗せたピザまんを仕舞おうとした。その時、


義信「お? ピザまんか、もーらい♪」

男子先輩A「同じく」

男子先輩B「俺も俺も」

佐夜「あ……」

 偶然通りかかった義信とその他の先輩達2人がリオが食べないであろうピザまんを手に取り、何の疑いも無くパクリ。佐夜も一緒に来ていたのだが、佐夜はリオの持っていたそれを見て察する。「あの時のか……」と。


 そして、

3人「「「ぐわあああああああぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」」」

 新たにのた打ち回る3人が増えた。


リオ「んー? 見た目は普通なのになぁ? そんなに辛い?」

健太「いや辛いというより最早痛覚だぞそれ。痛みしか感じねえ」

リオ「あははは、痛いとか大げさだよ~」

加奈「じゃあ食べてみればいいじゃない( ̄ー ̄)」

リオ「お、おおう……。そだね、自分で買ったもんだしね」

 のた打ち回る4人を見て少し動揺しつつもリオは自分で買った最後の1個を恐る恐るパクリ。


 もぐもぐもぐ。


 もぐもぐも────


リオ「っっ!!?」

 で、案の定目を見開いたリオは、

リオ「~~~~~~~~~~~~っ(とても声にならない悲鳴)」

 残りを佐夜に手渡し、そのまま口を押えてどこかに走り去って行ってしまった。


佐夜「ん~~~。そんないに辛いかな、これ?」

6人「「「「「「普通に食っとる!?」」」」」」

佐夜「?」

 辛いとは言うが勿体無いので残りを処理しようと食べる佐夜だったが以外にも辛いのは平気だったらしい?(単に錬成術の自動毒物分解機能が働いただけ)



次回は5月6~7日くらいに投稿します(あくまで予定)。

第6章も長くなりそうだ。

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